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地下迷宮―発見された下層への入口―

趣味で書き始めました。読む前に、以下の注意に目を通してください。


【注意事項】


・ハーレムは展開次第。


・デスゲームなし。


・俺tueee、チート能力。


・中二主人公。


・読みづらい。


・残酷な描写や暴力表現あり。


・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。


 昼には港に帰ってくることが出来た。

エリシアとの戦いを経験したからか、肩透かしを食ったような思いがある。


「なんか、退屈だったね」

「すごいわかる」

「行き来に時間がかかり過ぎる以外は、楽でいいとおもうがな。闘技場で一稼ぎしてくるか?」

「闘技場かー…」


 クリスは気乗りしない様子だ。

戦いを好む彼だからこそ、決まり事のある戦いというものが受け入れがたいのかもしれない。


「俺は迷宮潜ってもいいと思うんだが。他に迷宮ってないのか?」

「あぁ、あそこ。騎士100人が逃げたっていう割にイマイチだったね。弱かったし」

「俺もあそこ以外は知らん。酒場かギルドホールで聞けば、情報が出てくるだろう」


 彼らは宿屋で昼食を注文するついでに、店員に話を聞く。

1階が居酒屋になっており、2階が客室になっている。ギルドの宿泊施設なので、佳大は自力で拠点を探さねばならなかった。


「帝国内の迷宮ですか?私が知ってるのだと、エルフィの西にある幽霊屋敷、キナバ島の森、ズフタフ近くにある古い牢獄、グラ丘陵から行ける悪臭渓谷…」


 店員が何かに気づいたように、一瞬目を大きくした。


「あ、それと。先日地下迷宮で、冒険者の一行が下層への入口を発見されたそうですよ!」

「おーい、いつまで話してんだ!」

「はーい!それじゃ、ごゆっくり!」


 3人のテーブル前で話し込んでいた店員は、奥に走り去った。


「ウッフフフ…」

「なんだ?」

「いや、だって、住んでたくせに知らなかったのかい、ジャック?」


 クリスは堪え切れない、と言った風だ。

笑えるポイントは無いと佳大は思うのだが、金髪の少年のツボは自分とは違うらしい。


「まー、そこはいいじゃない。どうする?」

「一回潜ったんだし、どうせなら最後まで行ってみようよ。前より深い所なら、面白い相手もいると思うしさ」


 3人は街の郊外にある渓谷の間の、明らかに人工物と思しきアーチを潜った。

佳大は騎士剣同様の変化を狙い、脛当と篭手を装着している。やや大きいのだが、扱うことはできる。

下層への入口を発見したのは、メイスを振り回す魔術師、長剣を操る重戦士、長槍を振るう軽戦士の一行らしい。


 第5層までに、彼らの障害になるような物は何もない。

巨大な蜘蛛が暴風によって千々と砕け、ローブを着た男がクリスの回し蹴りで真っ二つにされる。

ジャックから見ると同族にあたるのだが、彼は何も言わない。表面上、気にしている様子は無かった。

第5層に降りてすぐ、6名の人間が隠れていることをクリスと佳大は悟る。


「そこにいる6人、出てきたらー?隠れてても無駄だよ」


 凍てつく風により、蹴り出されるように6人の男が現れた。


「こいつらは?」

「冒険者狙いの物盗りじゃないか?憲兵の眼が届くはずも無いしな」


 そうか、と呟き、佳大は飛び出す。

クリスは床から壁に蹴り移り、稲妻のような速さでゴロツキの1人に取り付く。

首を掴み、そのまま勢いよく引き抜くと、放り捨てて次の獲物を狙う。

佳大もステップで一気に距離を詰めると、篭手を嵌めた腕を鈍器のように使い、腕を斬り飛ばす。その間隙を縫って、ジャックは魔本を起動させた。


雹嵐ヘイルストーム


 残ったゴロツキに冷気が襲い掛かり、拳大の雹が雨のように降りかかる。

ひどい打撲傷を負った彼らに、クリスと佳大の格闘に耐える力は残っていない。


「――ジャックさぁ、僕がいるのに氷の魔術なんて、馬鹿なんじゃないの?」

「やかましい。他にマシな商品が無かっただけだ」

「品揃え悪いの?」

「あぁ、戻ったら店を開拓しないとな…」


 第5層内にて、毛皮を着た戦士に襲われた。

部屋での混戦の際、ジャック目がけて、段平が横薙ぎに振るわれる。

その時、2人は屍衣をまとったヴァンパイアと僧侶――プリーストという、それ成立するのかという群れに掛かっていた。

危ない、と佳大の脳裏に浮かんだ瞬間、黒雲がジャックの前に現れて、戦士――ベルセルクを吸い込んでしまう。


(??)


 佳大の内側に、情報が滑り込む。

ベルセルク。飼い主にじゃれる子犬のように、黒雲が佳大の側に近づく。

佳大が声ならぬ命令を下すと、黒雲は毛皮の戦士を吐き出した。

呆然と立ち尽くす戦士に忍び寄り、佳大は心臓を一突き。その頃にはクリスも群れを掃討し終えていた。


ありがとうございました。

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