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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 地味ハーレムは冒険者学校でも地味にいきたい!

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第135話 銀貨五枚の、冒険者特別講師。

「やあ君たちがSET隊だね?」


 うっお、さわやかイケメン!

 剣を持っているけど服装は教会風だ、

 そして若いな、まだ二十代後半っていう感じか。


(ココ=ジャスミンさんが大きく頷いている)


 つまりは銀貨五枚で呼んだ、

 今回の、今日の先生をしてくれる冒険者か、

 俺たちが挨拶する前にジャスミンさんが紹介する。


「今回の教師、ロワイエクール教会の神官剣士さま、

 C級冒険者でもあらせられる、リュシアン・クロド・ルレアンさんです、

 前衛三人、魔法使いと僧侶とポーターということで、この方にお願いしました!」


 うん、確かに指導員って考えると良い人選だ、

 だが待って欲しい、所属教会がヤバい、偶然か?

 偶然だよね、偶然と言って! でないと今後の警戒で精神が削られる。


「それでリーダーは誰かな?」

「あっはい、僕です、グラン=フィッツジェラルドです!」

「若いね」「全員、十二歳ですよ」「将来有望だね」「はいドラゴンバスターの皆さんですから」「ちょ、ジャスミンさん!」


 まーた余計なことを、

 そしてさわやかに女性陣へ。


「背の高さからして、サブリーダーは君かな?」

「い、いえ、臨時メンバというか準メンバーというか、戦士のウォルです!」

「ほう、大人びててモテそうだね」「そんな、とんでもない」「斧かぁ、斧は持ち方が大切だよ」「はいっ!」


 あっ、ウィルちゃん表情が、

 そのなんというか、メスの顔をしているっていうやつ?

 ちょっと惚れちゃったかもね、まあいいや俺の地味ハーレムの一員じゃないし。


「サブリーダーは、私です」

「その杖は魔法使いちゃんかぁ」

「イレタと言います、ご指導、よろしくお願いします」


 ぺこりと頭を下げる、

 真面目な表情だ、きちんとした生徒の顔。

 続いてカロリちゃんが出るも背が低いせいで見上げている。


「槍戦士のカロリです、剣は使えませんが、お願いします!」


 そう、カロリちゃんとしては、ね。


「真面目な感じだね」

「ルレアンさん、彼女はなんとレアスキル持ちなんですよ!」

「えっ本当か?!」「はい、槍連射の」「ほうほう、それは凄いね」


 ジャスミンさん、

 まーた余計なことを……

 いやもちろん厚意なのは、わかっちゃいるが。


(きちんと『目立ちたくない』と伝えるべきか)


 まあ、とりあえずは様子を見よう。

 さあ問題は次だ、大丈夫とは思うけど……


「僧侶のルシアです!」

「ルシアちゃん、凄い眼鏡だね」

「あの、その、オッドアイなので恥ずかしくて」


 あっ、ルレアンさんが、

 ルシアちゃんの眼鏡をいきなり外した!

 そして、両目をじーーーっと見つめている。


(最高級魔石って、バレないよね?)


 ちゃんと瞳とか、

 人間の普通の目に見えるように加工してあるはず、

 ブルラズさんが普通の人間ではまず見破れないって言っていたが。


「綺麗な目をしているね、恥ずかしがることはないのに」

「やめてあげて下さい、こういうことをされるのが嫌なのに」

「失礼、もったいないって思ってね、こんなにも可愛いんだから」


 眼鏡を戻されると、

 さささっと俺の背後に隠れた、

 可哀想に……でもこれで疑惑は晴れたかな?


(疑っていたらだけれども)


 そして最後はメイド服のピンク髪。


「ポーターのアトリです、攻撃も防御もできませんが」

「前に後ろに忙しいね」「ポーターバッグにポーターリュックです」

「回復!」「……はい?!」「回復と言われたらすぐ回復ポーションを出さなきゃ」「は、はいっ」


 うーーーーん、

 なんとなくだけどこの先生、

 ウチの女性陣に色目を使っていないか?


(ルシアちゃんの両目を見たのも、見つめて惚れさせるためとか)


 そういう脚本の舞台とか前世でやったからかな、

 両目で見つめると相手が二時間だけ心を奪われる特殊能力、

 幼馴染だけに効かないと思ったら最初から惚れられてたって落ちだったなあ。


(まあいいや、これを乗り越えれば、快適な寮生活だ)


 ということで、

 いよいよ王都のメインダンジョンに潜るのであった、

 さあ、何階ぐらいまで潜らされるのかな、ていうかどんなダンジョンなんだろ。


「では君たちSET隊にひとつだけ約束をしておく」「はい」

「一人でも『帰りたい』と言ったら、即、地上に戻るから、いいね?」

「わ、わかりました」「だから言動は慎重に、学びたければ我慢すること、じゃあ行こうか」


 ジャスミンさんも窓口からお見送り。


「さあドラゴンバスターの皆さん、

 将来、竜をバッタバッタ倒すためにも、

 頑張ってきてくださいねーお待ちしておりますわーーー!!」


 だーかーらー声が大きいって!!!


(よし、ここはみんなに……ウォルちゃんには通じないけど)


 同じパーティーだから、

 ウォルちゃんとルレアン先生を除外する意識をしながら、

 念話魔法(テレパシー)でみんなに話しかける、歩きながら。


『あくまでも普通に、アルトリアスで先生に教えて貰った事は普通にやってね』

『ええグランくん、わかっているわ』『槍のスキルも、抑え目に、普通におぼつかない感じで』

『グラン様、ヒールだけで通した方が良いですわよね?』『ポーションも普通のを』『数は気を付けてね、持ってるのは20くらいってことで』


 間違えてエリクサーでも出しちゃったら……

 そのときは父上あたりの名前を出すか、まあ無いとは思うけど。

 さてさて、地味冒険者パーティーを地味なまま、出過ぎないように地味に頑張ろう!!

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