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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第79話 とりあえずは、メイド長の希望通りにしてあげよう。

 子供が欲しいという欲望を、

 僕に打ち明けたメイド長のレイムさん。


「その、誰の」「私は生まれてから、子供が物凄く出来にくい身体で」

「あっ、そういう」「冒険者になったのも、お金では買えないそういうアイテムや魔法を求めて」

「見つからなかったんですか」「病気というより、生まれつきの欠損のようなものだったので……」


 つまりクリスちゃんに目が無かったみたなものか、

 エリクサーでも生まれつきの視力の悪さは治らないと聞くし、

 パーフェクトポーションとか、普通の薬や回復魔法では駄目だったのだろう。


「それでなのですか……今から?」「この年齢でも、です」

「大丈夫かなあ」「ご迷惑はおかけしませ……いえ、しばらくお休みを貰う事にはなるでしょうね」

「ま、まあ、妊娠すれば、そうですよね」「それで、治していただけるのですか?」「ええ、まあ」


 ガタガタガタッ、と一気に迫ってきた!


「グラン様、本当ですかっ、グラン様っ!」

「ちょ、そんな迫らないで、怖い怖い怖い!」

「何でもします、何でもお望み通りにします、ですから、ですからっ!!」


 七歳児相手に五十ちょい前が何やってんだよ、

 まったくもう、仕方ないなあ……こんなに食いついてくるとか、

 必死過ぎて引くよ……それは良いんだけれども、ひとつだけ確認しよう。


「多分ですが、子供が降って湧いてくる訳ではないので」

「作り方は知っています、グラン様はご存じですか?」「言わせないで!」

「具体的にお教えしましょうか」「いいから、その、相手に目星は」「それはこちらで何とかします」


 ……ちょっと、嫌な予感が。


「僕は、いやその、なんていうか、腹違いの弟や妹が出来るのは勘弁して欲しいのですが」

「それは大丈夫です、まあそのようなことをして去ったメイドが居たとか居なかったとか」

「……あっ、前任者でしたっけ」「とにかく私は違いますから」「うんわかった、じゃあ背中を見せて」


 後ろを向いて座るレイムさん、って!


「脱がなくて良いから!」

「そうなのですか?」「うん、普通にしてて」

「わかりました、それで何を」「秘密だよ? スキルがくっつくように念じるんだ」


 では……ステータス、オープン!!


 名前:レイム 年齢:47歳 性別:女性

 体力:359 魔力:0 職業:メイド(元剣士)

 装備:メイド服 メイドのカチューシャ

 加護女神:リスマ スキル:三連剣


「ええっと、一度に三回、剣を振れると噂で聞いたのですが」

「あの元冒険者の方々からですか」「いえ、その、まあ、かも?」

「一度の斬りで三回斬れるスキルですね、剣が三分身するような感覚です」


 三連ってそういう、

 つまり三回連続ではなく一斬りで三回同時攻撃か、

 子供が生まれたら『通常攻撃が三回攻撃のお母さんは好きですか?』てなりそう。


「ていうか加護女神リスマって確か『最強乙女武神』とか言われている女神様じゃ」

「……ひょっとしてステータスを見てらっしゃるのですか?」「あー、えーっと、さてスキルですが」

「子を孕めるスキルというのが、あるのでしょうか」「それが、リスクを少し用意しないといけないんです」


 子供ができる、ただし、みたいな……


「少し、ですか」「はい、例えば、ってなんだろ」

「足が片方ないとか」「いやそれリスク大きすぎですよ」

「では小指が」「欠損からまず離れましょう」「生まれてきてくれれば、それも個性ですが」「まあね」


 ちょっとこれに関しては、

 広げるのはやめておこう。


「ではどういう」「どうしましょ、たとえば●首が●くなるとか」「もうすでに」「いやいやいや」

「あっ、子供のですか」「いえレイムさんの」「残念ながらもうすでに」「ごめんなさい、ええっと」

「少しということは、軽いリスクですよね」「そうです、ん~、チャンスは一回とか」「行為がですか」「いや産めるのが」


 試しに入れてみよう。


「まずは……『子供を安全に、普通に孕む事ができる』それでっと……」


 エアキーボードのブラインドタッチなのに、

 脳内でカチカチカタカタ音がするな、スマホだとポチポチだけど。


「念じてらっしゃるのですか」「失敗すると、くすぐったくなるよ」

「私、背筋を指でなぞられるのが好きで」「いや七歳児にそんなこと教えないで!」

「成功すると」「身体が温かくなるみたい、それで注釈はっと……『※ただし産めるのは一回のみ』どうかな」


 エンター!

 ……おお、緑の枠にはなったけれども……


<一行にまとめる事ができます>


 親切だなあ、

 ひょっとして十二行でなくても、

 通常の余白十行でも最初は認可がゆるいのかも?


「ちょっとくすぐったいですね」

「ごめんなさい、失敗って訳じゃないんですが」

「もう少しで声が出る所でした」「聞かせないでー!」


 居酒屋で酔った熟女声優さんに、

 耳元で延々と喘ぎ声を聞かされたのを思い出しちゃったよ。


「行けそうですか」

「うん、ではまとめて……『一度だけ子供を安全に、普通に孕んで産むことができる』いいですか?」

「はい、本当にそうなったのでしたら、グラン様に今後、劇甘なメイドになりますよ」「ちょっと嬉しい」


 さあ、行けるかな?

 今度こそ……リターン!


<このまま申請しますか? YES/NO>


 おっ、このAIちょろい!


「スキル念じますよ、良いですね?」

「お願いしますお願いしますお願いします」

「あっ、こっち向かないで!」「はいっ!!」


<申請中>


 が一瞬見えてからの……


<受理されました、一分以内であれば消すことが出来ます>


 できたーーー!!!


「えっとレイムさん」「はい」

「子供は早くした方が良いかも」「では」

「成功しました」「もう振り向いても良いですか」「はい」


 うわ、めっちゃ抱きついてきた!!


「ありがとうありがとうありがとう」

「く、くるしいっ」「はっ、申し訳ありませんグラン様」

「信じちゃうんですね」「はい、体内が温かくなりましたから」


 実感あるから、

 そうなっちゃうか。


「ちなみに」「はい」

「娘の名前は『マリサ』ってどうでしょう」

「??? ……意味は」「いや、なんでもありません」


 さあ、今度は僕が願いを叶えて貰う番だ。

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