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挿話 バベルの塔
”全世界は同じ言語を持ち、言葉を話していた。
東の方から移動してきた人々が、シナルの地に平地を見つけ、住み着いた。
彼らは「煉瓦を作り、それをよく焼こう」と話し合った。
彼らは「その頂きが天にまで達する塔のある町を築き、それによって、我々の名を有名にしよう。そして、全地の面に散らされることのないようにしよう」と言った。
主が天から降りてきて、人の子らが建てていた塔のあるこの街を見て、
(中略)
それゆえ、この町の名はバベルと呼ばれた。
主がそこで全地の言葉を混乱させ、また、主がそこから彼らを全地の面に散らせたからである。”
「創世記 十一章」より
(『ユダヤ教の本』 学習研究社より引用)




