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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第54話 ふたりして、淫魔の学校へ。

 クリスちゃんの見える状態が落ち着いて、

 ブルラズさんやイシタさんに基本的な事を教わる、

 色の名前も見えない時に、ある程度は教育係から聞いていたらしい。


「この炎が、赤……」「血の色よー」

「肌の肌色って、こういう」「サキュバスの肌は違いますよ」

「まあ、淫魔の学校でもっと教わると良いよ」「はいグラン様、学校を、見てみたいです!」


 ということで可愛らしいピンクの眼帯で見えない方を隠し、

 クリスちゃんはイシタさんと俺とで、お店にブルラズさんを置いて学校へ……

 いいのかなあ、聖女様が通うのが魔物の教育機関で、これちゃんと経歴に、履歴書に書けるのだろうか。


(でもイシタさんを見ると大丈夫っぽいな)


 一応は聞いてみよう。


「イシタさんも、あの学校の出身なんですか?」

「はい幼い頃は、最も十二歳で人間の学園へ入り込みましたが」

「バレなかったんだ」「普通は見破られませんよ」「ま、まあそうだよね」


 クリスちゃんは、

 あっちこっちをきょろきょろ見ている。


「今の空って、黒ですよね」

「うん、残念ながら星は見えないね」

「早く見たいです!」「そんな、嫌でも見える日が来るよ」


 それは良いが、

 俺に密着しまくっている、

 周囲に怯えているのではなく、完全に俺にくっつきたいだけだ。


(ていうか、俺ってそんなにクリスちゃんの性格とか、わかってないよな)


 まあ、これから育てるってことで!

 とかなんとかやりながら、ふたりして淫魔の学校に到着、

 いやもちろんイシタさんの先導だけれど……体育館に行くと空中鬼ごっこの最中だ。


(おお、ショタっ子インキュバスも居る!)


 楽しそうにやってるなあ、

 俺も参加したいくらいだ、飛べるし。


「あの、グラン様」「どうしたの」

「どうやったら私も飛べますか」「あーー……」

「まだ飛び方を教わっていません」「フライの魔法かぁ」


 物理魔法の初期だ、

 にもかかわらず使える人は超少ない、

 ただ、聖女様はその素質があったはず。


(無理に余白記入しなくても、そのうち生えてくるかも)


 憶えるなら早い方が良いが、

 冒険者になる事を考えたら、

 地味な回復魔法のプロフェッショナルになって欲しい。


(あっ、来た来た、先生と地味生徒サキュバス)


「彼女でしたよね、お気に入り」

「うんイシタさん、ええっと……ルマナ先生、おはようございます!」

「いらっしゃい、隣りは」「クリスと申します、あのグラン様、この方がお気に入りですか」「ちがーう!」


 まあ地味な女教師は前世じゃ好物でしたが、

 ちょっと異世界じゃ年齢差が……そもそもサキュバスだし。

 ルマナ先生の後ろに隠れていた少女サキュバスが顔を出した。


「おはよう、ござい、ます」「アトリちゃんおはよう!」

「アトリ様ですね、お話は聞いております、グラン様の恋人になりたいクリスと言います」

「はい、グラン御主人様のメイド見習い予定研修生兼クリスさんのお世話お友達係、アトリです」


 なんだその長い肩書きは、

 そういや前世で聞いていた超有名な深夜ラジオで、

 番組初期からしばらく居たスタッフに『アルバイト見習い兼構成見習い代理補佐』とかいうのが居たな。


(実際はちゃんとした作家さんだったらしいよ!)


 クイズ番組のスタッフロールでちょこちょこ見たような、

 そのラジオ番組では五~六年経って急に居なくなったけど、

 いったい何をしているやら、とか考えてないで地味ハーレム要員のご対面を進めないと。


「ええっとアトリちゃん、クリスさんのお世話をしてくれるんだ」

「はい、メイドの練習として、あと、お友達として」「ありがとう、ポーション居る?」

「まだそんなに疲れては」「ご両親は健在?」「はい、もちろん」「そっかそっかぁ~」


 後日、ご挨拶かな、

 身請けの代償にエリクサーあたりでも渡すか。


「お友達ですか、嬉しいです!」

「あの、人間のお友達は初めてなので、上手く出来るかどうかわかりませんが」

「だいじょうぶい! お友達なんて、やさしくあたって後は流れでなんとかなるよ!!」


 ていうか、そう言っている俺もお友達にならなきゃな、まずは。


「それであの、アトリ様、まずはお願いが」

「なんでしょうか」「私に、飛び方を、教えてくださいっ!!」


 いきなり難易度高い事、言うなあ。


「……はい、わかりました」「いや無理だって!!!」


 これ、例によって、

 初期魔法全部憶えられるようにした方が良いかな、

 イレタちゃんみたいに……条件は同じで、いけるか?


(いや、もっと楽な条件にしてあげたい)


 声、枯れそうだったもんなイレタちゃん。

 とかやっているとルマナ先生の方から声が。


「はい運動の時間はおしまいです、これから掃除の時間ですよ」

「「「「「「「「「「「はあぁぁああ~~~~~い!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」


 良い返事だなあ、

 しっかり躾けられている、

 この学校ならクリスちゃんも安心かな。


(問題は授業内容だけれども!)


 みんな掃除道具を取りに行った。


「あの、私も」「あっ、クリスさんも? じゃあ僕も」

「グラン坊ちゃんはやらなくても」「いや、クリスさんがやるなら、イシタさんは指示を」

「はい、皆さんまずは高い所からやるはずですよ」「上から?」「埃が落ちますから」「なある」


 こうしてみんな飛び上がる、……クリスちゃん以外は。


(まあ、こうなるよね)


 ぴょんぴょん飛び跳ねるクリスちゃんを、

 抱えて飛んであげるイシタさんでした、やさしい。


(これ、同じパーティー全員を飛ばせる魔法ってないかな)


 あったら良いな、その名も『パーティーフライ』とか、無いか。


(あっ、無ければ創ればいいんだ!!)


 そう、それこそ、余白記入のスキルで!!!

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