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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第76話 強引に、人違いということで。

「ねえグランくん、今日は泊まっていっていーい?」

「いやそんなイレタちゃん、下校途中に愛人みたいなこと」

「あいじんってー?」「いやなんでもない」「グランお兄ちゃん、入れてあげて」


 カロリちゃんにまでそう頼まれるとなあ、

 ただ、やはり心配なのは地味に食費だよな、

 いやほんと冒険者教師ふたりに衛兵ふたり、食費だけでも……


(領地の騎士団、衛兵隊長さんが教えに来なくなったとはいえ、あれ通いだったしなぁ)


 ここはやはり、

 もういっそのこと、ダンジョン攻略を……!!


「おっ、いたいた、こいつらですぜい」


 うっわゴロツキだ!

 そして一人は今朝のやつ、

 サバサさんに声をかけてきた怪しい男だ。


(そしてリーダーみたいな男が、こっちをジロジロみている)


 いやほんと、

 人間なのに、でかいリザードマンみいなヤツだ。


「うおーい、サバサは居るか」


 これに立ち向かうのは我らがガルダ親分だ、

 いや、山賊の下っ端だった人だけれども!


「いねえよ、今朝も言ったが人違いだ」

「もう片方、お前は」「間違われたのは私ですね、ルイスマスです」

「本当か? 正直に言わないと、そこのガキが泣くことになるぞ、あーん?」


 泣かされるだけで許してくれるんだ!

 ていうか、あんまりな事をしてきたら、

 こいつら全員まとめてティムヒューマンしてしまおうか。


(あーでも情報聞いた所で、アジトまで行くの面倒くさいな)


 行って無双してこらしめたいが、

 俺はまだ七歳だ、いやほんと成長は急激には進められない、

 出来てもやりたくない、急に大人になったグランを両親には見せたくない。


(あっ、なんか話し合ってる)


「……あっれえ、おかしいぞ」

「おめえが言ってきたんだろうが!」

「すいやせん、勘違いだったみたいで」


 今朝のヤツも、

 困惑しつつ間違えたってなってる、

 でもボスはまだ納得いってないみたいだ。


「おい、他に衛兵は」

「こっちにはいねえよ」

「じゃあどっちに」「我々のことかね?」


 ゴロツキの背後に現れたのは!!


「あっ、アルトリアスの衛兵隊長、ザブラさん!」「グラン、大丈夫か」


 そう、王都から左遷もとい地方に飛ばされもとい、

 派遣されていて俺が、いや僕グランが誕生日を迎えるまで、

 週二で剣術を形だけ教えてくれていた、現役の騎士団部隊長さんだ!


(つーてもアルトリアス騎士団は五人です)


 衛兵兼騎士団員、

 違いとかなぜ兼ねてるかとか、

 細かい事は七歳児なのでわかりません!


(昔なんか言ってたな、衛兵五人、騎士団員五人居るって言えば十人居るように聞こえるって)


 それはともかく、

 ゴロツキどもが逃げようとしている、

 うろたえるリザードマン風の親分。


「ちょっと人違いしただけだろう、まだ何もやっちゃいねえよ」

「ほう、まだとはな、捕らえろ」「ははっ」「やべえ逃げろーー!!」


 全員に無詠唱で『スロー』っと。


(派手な捕縛魔法はバレちゃうからね)


 案の定、全員捕まった、四人だけど。


「改めてグラン、入学おめでとう」

「はいザブラさん、いえ、ザブラ隊長!」

「剣士を本格的に目指すんだってな」「はい、冒険者目指して、頑張ります!」


 頭を撫でられる、

 ただ鉄の小手だからゴツゴツするんですが。


「なら将来、合同クエストで会おう」「はいっ!!」

「……それはそうと、俺の代わりの新しい教師、ホセロペスだが」

「はい、こちらのルイスマスさんの師匠でもありますね、もちろん僕のでも」


 と、ゴロツキに聞こえるようにわざと言ってみせる。


「……ヤツには気を付けろ」「えっ」

「まあその年齢ならまだ心配ないと思うが」「あーーー……」


 そっちの意味でか、

 だよね? 多分、おそらく。


「わかりました、背後を見せないようにします」

「違う、ヤツは冒険者として敵を作り過ぎた、やっている事が正しくともな」

「そうですか」「良いか、正しい事だけが通る世の中じゃない、そこを少しは気を付けろ、良いな」「はい!」


 なんだかよくわからないが、

 とにかく冒険者として地味に目立たなければ良いか。


(ガルダさんも、サバサさんも頭を下げて見送っている)


 さて、なんだか少し空気が悪くなっちゃったな、ここは……


「イレタちゃん」「なあに?」

「カロリちゃん」「は、はぁい」

「ちょっと洋服屋さんで、ウィンドウショッピングしよう」「うん!」「はいっ!」


 女の子を喜ばすには、

 とりあえずはこんな感じですよ!

 お金もかからないし、ねーーーっ!!


(って、両サイドから手を繋がれている!!)


 うん、まさに両手に地味な花だ、眼鏡のね!!


(にしてもあのゴロツキ……正体を、知りたい)


 そうだ、即解放とかされてなければ、

 夜にコッソリと牢屋に姿を消して忍び込んで、

 会話でも聞いて、情報を得られないかな……やってみたい。


「あのねグランくん」「はいイレタちゃん」

「グランくんと一緒に寝る時用のパジャマ、一緒に選ぼう?」

「えええええ」「そして、眠くなるまでお話しようね」「う、うん」


 これ、抜け出せられるかなあ……??

 もういっそ、もっと俺の正体を……いや、まだ早い!!

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