女狩人との出会い、下層の街へ
趣味で書き始めました。読む前に、以下の注意に目を通してください。
【注意事項】
・ハーレムは展開次第。
・デスゲームなし。
・俺tueee、チート能力。
・中二主人公。
・読みづらい。
・残酷な描写や暴力表現あり。
・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。
「来るね」
「来るな」
「先に来てたやつか?」
広間の先にあった廊下に出た3人は、若い女と出会う。
短弓を左肩に括り、腰に矢筒と山刀を提げている。冒険者にしては細身だが、均整はとれている。
手足がすらりと長く、モデル体型と言うべきか。小さな顔はショートボブにした銀髪に縁どられ、目は猫のように大きい。
「あら、貴方…、冒険者をやってる使徒ね。下で暴れてたでしょ?」
女は山刀を手にしたまま、すました顔で言う。ジャックは2人が何か言うより早く、前に出た。
「そうだ。こっちは何が?」
「使用人の住居みたい。お金になりそうなものは無かったわ」
「俺はジャックだ。こっちの黒髪が佳大、小さいのがクリスだ」
「私はセーラ。縁があれば、また会いましょう」
セーラはすれ違いざまに名乗り、去っていく。女が視界から消えるまで、口を開くものはいなかった。
「他にも聞く事あったんじゃないの?」
「名前と顔を覚えたし、いいだろ。趣味でも聞くか?」
「それで、どうすんの?」
佳大が顎をしゃくった。廊下には扉が複数ある。
「当たり前だ」
一つずつ検めいくが、結果はセーラの言うとおりであった。
クリスと佳大の興味を引き、ジャックを満足させるようなものは無い。
城塞の探索を済ませると、クリーム色の空は街に注ぐ光量を弱めていた。夜が来るのだ。
「日が暮れるのか…」
「体力にはまだ余裕があるな」
「もう少し行こうか」
3人は連れ立って墓地に回り、下層の街に回る。
手を繋いだ見張り塔の下、隠れるように家屋が密集している区画があった。
当然だが上の街より薄暗く、蒸し暑く感じられる。道に敷かれた玉石は崩れたまま放置され、あちこちから雑草が伸びている。
途中、佳大はジョセフィーヌと書かれた看板を見かけた。
「ジョセフィーヌ街な」
路地で顔を突き合わす家は、屋根がひしゃげて潰れている。
「臭いなぁ」
「あぁ、お前って鼻が利くのか」
狼なのだ、犬並みに鋭い嗅覚を持っているはず。
自分ですら胸が悪くなりそうに思っているが、それ以上に不快なのだろう。
佳大が問うた時、クリスにしては珍しく、険しい表情をしていた。
「うん、腐肉みたいな連中がこっち見てるよ。あぁ、臭い臭い…胸が腐って落ちそうだ」
ぼそりと呟いた一言で、佳大とジャックの中に緊張が走った。
佳大はその気になれば、周囲の様子がほとんど手に取るようにわかるのだが、彼は歩いている時、一目散にすれ違う人々を抜き去っていく。
彼が歩いている時、通行人はただの障害物に堕する。それゆえ、生命探知にまで意識が向かないのも、仕方がないと言えるだろう。
足音が聞こえる。
廃屋から出てきたのは、疱瘡や髭で顔を覆った人々。
手には熊手や鎌を持っている。路地の奥に、オレンジの光が差す。このような場所に住む魔物ですら、明りを求めるのを、佳大は可笑しく思った。
雑魚を蹴散らし、3人は街の奥に進む。
時には家の中に忍び込み、内部を通過して、虱潰しに街を調べていった。
収穫はあったが、あまり長居したい空間ではない。
ありがとうございました。




