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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第52話 疲れ切った夜に、聖女と再会。

「んあああ~~~……筋肉痛ががが」

「もう、夜にあんまり騒ぐと眠れないので勘弁して下さい」

「ごめんミラさん、この状態でくすぐられたら普通に死ぬから、大人しく寝るよ」


 特訓を受けた後、

 重い武器を持って振っての繰り返しで酷使された七歳児の身体は、

 結構な処置をして貰ったにもかかわらず痛みに蝕まれていた、特に腕と背中。


(いや、あの処置ちゃんとした処置なのか?!)


 ホセロペス先生とアナベガ先生に訓練後して貰ったマッサージ、

 やけにやたら密着してきて怖かった、いや相手が本当に良い意味でセクシーだったら、

 ギリギリ40代前半の美熟女だったら良かったんだけどね、うん、いや僕は七歳ですけど!


(でもいやほんと、先生が某『なんとか科高校のなんとか生』に出て来る叔母みたいな美熟女だったら……)


 あのレベルだったら熟女でも大歓迎だ。


「では坊ちゃん、私も寝ますから、お水はここに」

「あっ、近い位置に、わざわざありがとう」「変な声を出さないで下さいね」

「で、明日はお休みなんですよね、知らない所でミラさんが変な声を」「くすぐりますよ」


 シーツを被って包まる。


「いててて、おやすみなさぁい」

「はいおやすみなさいませ、グラン坊ちゃん」


 蛍光魔石が消され、

 静かになる……もうちょっと待とうかな、

 その間に無詠唱で、回復魔法を、状態異常である筋肉痛を治してっと……


(嘘でも唸った方が良いのかな?)


 まあ静かにしておいた方が、

 ミラさんも早く寝てくれるだろう、

 それよりもこれからについてのおさらいだ。


(サキュバス村で、聖女と再会……)


 いよいよ包帯を取って目が見えるようになる、

 厳密にちょうど7日間待つ必要はあるのだろうか、

 少しくらいフライングしても、は悪手だった気がする。


(確か、最初に見た男の人に惚れるんだっけ)


 もはや呪いに近い、

 魅了魔法の一種なのかな、

 余白記入の能力は女神様の領域だから、もはや何でもアリか。


(それよりお礼の品を追加で用意、っと)


 ベッドの中でモゾモゾやりつつ、

 完全に静まり返ったあたりで這い出て、

 音を立てないよう注意してベッドの下に用意してた着替えを出す。


(……よし、これで大丈夫、それじゃあ行くか)


 一応、魔法でマップを見てこっちに向かってる人とか居ないかチェック、

 ちなみに兄上(長男)は明日朝、姉上(次女)は明後日朝にそれぞれ学院学園へ戻るとか。


(どういう休みだったかは簡単に言うと、まあ『次期領主休み』と『試験前休み』だったらしい)


 いや次期領主休みというのはですね、

 そのクラスとなると十四歳でも王都や領都と、

 我が子爵家との間で当然、仕事もある訳で、その行き来を……ってもういいかな。


(W教師も寝てるっぽいな)


 一応は明日以降も居るらしい、

 特訓とか言って夜這いに来る可能性も考えたが、

 いや七歳児相手なら添い寝か、まあ会ったその夜にそれは無いだろう。


(今後も無いといいけど!)


 これがまだ本物の、俺が望む方のセクシーダイナマイトだったら……

 さてさて、一応、ベッドに誰か寝ているかのように予備枕とか脱いだパジャマとか詰めて盛り上げて、

 鍵穴や隣のミラさんの部屋から覗いても中で寝ているように見えるな、それじゃあ行こう!


(無詠唱で、タウンテレポート・サキュバス村!)


 うん、7日ぶりのサキュバス村、

 夜だけど星が見えない、曇り空だな、

 そして人通りいやサキュバス通りがそこそこ。


(これぞ本物のセクシーダイナマイトだ!)


 魔物だけどね、

 インキュバスもセクシー、

 だなんて見てないでさっさとお店に入ろう。


「ブルラズさん、ち~~~っす」

「あら、可愛いお客様」「あっはい、初めまして」

「私はたまに留守番をしている『マルスト』よ」「グラン7歳です! 食べないでくださ~い」


 ふふって笑われた。


「話は聞いているわ、長老から手を出すなってこともね」

「まだ美味しくないと思うのですが」「監禁して何年か育てる手もあるわね」「あっ」

「大丈夫よ、そんなことしたら『(ごう)の天秤』が傾くからバレるわ」「よかった、それで」


 クリスちゃんは居るのかな。


「奥よ、入って」「はいはい施術室ですね」


 通されるとブルラズさん、目に包帯のクリスちゃん、

 更には兄上のお付きメイド、イシタさんもサキュバス姿で居た。


(タウンテレポート憶えたからね)


 サキュバスの姿の時のみ使えます、イシタさんは。

 そして相変わらず、軽く酔っ払っている感じのブルラズさん、

 意識して見るとセクシーはセクシーなんだけど、あの垂れ具合は好みがわかれる。


「グラン様!!」「あっクリスさん、気配でわかるの?」「匂いです!」

「そうなんだ、お風呂入ってきたんだけどな」「人間の匂いですからっ!」

「違いがあるんだサキュバスと、それはそうと目は」「もういいかなー」「あっブルラズさん、ありがとうございます」


 俺は魔法『アイテムボックス』から、

 造り溜めしていたポーションを5個ずつ取り出す、

 最高級魔力回復ポーションとパーフェクトポーションだ。


「ちょ、これ!!」「お礼です、あと2回目の施術の代金」

「新しい最高級魔石とか、入荷してないわよー」「それはこっちでなんとか」

「ちょっとマルストー! これ大切に仕舞っておいてーー!!」「では包帯を取りますね」「はいイシタさん」


 ブルラズさんではなくイシタさんが巻いた包帯を取ってくれる、

 二重に巻いているな、少し時間がかかる、その間にマルストさんもやってきた、

 いやはや気付いた爆乳だ、低身長爆乳というやつだ、これはこれで需要が……


(ほど)いたわ」「じゃあ目をあけてー」

「はい……い、痛いっ……」「それは『(まぶ)しい』って言うのよー」

「でも、何か……まだ何が何かわからないけど、でも、でも……これが……光り?!」


 さあ、いよいよ俺の姿を見て貰って惚れられ……


「おい、ポーションを買いに来たんだが」


 勝手に知らないインキュバスが入ってきたああああ!!!


「……あっ」


 イシタちゃんが、そっちを見てる、

 見ちゃっている、見てしまっているうううう!!!


(NTR展開は、嫌だあああああ!!!)

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