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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第44話 近い姉にアレがバレた、さあどう誤魔化そう。

「誰よ! 誰が盗んだのよ!!」


 あーあ廊下を走り回って、

 色んな部屋をガチャガチャしている、

 ただ、一番疑ってる相手は次男ぽいな、その部屋に何度も何度も。


(ルミエル姉さん、おしとやかになりに女学園へ行ったはずなのに)


 早い話が花嫁修業、

 あの学園をきちんと卒業すれば、

 どこの貴族に嫁入りしても恥ずかしくないレディになっている、という(てい)である。


「まだ履けるんだから返しなさいよ! きいいいい!!」


 あーあ、どっかのドアを引っ掻きはじめた、

 これどっかの貴族に嫁入りしても悪役令嬢になるやつだ、

 いや妃なら悪役貴夫人か、勝手に破滅する分には良いが家族は巻き込んで欲しくは無い。


(前世の近い姉は、ずっと俺の世話をしてくれたんだけどな、ただ……)


 結婚したとたん、ぷつりと関係が切れた、

 俺の葬式も多分来てないっていうか遺言で葬式は拒否した気がする、

 病院でも遺骨はゴミの日に一緒に出してって遺言残したけど、どうなったんだろ。


「テト! 全ての部屋の合鍵を!!」

「かしこまりました、お嬢様、すぐに」


 あー、お付きメイドのテトさんまで来てる、

 どうしよう、下着はイシタさんが持っている、

 だからといって次期当主のジェラルお兄さまを実妹の下着ドロボーにはしたくない。


(かといって『犯人は外部の誰か』となると、最悪、誰かの首が飛ぶ)


 いや物理的な意味では無く、解雇という意味で。

 素直に俺が犯人ということは最終手段にするとして、

 だって能力がバレる可能性がゼロじゃない、鍵は閉まったままだし。


「まずはグランの部屋からよ!」「はい、お嬢様」


 やべえええええええええ!!!

 いや俺の部屋には無いのだけれども!!

 こうなったらとりあえずは、イシタさんに相談だ。


(インビジビリティのまま、タウンテレポート!)


 そして急いで商業ギルド、そしてイシタさんの所へ……

 まだ取り調べ中か、うーん、どうしよ、

 と思っていたら休憩になったみたいだ、部屋にはイシタさんだけ。


(驚かないように小声で、っと……)


「イシタさん」「ひっ」「ご、ごめん」

「グラン坊ちゃんですね、一体いつから」

「たったいま来た所です、屋敷でルミエル姉さんが下着が無いって騒いでいます」


 ふうっ、と大きなため息。


「わかりました、私が抜いたということに」

「ええ、イシタさんが?!」「言い訳は考えておきます」

「良いんですか」「……正体がばれないためなら」「ご、ごめんなさい」


 いや、ほんとに申し訳ないな、

 お詫びに何か余白記入を……あっそうだ。


「イシタさん、あと何か欲しい特殊能力ありますか?」

「そうですね、飛ぶ素早さを上げていただいたので、次は瞬間移動を」

「テレポートかあ、でもサキュバスってみんな」「一部の、魔力の強い淫魔だけですよ」


 あっ、だからサキュバス村の屋敷、

 地下は檻で大丈夫なのか、あとあの檻自体にも、

 防御魔法が施されていそう、テレポートでは入れないみたいな……よし、わかった。


「では早速、背中をお借りしますね」

「ええどうぞ、でも途中で職員が来たら」

「僕が見えないから大丈夫でしょう、くすぐったくなったら『虫が入った』とでも」


 ということでステータスを開いて、

 余白はまだ使えるので、っと……


『テレポート魔法を使える』


 エンターっと。


<条件を設定して下さい>


 このまんまじゃ駄目かあ、

 テレポートのみだったら無条件で行けるかなと、

 でも、この程度なら些細なことでも……例えばこれとか。


『※ただしサキュバスの姿の時のみ』


 どうだ、リターン!


<この条件はまとめることが出来ます>


 あっそうか、ならこうしよう。


『サキュバスの姿の時、テレポートが出来る』


 行くかな?

 あっ、一瞬だけ申請中になった後!


<このまま申請しますか? YES/NO>


 あっさり通った!


「イシタさん、サキュバスの姿の時のみ、テレポートが出来るように」

「そうですか、ジェラル様にテレポートだけ明かして、便利に使っていただこうと思ったのですが」

「正体をバラす訳には」「いけませんね」「うーーーん」「贅沢は言いません、それで」


 いや、もうちょっと考えたら何とかなりそうな気がする。


「ごめんなさい、保留で良い?」

「はい、こちらももうしばらくかかりそうなので、お待ち下さい」

「ええっと、じゃあ僕は」「どこかで時間を、終わったら一緒に帰りましょう」


 とりあえず<NO>を選んで、っと……

 時間を置いて考えよう、何せ書ける余白は有限だ、

 もっと頭が回れば……中身は、魂は三十九歳でも、脳の成長そのものは、まだ七歳なのだろう。


「じゃあ出ます」「はい」


 丁度、ギルド職員も戻ってきた。


(お腹が空いたから、食事しながら考えよう)


 結局、街の教会の屋根にテレポートして、

 そこでひとりお弁当を食べました、って鳥にたかられたけど!!


(姿は見えなくても、出しているお弁当は見えちゃうのかあ)


 こんな形で答えが判明しました。

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