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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第27話 空中浮遊中、イシタさんの余白に記入してみる。

「坊ちゃん、今日は晴れで良かったですね、夜になる前には着きそうです」

「それは良いんだけど、誰かに見られたりはしないんですか?」

「高度的に大丈夫かと、下から見ても人だとはわかりませんよ」


 と、俺は姿を消さずに一緒に移動、

 イシタさんもイシタさんで速いのは速い、

 ただ、もっと速くても俺はついて行けるのだが。


(……飛行中に、余白記入って出来るんだろうか)


 失敗しなければ、行けるか。


「あっ、クリスさん、寒く無い?」

「グラン様、風が気持ち良いですっ!」

「なら良かった、喉が渇いたら言ってね」「はいっ」


 こうして雲の隙間を縫って飛んで行く、

 いや、ああ見えて雲の中って危険らしいよ、

 氷の塊がいっぱいあって、下手すると全身ボロボロになって肉塊になるとか。


(雲の種類にもよるんだろうけど)


 まあ異世界の雲だから上に乗れても知らない。

 それにしても、途中でお昼のお弁当休憩があるらしいが、

 場所は決めているんだろうか、そうでないなら……よし、やってみよう。


「イシタさん、もっと速く飛べるようになりたくは、ありませんか?」

「はあ、できることなら」「じゃあ、その効果を付けますが、ある程度のリスクはあります」

「どのような」「それは決められます、とりあえずやってみましょう、背中がちょっと、くすぐったいかも」


 クリスちゃんを落とさないと良いけど。


「ちょっとクリスさんも、しっかり抱きついてて」「はいっ!」

「ではイシタさんの背後にちょっと失礼」「魔法でしょうか?」

「それとはちょっと違うんだけれど、相談しながら」「はあ……」


 ステータスオープン、

 そしてスライドさせて余白、っと……

 よし、サキュバスでも出来るんだ、魔物相手でも。


(にしても女神様、俺の実際に使った台本当てて、見てこんなこと思いつくとはなぁ)


 前世で余白に色々と書きこんでいたのが、

 まさかこんな場面で役に立つとは、いやはや、

 人生ってわからないものだなあ、と思いつつ文章をエアキーボードで……


『飛べば飛ぶほど速度が上がる』


 このまま通るかな?


<※注釈を付け加えて下さい>


 枠が黄色、まずい!


「お互いしっかり抱きかかえて!」

「ああっ」「は、はいっ!」「ちょっとむずむずしたでしょう」

「ま、前もって聞いていたので、落とすほどでは」「私も大丈夫ですっ!」


 いやクリスちゃんは何も感じなかっただろう、

 直接は……でもイシタさんの力が少し抜けたのは、

 伝わったのかもな、それで変に暴れられちゃ困るから、前もって言っておいて良かった。


(注釈かあ)


 つまり、何か少しマイナスになるような。

 まったくの対等? な対価でなくても良いって言ってたな、

 そうなると……このくらいのリスクはどうだろう、ちょっと二行目に打ち込む。


『※ただし、飛行速度が速くなれば速くなるほど、防御力が落ちる』


 これならどうだっ?!


<このまま申請しますか? YES/NO>


 おお、今度は枠が緑に!


「すみませんイシタさん、いま、飛行速度が速くなる代わりに、

 速ければ速い程、防御力が落ちるという条件でどうかって話なのですが」

「それは普通の事では」「えっ、そうなんですか?」「通常、そうなるかと」


 いや、わざわざ表記できるってことは、

 おそらくイシタさんの想像以上に落ちるってことだろう、

 もちろん『防御力』だから、力が抜けてクリスちゃんが落ちる事は無さそうだけれども。


「多分、おそらく通常以上にです、どうしましょう」

「……調整は出来るのでしょうか」「速度を落とせば」

「取り消しは」「一度、能力をハメてしまうと無理ですね」「そうですか」


 ……これ、後で矛盾した事を書いたらどうなるんだろう、

 もしくは『上の行は取り消し』とか、後で誰かで試してみるか、

 合意が無いと出来ないはずだから、勝手にとかは無理だけれども。


「まあ、死んじゃったら僕の蘇生魔法で、その前にテレポートか」

「使えるんですか?!」「あっやべ、言っちゃった!」「……『防御力が少し落ちる』というのは」

「やってみます、失敗したらまたくすぐったくなります」「はい、わかりました、お願い致しますね」


 ええっと、こうか。


『※ただし、飛行速度が速くなれば速くなるほど、防御力が少し落ちる』


 エンター、っと。


(あっ、一瞬だけ黄色の枠になった後、緑に!)


 これは行ける、

 ただ、付け加えても前と同じような気も、

 うーーーん、じゃあこうしたらどうだろうか?


『※ただし、飛行速度が速くなれば速くなるほど、防御力が少し落ちるが0にはならない』


 これも通る、やっぱり何か、もったいない気が。


(これも前と同じだったりして)


 考えろ考えろ、

 七歳児じゃなく三十九歳児の頭で考えろ、

 防御力じゃ無いものの方が良いんじゃないか?


『※ただし、飛行速度が速くなれば速くなるほど、気持ち良くなる』


 どうだっ?!

 ……赤枠だーーー!!


(紅枠じゃなく、赤枠ね)


 これはやべえ!


「身構えてっ!!」

「はいっ! ……んああっっ!!」

「よく耐えてくれました、さて、どうしよう」


 なんだかAIに怒られた気分だ。


「防御力が落ちる以外のリスク、何がありますかね」

「攻撃力で良いのでは」「あっ」「それでお願いします」


 結果、あっさり通った。


(まあ、闘う時は急停止すれば、いっか)


 そもそもイシタさんって、

 攻撃型のサキュバスなんだっけ???

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