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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第84話 結構な、大儲けになったらしい。

「数的にも、時間的にも、もう良いでしょう」


 一応のリーダーをやってくれたレイムさんが、

 皆にストップをかけた、うん、ワニをもっさり倒し、

 高級水魔石もひとり八個は手に入れたからね、一応聞こう。


「レイムさん、これで、大儲けですか?」

「最高級魔石を別にしても、普通に美味しいですね」

「うはうはのげはげは?」「現役冒険者だったら毎日、通いたいくらいですよ」


 今までの所の一番やっかいそうな、

 オオサンショウウオのボスをやっつけたからね、

 未開のダンジョンは最初が美味しいっていうけど、本当だったらしい。


(確かに時間が気になるな)


 とりあえず、一旦戻るか。


「もう帰りますか?」

「そうですねグラン様、この先に進もうにも水中ですし」

「奥にワニのボスが居そう?!」「そうですが、潜れませんから」


 水中で息できる魔法とかありそうだけど、

 人間が中でワニ相手に戦うとか無理ゲーすぎる、

 ……普通はね、でも俺の魔法を駆使すれば、ってこれは取っておこう。


「じゃあ、もうこんな所に用はない!」

「グラン様、言い方」「ということでルシアちゃん」

「はいグランくん、ええっと確か……『リターンテレポート』えいっ!」


 そう言って杖を振ったので、

 無詠唱で使ってあげる、うん、

 子爵邸の倉庫、ガルダさん達の住居に戻ってきた。


(あいかわらず、狭っ!)


 そしてみんな落ち着きながら会話、

 リーダーのレイムさんがまとめるようだ。


「皆様、お疲れ様でした、未開ダンジョン探索は報告義務があります、

 グラン様、いかがなさいましょうか」「んー、領地が潤うかなあ?」

「どうでしょう、頂いたポーションが無ければ普通に全滅していたかと」


 一瞬、何のことだって思っちゃった、

 俺が無詠唱でかけた最上級強化魔法ね、

 つまり、公開した所で人を選びすぎるってことか。


「美味しいは、美味しいよね?」

「ただ、あのポーション無しで美味しいワニエリアまで行けるのは、

 本当に限られた強い上位冒険者のみでしょうから、沢山呼び込むには」


 通常の冒険者が、

 一攫千金を狙うにはキツいってことか。


「報告しないと、まずい?」

「しないよりはした方が、ダンジョン発見はそれだけで領地にとってプラスです、

 ただ……あの場所って領地内ですよね?」「一応はね」「どのあたりでしょうか」


 この部屋に地図なんてないな。


(あっ、イシタさんがメモしてたっけ)


 勝手に部屋に入るのは不味いかな。


「実はあそこ、イシタさんが見つけたのです」

「では彼女に聞けば」「地図に場所つけてたよ!」

「わかりました、ではメイド長特権で探しておきましょう」


 いいんだ、王都まで持って行ってる可能性は少ないからね。


「そうなると一応、取った魔石は証拠のために冒険者ギルドへ」

「取られちゃうの?!」「少なくとも最高級魔石は」「やだー!!」

「きちんと、後で戻ってきますよ」「ほんとにぃ?!」「そんなにお金が入用(いりよう)ですか? 大金ですよ」


 ルシアちゃんに、

 早く両目を揃えてあげたかったんだけどな。


「えっと、アビリィさんは現物支給なので、魔石を持ち帰らせてあげて下さい!」

「おいおい良いのか、何もしてないぞ」「しっかり護ってくれていましたよ、あんしーん」

「まあ、金より魔石の方が俺は嬉しい、早く貰えるに越した事はないが」「だそうです!」


 サキュバス村だと、

 魔石がお金の代わりになるのですよ。


「わかりました、ではひとり分くらいなら」

「えー、ルシアちゃんにもー」「小さい女の子が魔石を何に使うのですか」

「あのグラン様、私はどちらでも」「あっうん、って高級魔石も現物で戻ってくる?」「そうですね」


 人による感じかな。


「七歳の女の子が、大金持っていたら危ないのです!」

「そういうことでしたか、グラン様」「魔石で溜めておけば、だいじょーぶ」

「大人になってから、いえ、成長してから換金するということで」「魔石貯金だね!」


 他のみんなはどうするんだろう。


「えっと皆さんにしつもーん、今回の儲け、使い道は?」


 まず私兵のふたりから。


「俺は新しい剣を買う、予備含めてな」

「私はアサシン専用武器を、あとアサシン装備も」


 自分で揃えるんだ、

 あとでウチに領収書出せば経費で落ちそうなのに。


「主婦さんたちはー?」

「家計ね」「美味しいものを食べさせられるし魔導具も買いたいわ」

「レイムさんは」「そうですね、将来のために今は使いません」「あっ」


 孕む気満々だからね、

 相手は知らないけれども。


「アビリィさんは、あとで!」「お、おう」

「ルシアちゃんは?」「グラン様のために使いたいです!」

「いや自分のために使ってよ」「では、考え中ということで!」


 ていうか呼び方が『グラン様』に戻っているな、

 あっそうか、実はサキュバス村で『あっちではグランくんで』って話をしたんだけど、

 その『あっち』が、ここじゃなくダンジョンでってことに取っちゃったのかも、まあいいや。


(なぜ分けたのかも、思い出せないし)


 確か名前を変えたのが関係していたような、まあいっか。


「で、最高級水魔石、ちゃんとあるよね?」

「リーダーの私が回収してますよ」「きれーーーい」

「これで家が建てられますが」「本当に僕が貰っても良いの?」


 本来なら売って山分けだ。


「グラン様の目的がこれですから、良いわよねロズ、ザベラ」

「高級魔石で十分だわ」「あのポーション代もあるでしょう?」

「そうね、あれが無ければ手に入らなかった、グラン様、大丈夫なようです」


 うん、これで解決した。


「じゃあレイムさんにお任せしますが、最高級魔石は、できるだけ早く!!」

「伝えておきます、それでは外も白み始めていますので、解散ということで」

「あっほんとだ、少し眠れるかな、っていうかルシアちゃん帰らないと」「うん、行くね」


 俺はアビリィさんと一緒にルシアちゃんの方へ。


「僕もちょっと行ってきます、帰りはこっそり戻るので気にしないで!」

「では皆さん、ありがとうございました」「じゃあな!」「……タウンテレポート!」


 と、三人だけでサキュバス村へ。


「あっ、クリスちゃん、いやルシアちゃん、学校休んじゃったんだっけ」

「校長先生に『新しい目を取ってくるため』と言って許可を貰いました!」

「ポーション渡さないとね、ええっと、これとこれとこれを……」「じゃあ俺はもう行くぜ」「ありがとうアビリィさん!」


 颯爽と元のインキュバスに戻り、

 錬金術師屋さんに入って行ったのだった。


(ふう、これで両目が揃うか、楽しみだなあ)


 もうこれで、

 完全に『クリス』ちゃんは封印かな、

 俺も名前を間違わないようにしなくっちゃ。

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