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挿話 創世記
”初めに、神は天地を創造した。
神が「光あれ」と言うと、光ができた。神は光と暗黒とを分け、光を昼と呼び暗黒を夜と呼んだ。夕べがあり朝があった。第一の日である。
神は天空を造り、その上と下に水を分けた。神は大空を天と呼んだ。第二の日である。
神は「天の下の水は一つに集まり、乾いた所が現れよ」と言った。乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼んだ。「地は草と果樹を芽生えさせよ」と言うと、地は草を芽生えさせ、樹を芽生えさせた。第三日で……
(中略)
……全ての生き物を支配せよ」第六の日である。
こうして、天地万物は完成した。第七の日に、神は仕事を離れ安息した。神は第七の日を祝福し、聖別した。”
「創世記・天地創造 一~二章」より
(『ユダヤ教の本』 学習研究社より引用)