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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 地味ハーレムは冒険者学校でも地味にいきたい!

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第136話 初心者は、まず地下一階から。

「初心者の入口は、こっちだよ」

「えっ、入る所が違ったりするんですか?」

「もちろん、上級者は100階に直行だね」「えええ」


 地下百階とか空気はどうなっているんだ、

 いやそのあたり異世界で考える必要は無いか、

 魔法少女アニメで『宇宙決戦』とかなったときに『空気は?』て言うような無粋さか。


(異世界で、細けえことはいいんですよ)


 多分、地下の壁から魔素がとか、空気を出す風魔石がとか、

 前世のテレビゲームでもありましたよ、その洞窟最奥のたいまつ、

 よく消えないねっていう……この手の話は考えないでおこう、興ざめる。


「おっと、足元は大丈夫かいカロリちゃん」「はい先生」

「ルシアちゃんも気を付けてね」「はいルレアンさまっ!」

「初心者用の地下一階は、色々と試す階だからね、敵をひとりで全滅させちゃ駄目だよ」


 うーーーん、これどうしよう、

 初心者ダンジョンなら淫魔村で、

 さんざん経験させられた、まあ再確認と思ってやればいいか。


「まずは前衛の三人から、リーダーのグランくん」「はいっ!」

「面白い剣を持っているね」「子爵邸で、冒険者の先生からいただきました」

「湾曲している剣、癖が強いのを使うね」「使いこなせば本当の意味で免許皆伝だと」


 なんでもホセロペス先生の、

 弟子の証らしい、もちろん本来使う剣じゃない、

 というか本当の本当に攻略するときは魔法だけで十分だし。


「では、あそこの巨大なめくじを」「はいはい」

「……良い斬り筋をしていますね」「師匠のおかげです」

「はい次、ウォルちゃん」「は、はひっ!」「そんなに緊張しなくても良いですよ」


 イケメンさわやか教官に、

 すっかりのぼせあがっているな……

 彼女は当然、淫魔村ダンジョンへは連れて行っていない。


(ただ、ある程度の連携はやったけどね)


 彼女は手斧ではなく長い柄の先に斧がついているタイプだ。


「はっ、やっ、とおっ」

「いいねいいね、凄くいいね」

「本当ですか?!」「ただ、大量の敵に囲まれた時のために、ハンマーも試してはどうかな」


 あー、あれってどっちかというとカロリちゃん向きなんだが。


「わかりました、考えておきます!」

「斧だと一回一回、当て方に集中力が必要だからね、

 次はカロリちゃん、スキルを見せてくれるかな」「は、はいっ!!」


 不安そうな表情だな、

 ここは念話(テレパシー)で、アドバイスをしておこう。


『ここは普通に成功させていいよ』

『えっ、わざと失敗しなくても、いいの?』

『ナメクジ相手にそれは不自然過ぎるし、スキルを見たがっているんだから』


 ここでぎこちなくするのは、

 むしろ強さを隠してますよってバラすようなものだ。


(……うん、早速カロリちゃん、スキルを使って倒しまくっている)


 鮮やかにって程ではないが的確に、

 先生もレアスキルに惚れ惚れしているな、

 それは良いんだが、このまま行くとなめくじ全滅なんですが。


「よし、もう良いよ」「これなら、簡単です」

「でもそのスキルは一撃で倒し続けないといけないようだね」

「わかるん、ですか」「まあね、だから自力を、基本的な攻撃力を上げないと」


 カロリちゃんが低身長で腕がムキムキになったらどうしよう、

 それだとドワーフになっちゃう、いやカロリちゃんは素早さで勝負して欲しいし、

 力技よりも急所を狙う方向で育てたいんだけどな俺としては……基本はアナベガさんがもう仕込んであるし。


(これで前衛三人は終わりか、まだ地下一階だけど)


 ということで、次は……


「それでは魔法使い、サブリーダーの」「イレタです!」

「使える魔法は?」「攻撃初期魔法を」「全部見せてくれるかな」「はい!」


 うーん、念話(テレパシー)使わなくても、大丈夫だよな?

 杖を持ってナメクジに向かって、って奥からわらわら湧いてきたな。


「ファイアー! サンダー! ウォーター! アイス! ウィンド! サンド!」


 うん、魔力はなんていうか、F級に相応しいショボさ、いや、手加減だ。


(これでも連発すると、ナメクジを倒せる)


 逆に言えば一発で倒せない、

 いやもちろん本気を出せばどの初期魔法だって、

 この地下一階エリア全てのナメクジを瞬滅できるだろう。


「凄いねイレタちゃん、基本初期魔法本当にまんべんなく使えるんだね」

「多分、初期しか使えないから」「でも立派だよ、遠距離で敵の体力を削るのは重要だよ」

「ありがとうございます」「あとは敵によってどの属性で倒すか、これはまあ座学かな、頑張って」


 さあ、次はルシアちゃんかな?!


「続いてはアトリちゃん」「はいっ!」


 まさかのポーターである、何させるの。


「いまから言う通りにポーションを出して渡してね、

 他のみんなはまずフォーメーションを」「「「「「はいっっっっっ」」」」」


 前衛中央が俺、左にカロリちゃん、右にウォルちゃん、

 真ん中に魔法使いイレタちゃん、後ろふたりはルシアちゃんとアトリちゃんが並ぶ。


「では行くよ、素早く判断してね」「はいっ!!」


 ……あっ、直感的にわかった、これ、罠だ!!!

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