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マーシュ村探索開始

趣味で書き始めました。読む前に、以下の注意に目を通してください。


【注意事項】


・ハーレムは展開次第。


・デスゲームなし。


・俺tueee、チート能力。


・中二主人公。


・読みづらい。


・残酷な描写や暴力表現あり。


・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。


「船の近くに何かいる」

「あぁ、魚人も集まってきているね」

「昼間に言ってたヤツか?」


 闘争を予感してか、少年の口の端は徐々に持ち上がっていく。

同郷とはいえ、クリスは敵対したなら遠慮しないだろう、顔見知り相手でも。そうこうしている内に、甲板に通じる扉の前に出た。

佳大とクリスなら問題なく破壊できるが、要らぬ邪魔が入るだろう。


開錠アンロック


 鍵が開く。

静かに扉を開けると、甲板はターニャの言うとおり、霧に包まれていた。

甲板からは、朧な夜闇に横たわる船着き場の姿が見て取れた――戻ってきている。


「船員はどこだ?」


 ジャックが左見右見した時、ターニャは口を開けて船尾甲板の方を見ていた。

船員の死体がある。息絶えた船夫が舵輪にもたれかかり、船体は無意味に回転していた。

クリスは気づいていたらしく、虫の死骸でも見るような顔をしている。

船着き場の姿は徐々に大きくなり、まもなく突き上げるような震えが4名を襲った。乗り上げたらしい。


「陸に上がろう」


 佳大は3人に聞こえるよう、はっきりと口にすると大きく跳躍。

港に降りた彼に、3人も続いた。ターニャは身のこなしが軽く、猫が塀から降りるように着地。

身体能力に劣るジャックは、クリスに抱えられ、一緒に降りてきた。波止場に放り捨てられたジャックは、立ち上がりながら声を掛けた。


「船長はいいのか?」

「反応無かったし、どうせ死んでるよ。客が起き出して問い詰められたら面倒臭いし、さっさと行こう」


 船に残ろうが、陸に上がろうが厄介の度合いは変わらない。

立ち込める霧――触れているだけで細胞がノイズを発する。自然発生したものではあるまい。

原因があるとすれば、村か、近くの海か。


「まぁ、船長が生きているなら、降りてきた乗客が捕まえるだろうな」

「捕まったら吊るし上げられたりして」


 クリスがさもおかしそうに言う。


「願ったり叶ったりだろ、皆殺しの大義名分が手に入る」

「僕らもそうだけど、船長も。」

「いちいち取り合うな」


 港から南に進むと、古い住宅地に出る。

客を受け入れているだけあって最低限の修繕はされているが、左右の家屋はほとんど廃墟に近い。

マーシュ村は西から東に向かって、開発されていった街だ。だから東に向かうほど、建物が新しい。

建物の間を縫うように走る路地を警戒しつつ進む。


「土地勘がないのが辛いな」

「大丈夫だって。僕もターニャも敵の位置は分かってるし、佳大もそうでしょ?」

「まーな」


 奥に進むにつれ、蛙が鳴くような耳障りな声が増えていく。

足音が聞こえ、そちらに向かってクリスが飛び出す。まもなく4名の前に、人間と魚を混ぜたような異形が姿を現した。

3名は青みがかった皮膚を持ち、その身体に衣はおろか、体毛すら纏っていない。大きく左右に飛び出した眼球は、蛙に似ている。


 彼らは何事か会話するように顔をお互いに向けあっていた、

3つの異相が佳大達を認識する寸前、クリスが彼らの顔面を、一呼吸の内に抉り飛ばす。

それだけでは飽き足らず、左手に立っていた魚人の胴体をひょいと抱えあげると、腰を脇腹を掴み、豪快に割った。


「おい、その辺にしとけ」

「何?敵をどうしようと、勝手でしょ」

「あ、あの……」


 存在を忘れられていたターニャが、声をあげたので、全員そちらに顔を向けた。


「なんだ?」

「あ……ええと、二手に別れませんか……?」


 ターニャはマーシュ村について、佳大と同等レベルの情報をしか持っていない。

現在の状況すら、いまいち呑み込めていない。なにせ彼女らの乗っていた船が奇妙な動きをして、村の船着き場に乗り上げただけなのだ。

それが何故、鉢合わせた魚人を殺す事につながるのか?船が村に引き返したしたのが、村人の仕業と示す証拠はない。

彼らが原因だというなら、先に問い質すべき―質問する役は自分ではない―ではないのか?


 何も分からない。

ただ、このままクリスと一緒に行動していると良くない事態に陥ってしまう。距離を取ろう。

ターニャが蚊の鳴くような声で提案してすぐ、佳大が賛意を示す。


「俺はいいと思う。戦力的に俺とターニャ、ジャックとクリスでどう?」

「こんな狂犬と組めるか。こいつとはクリスが組めばいい」


 ターニャは勢いよく頭を振った。

クリスと距離を取りたいのに、クリスと行動を共にさせられてはたまらない。彼はおっかな過ぎる。


ありがとうございました。

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