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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 地味ハーレムの道は地味な幼馴染作りから!

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第21話 ついに到着、行方不明の聖女が居た場所は。

 月夜の下、

 人がめったに立ち入らない山奥を飛行する、

 いや新たな魔物調査で立ち入る区域すら間もなく超えようとしている。


(つまり未開の地ですよ)


 地図作成のために貴重なドラゴンで上空を飛ぶ以外は、

 フライを使える魔法使いでも、こんな所に用は無いだろう、

 新たなダンジョン探しでも……見つけた所でルートの開拓が大変だ。


「イシタさん、よく地図が見えますね、こんな暗さで」

「サキュバスは夜目が利きますから」「夢魔だけに?」

「……姿が見えないと突っ込み辛いですね」「なんかごめんなさい」


 そうそう、

 サキュバスのイメージといえば……


「サキュバスだって人に変身ができるなら、姿を消すことも」

「非常に高レベルだと、そういう魔法も使えますが大概はテレポートですね」

「あー、瞬間移動」「それもそこまで遠くは」「サキュバスの集落へは」「普通に飛行ですね」


 フライの魔法とは、

 また別物なんだろうな。


「ちなみに今まで、ジェラルお兄さまにバレそうになったことは」

「私はありませんが、伯母が現役時代の頃、ご当主様に」「誤魔化せたの?」

「はい、なんとか黙らせたそうです」「どうやって」「それはまあ……その、サキュバスですから、身体で」


 これ以上は、いけない。


(あのリーゼント親父め!!)


 まあ、『夢だった』ってことにしたのだろう。


「僕が七歳で助かったよ」

「やはり貴族のお子さんですね、普通の七歳より賢くて」

「ミツヒコには負けるかな」「そのようなお知り合いが」


 前世のね、一方的な!


「……グラン坊ちゃん、あそこにダンジョンが」

「まじで?! ……暗くてよく見えないや、ライト魔法焚いて良い?」

「飛ぶ魔物が寄ってきますよ」「面倒くさいか」「地図に場所は印しておきますね」


 新たな未開ダンジョン探訪、

 うん、異世界ファンタジーらしくなってきた!


「ちょっと地図を失礼……目的地までの丁度、真ん中あたりですね」

「降りてどんな魔物が居るか見ますか?」「ううん、今は人命尊重で」

「……本当に七歳ですか?」「生物学上は」「ひょっとして私達の仲間で」「人間ですよ」


 うん、疑いまくっている、

 これは記憶を取り戻してまだ二日、

 いや、もう二日経ったんだから気を付けないと。


(異世界人だってバレたら、また目立ちまくっている)


 いやだぞビジネスホテルで寝てたら、

 目の前に掃除のおばちゃんが覗きこんでくるとか。

 あの時は怖かった……空室と間違えたって、絶対嘘だ。


「それにしても、本当に私達の仲間をメイドに」

「今のうちに見習いとして付けちゃうのも良いかな~」

「そして将来のハーレムに、と」「メイドで冒険者で奥さんのひとり!」


 ……それで地味っていう、

 ほんと注文多いな、貴族のガキはそんなもんだ、

 まだ取り巻きとか居ないけど、って俺は処刑されるような悪徳貴族にはならないぞ。


「刺されないようにして下さいね」

「七歳でも、そういうのあるの?!」

「将来の話ですよ、サキュバスといえど泣かせないように」


 むしろ俺が泣かされたい、

 ベッドでひいひいと……


「地味でしっかりしたサキュバスよろしく」

「いっそ、候補を並べて選んでいただきましょうか」

「そんな人身売買みたいな」「似たようなものですよサキュバスですが」


 そう考えるとちょっと引くな、

 サキュバスとはいえ子供の女の子を横に並べて……

 これで俺が七歳児だから許されるが、前世の三十九歳なら事案どころじゃない。


(ネットニュースになるようなヤバさですよ!)


 俺はそういうのは興味ない、

 いや舞台劇で子供役やる低身長女優さん見て、

 ちょっと可愛いと思ったが裏でタバコをスパスパしてるのを見ると……


「サキュバスメイド、上手くつきあえると良いけど」

「それはこちら側もです」「人間と上手くつきあえるか、と」

「このあたり、お互いがわかったうえでというのは初めてのケースですから」


 などと会話をしているうちに……


「あっ、灯りが」

「小さな集落のようですね」


 ようやく到着した、

 長かったなあ……

 さて、どんな魔物の集落やら。


(オーガかな? オークかな? アンデッドだったらどうしよう)


 イシタさんは気付かれないよう、

 かなり上空の真上から見下ろす。


「あれは……!!」

「ええっと、見てきますね」


 姿が消えているからと、

 俺は急降下で確認する。


(うん……人だな、これ)


 しかも身なりからして山賊だ、

 まさか人間だったとは、とエリアマップを見る、

 集落は道が伸びていて……あっこれ、隣国に繋がっているな。


(なるほど、こっちじゃなく、あっちの山賊か)


 国境を越えてるから、

 あっちからは手を出しにくい、みたいな。

 夜で見張りが数人居る程度、そして奥に洞窟が。


(攫われた聖女ちゃんは、あの中だ)


 とりあえず、

 一旦は上空へ戻ろう。


「……見てきました」「ひっ」

「あ、ごめんなさい」「突然、耳元で声がしたので」

「山賊ですね、聖女を攫ったのは、多分」「人間でしたか」


 まあ、崖から落ちた幼女をたまたま拾ったって可能性も、無くは無いが。


(とりあえずは、さくっと救出しますか!)

☆20話突破ながら苦戦しております、★

☆応援してくださる方は是非とも評価を……!!★

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