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序幕 其の一

結末まで考えてますので、ぼちぼち手直ししながら書いていきたいと思います。

(大体10話前後で終わると思います)

なおこの小説の序章其の一は、後の伏線なのでさらっと流してもらって構いません。

少年は大粒の涙をぽろぽろ流す


老人はその頭をやさしく撫でる


「師匠」


末期の水はあまりに冷えて


出づる涙はあまりに苦い




よおくおきき


わしらの仕事はまっつぐでなくてはならない


よがんだ物をつくっちゃなんねえのさ


そのためにはしかたのねえことだってたくさんのりこえなきゃいけねえ


けれどおぼえておいで


お前がよがんでしまったらがんばったってまっつぐなもんがつくれるもんか




老人は弱い吐息で咽込んだ


少年に最期の笑みをなげかける




けれど、もしよがんだら俺がまっつぐになおしてやる


よがんだとこは全部俺がひきうけてやろう


たとえ地獄の閻魔様を相手にしたって


お前の代わりに叱られてやるよ



少年は一つうなずくと涙を拭いた


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