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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第24話 夜明け、僕が頼るべき相手は。

「なるほど、生まれつきなんですね」

「はい、だから魔力が膨大で、連れ去られた先でも回復を」

「で、女山賊の教育係が」「元メイドの元冒険者だったそうです」


 お風呂から戻って来たクリスちゃんとイシタさん。


(いやクリスちゃん、こんなに綺麗な銀髪だったんだ、良い匂い)


 ついでにイシタさんも良い匂いにってそれはいいか、

 サキュバスは元々、良い匂いだからね、あとメイド姿に戻っています。


(それはともかく、ざっと何があったか聞きました)


 隣りの部屋で寝ているグラン付きメイドのミラさんを、

 ディープスリープの魔法で強制的に深く眠らせ俺の部屋でひそひそ話、

 色々と何があったかクリスさん目線(いや盲目だが)で聞こえてきた。


(とはいえ行方不明時は四歳だから曖昧な部分も多い)


 あと完全には信じきれない山賊からの情報も入っているから、

 このあたりは後で調べて裏取りが必要だが、全てを真に受けると、

 クリスさんは計画的に行方不明にされたと……ただ膨大な魔力は惜しいので生かせてはおくとか。


「そうだったのですか、それで山賊のアジトに」

「はいイシタ様、そこで怪我をした方々の治療をしていました」

「していたっていうより、この場合は『させられていた』のでは」「そうなのですかグラン様」


 ベッドで落ち着きながら話すクリスちゃん、

 俺が魔法で温めたホットミルクで落ち着いている、

 いやキッチンから勝手に持って来たが良いよねこれ?


(ちなみに料理はメイドが持ち回りで作っています)


 今日は誰だっけ父上のメイドだよな多分。

 イシタさんは冷静に情報をまとめて、俺に説明する。


「ロワイエクール教会は派閥争いが激しく、

 教育係も各派閥から出て七人で教育されていた、

 生まれつき盲目がゆえ魔力が凄まじかった聖女クリスは、争奪戦に見舞われた」


 まあ、これはあとで確認しよう。


「でも争奪戦でなんで攫われるのって思ったけど」

「山賊の話が本当なら、行先がふたつに絞られ、そこから外れた派閥が」

「引き入れられず、ライバルに取られるくらいなら消しちゃえと」「私は生きていますが」


 うん、後で再利用、

 ある程度おおきくなったら洗脳でもして従えさせるつもりだったらしい、

 それこそ名前を変えてでも。


「その間の養育費は定期的に払われていたのでしょうね」

「あっ、おそらくそれっぽい金貨、持ってきたよ、使う?」


 アイテムボックスから、

 じゃらじゃらと出してみせる。


「これは隣国の金貨ですね」

「あっ、山賊が出入りしていた方の」

「……それ、使わない方が良いです」「えっクリスさんなんで」


 手を差し出す、

 金貨持たせろってことかな。


「はいどうぞ」

「……ここに小さな傷があります」

「え? あっほんとだ」「使ったらわかるようになっているのでしょう」


 どこが出どころかチェックするのか。


「じゃあ、ウチで使ったら」

「はい坊ちゃん、山賊が出入りしている、もしくは仲間が居ると」

「なので使う時は、めいっぱい離れた土地で使えと皆さんが」「山賊がね」


 そんな会話まで聞こえて憶えてたのか、

 まあ、気軽に使えればもうちょっと衛生管理や、

 クリスさんの服も気を使って貰えただろうにねぇ。


「なので私は教会に戻っても、誰かに殺される可能性が」

「いや、そこは入る予定の派閥が守ってくれ、って無理かあ、敵が多そう」

「聖女クリス様としては、どうなさりたいのですか」「はいイシタ様、とにかく生きたいです」


 うーーーん、どうするか、

 もう夜明けだ、朝番メイドは起きはじめる、

 ミラさんも起こさないといけないし、ええっと……


「クリスさん、背中向けて」「はい」


 俺のベッドで上半身を起こし、

 カーテンの閉められている窓の方を向く、

 うん、俺のシャツだ、それはともかく確認を……


(ステータス、オープンっと)


 よし、出てきた。



 名前:クリス 年齢:7歳 性別:女性

 体力:9 魔力:891(×20) 職業:(僧侶)

 装備:シャツ パンツ 魔法:回復魔法

 加護女神:ラファ スキル:盲目の真贋(魔力20倍)


 確か女神ラファって……


「イシタさん、これ見えます?」

「背中に何か」「いえいいんです、加護女神ラファって」

「三大当たり女神ですね」「そうなんですか」「それだけで教会からチェックが入ります」


 スカウトか、

 ていうか魔力えげつないもんな、

 使える魔法は……回復魔法をクリックかな。


<取得魔法一覧>

 回復魔法 ヒール、ハイヒール、フルヒール、ポイズンキュア、グレートディスペル


 なんだろ最後の、

 ちょっと聞いてみよう。


「クリスさん、グレートディスペルって」

「解呪魔法ですね、毒だけでなく色んな魔法効果も」

「そうだったんだ」「かけられた方が慌てて解呪してくれとやってきたことも」


 ヘマした山賊が何かかけられたな。


(さて、余白記入はどうしよう)


 とりあえず朝になっちゃうから後で。


「んー、イシタさん、これクリスさんを引き渡すの不味いですよね」

「私の立場からすると、ご当主様にお知らせするのが普通かと」「だけどなあ」


 あのリーゼントは何も考えていない(ふし)がある、

 忙しそうにしているが、アイディア的なものが足りない、

 というのが俺が前世の記憶を取り戻す前の感想だ、七歳なりに。


(いや、それを整理できたのは知能を取り戻した今だからだが)

 

 おそらく何も考えずドヤ顔で冒険者ギルドへ引き渡す、

 そして彼女は、クリスさんはまた教会の派閥争いの渦中に、

 それどころか誘拐した派閥に速攻で命を狙われかねないだろう。


「この部屋で匿う、は無理ですよねえ」

「遅かれ早かれ、ばれるでしょうね、今日にでも」

「母上に頼る、は無理だ、父上のことが好き過ぎる」


 良い事なんだけど。


「あの、私、助けていただいたのでは」

「そうだよクリスさん……うーん、僕が頼る相手は……」


 七歳児なりの脳みそ、

 そして享年三十九歳の知識をフル回転させた結果……!!


「よし、権利を使おう!!!」

皆様のおかげでランクインありがとうございます、

日間ではなく週間でも載れるよう頑張りますので、

なにとぞ評価で応援していただけると涙がちょちょ切れるほどうれしいです!!


乗るしかない、

このビッグウェーブに!!!

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