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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第50話 ハーレム候補と再会、いやこれとんでもない事になりそうな予感。

「サンダー! サンダー!! サンダー!!!」


 朝から一人でやってきた学校、

 いやお付きメイドのサラさんは学校まで送ってくれると言ったが、

 もう七歳なのでだいじょうーぶいっ! と決めポーズで断って、とことこやってきた。


(何かあればインビジビリティやテレポートがある、まあスリープもいいけど)


 それで朝一(アサイチ)で来たつもりが、

 僕の幼馴染となった(認定早っ)イレタちゃんが、

 窓から外に向かって必死に少しかすれた声でサンダーの呪文を唱えている、眠そう。


(あっ、ということはこれは)


 いや、それだと早すぎるだろう。


「イレタちゃん、おはよう」

「あっグランくん! ありがとう、ありがとう、ありがとう」

「あっはい、じゃあ」「見てて見てて、お空に打ち上げるね」「うん」


 魔法の杖をもつ腕を、

 窓から空へ精いっぱい伸ばして……


「ファイアー!!!」


 ぼふううううっっっ!!!


「あ、熱いっっ?!?!」

「できたできた、できたよーー!!」

「でっかくない?」「うん、びっくりしちゃったー!!」


 俺の、いや僕グラン七歳の記憶だと、ファイアはもっと火の玉のサイズが野球ボールくらい、

 連射する人のはテニスボールくらいだが、今のはバスケットボールどころか、

 でかい種類の西洋カボチャサイズだ、あのオレンジ色のカボチャね、めっちゃでかい。


(そう、屈強な男が両腕でギリ抱えられるかどうかの)


 いや今の先生に見られてたら怒られるぞ。


「連発するねー」「いや、もういい、だいじょぶ」「えー」


 焦って大丈夫を『だいじょぶ』と言うくらいには冷や汗が出た、

 七歳でなんでこの威力なのよ、これも余白記入の影響だろうな、

 おそらくファイアの修練、10000回唱えた時に威力が微量に増していったのだろう。


(微増×10000だと、こうも普通のファイアが強くなるのか)


 初手でこれだと、今後とんでもない事になりそうな予感が、

 いやこれ、『同じ修練で更にもう一段階上がるよ』って事実、

 今、教えて良いものなのか……どうしようかと考えていたら。


「サンダー! サンダー! あっサンダー! サンダー、サンダー!!」


 なんだよいま途中で何か声が入ったの、

 眼鏡でもずれたのかな、まあいいや、でもあのファイアーは派手すぎる、

 それとあきらかに無理している、魔法憶えて嬉しいのは良いが声が枯れそう。


(いくつか助言で修正しないとな)


 ええっとまずは。


「はいストップ、ちょっと聞いて」「サンダー!」

「うわ、僕に向かっては酷いよ」「まだ出ないから!」


 あのファイア規模のサンダーを近距離でくらったら、

 いくら女神加護ばりばりの俺でも相当痛いと思うのだが、

 魔法がまだ出ないって確信していたとしても、少し心臓に悪い。


「そういう冗談はやめようね」「はーい」

「まずひとつ、ひとつの魔法を憶えたら、次の日は丸々休むこと」

「えー、なんで?!」「喉を傷めちゃう」「うっ」「効率的な意味で、無理しないで」


 嬉しいのはわかるけど、

 地味にこつこつやって欲しい。


「あとさっきのファイアー、威力落として」

「そんな、もったいない」「んー、目立ちすぎるし周囲を巻き込んじゃう」

「どうすればいいの?」「こういう時は多分、小さいファイアをイメージしながら」


 ということで出させると……


「……ちっちゃいファイア!」

「おお、これでようやく普通サイズの、あと『ちっちゃい』は考えるだけでいいよ」

「はぁい……ファイア! ファイア! ファイア!」


 うん、普通のがポンポン出てきた、

 ていうか地味に詠唱タイムラグ少ないな、

 この世界の記憶だと一発と一発の間に結構、時間かかったりもする。


(威力によるけどね)


 ひょっとしたらこれ、もっと連射も出来るのでは。


「ええっと、これはイレタちゃんの選択なんだけど」「なあに?」

「新しい魔法を次々と憶えたいのはいいけど、でかいファイアは危険だから、

 もう10000回、ファイアの大きさを調節する訓練をして」「しないとだめ?」「必要だね」


 コントロールも憶えて貰わないとね、余白記入のとき書いたのが、

 魔法は使う毎に威力が増える、おそらく修練の段階であそこまでなったんだ、

 あれを更に一万発となると派手に強くなって、国の偉い人に見つかれば魔物討伐の最前線に行かされるだろう。

 

「じゃあサンダーを一日お休みして、ファイアーのそれをやってみるね」

「いや喉を休めるんだから魔法は唱えないで! それでファイアをもう10000発、

 調整して打ち終えると使える魔力が増えるよ」「本当?!」「マジで」「どうやってわかるの」「僕が教えるよ」


 魔力の最大量が増えれば……

 でも新しい魔法を憶えても増えるんだよな、

 このあたり注意して観るか、あと並列して複数の魔法はやらせないとか。


「じゃあ今日は、もうお休みしないと駄目?」

「うん、それよりイレタちゃんにお話がしたい!」

「そ、そうだね、お友達だもんね」「うん、お友達、まずはお友達から」


 ……今世では、

 異世界ではちゃんとした恋人を作れそうだ、

 前世で目立ちすぎてままならなかった分、こっちでは地味に恋愛しよう。


(ハーレムだけどね!)


 今は目の前のイレタちゃんに集中だ。


「実は、昨日まで兄上のメイドの実家へ一人旅に……」

「えっ、ひとりで?!」「もちろんそのメイドも一緒なんだけど」

「それってひとりたびじゃ、ないよね」「いや、単なる道案内であって……」


 とまあ、こんな感じで毎日、

 イレタちゃんの魔法修練をコントロールしつつ、

 すっかり仲良しさんになって五日が過ぎたのであった。

★★★★★50話達成しました、読んでいただきありがとうございます、★★★★★

★★★★★10万文字を超えたので、これでもうどこにでも応募できます!★★★★★

★★★★★続き読んでやっても良いよと言う方で評価がまだな方は、是非是非!!★★★★★

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