表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 地味ハーレムは冒険者学校でも地味にいきたい!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

128/209

第123話 怪しまれても、無理はない。

「ふう、貴族らしい食事だったな」

「いや兄上、もうちょっとマナーというものを」

「そっちだってグラン以外はそうでもなかったぞ」


 わざわざ厨房横を通って戻る俺たち、

 すれ違いざまに冒険者エリアの案内してくれたおばさんに、

 包んだ銀貨二枚を渡して『まあ』という表情に軽い一礼だけして進む。


「ほとんど個室みたいだったのは、ああいうことだったんですね」


 ウチのハーレムの半分も、

 申し訳なさそうにしているや、

 ついでに第五のハーレム候補も。


「グランくん、私、子爵邸でそんなにマナー教えて貰わなかったから」

「私も、ごめんなさい」「グラン、こんな所に来る事なんて思いもしなかったから」

「イレタちゃんカロリちゃんウォルちゃんは仕方ないよ、将来は冒険者が目的だもんね」


 一方で、

 びっくりしたのが……


「学校で習っておいて、良かったです」

「校長先生の特別授業が、役に立ちました!」

「うん、ルシアちゃんとアトリちゃんは完璧だったね!」


 さすが淫魔学校の校長、

 もと公爵家執事で短い期間とはいえ王城勤務経験がある、

 こういう教育もしっかり完璧にやってくれていた、途中でみんな真似してたくらいに。


「ええっと兄上、少しだけお給金が出せるなら」「なんだ」

「ウチのアトリをマナー講師として、たまに貸しますよ、メイドのジュディさんも一緒に受けては」

「……お恥ずかしい限りです」「まあメイドは逆にこういう接待は受けないですからね、する方ですし」


 と、ガヤガヤとした冒険者エリアを抜ける、

 ここに居る人達だってきっと儲けているんだろうな、

 見た目でわかる、あきらかな猛者たち……変に絡んでこないあたり、紳士的だ。


(一度くらい、NNNとして食事に、あっ冒険者カードが無いから無理か)


 そして王都の最高級レストランを出ると、

 豪華な冒険者用出入口の前で待ち構えていた一団が!

 いやこれ豪華な騎士団員も居るな、王宮の衛兵っぽいのが。


(最前列中央には眼鏡のザマス系おばさん、受付嬢っぽいな)


 大きく一礼してやってきた。


「卒礼、ドラゴンバスターの皆さんがいらっしゃると聞いて来ましたわ」

「あっはい、ええ、ドラゴンキラーとして登録されているみたいですが、もうそんな情報がバルバートから」

「いえまだ、ですのでそれも含めて情報を、詳細を直接、お聞きしようと」「あっそうですか、そういうことか」


 これ、疑われているな、

 冒険者カードが精密に作られた偽造だとかなんとか、

 ドラゴン討伐マークを付けた十二歳の冒険者見習いパーティーとか、怪しまれても無理は無い。


(レストラン側が通報したか、それともヴァネッサさんが……)


 ヴァネッサさん自体が怪しんでたもんな、

 意識を取り戻し、なぜ俺たちを王都に運んでいるか説明に時間がかかった、

 ちょっとおかしいと思ったんだティーナさんに頼まれた買い物とか、記憶が飛んでるはずなのに。


(もちろん、記憶を消した範囲の前に頼まれてたのもあるだろうけど)


 冒険者ギルドに居たあたり、

 そのあたりを話していたのかも知れない、

 さてどうしようか、僕グラン自体にやましいことは、何もないはず。


(子供だけでカラオケボックスに入って、補導されるような感じに思えなくもないけど)


 一応いるぞ大人、保護者の兄とメスゴリラメイド。


「御同行願えますか?」

「良いですがドラゴンを倒した事になっているのは僕たち『SET隊』だけです、

 フィッツジェラルド子爵家次男である兄とそのメイドは無関係ですので屋敷に帰してあげて下さい」


 居ても意味ないし、

 逆に面倒くさいことになりそう。


「わかりました、では送ってさしあげて下さい」「ははっ」


 衛兵ふたりが兄についていく、

 あっこれ家に入るのを確認したいんだろうな、

 子爵家次男が嘘じゃないかっていう、あと、ひとり忘れてた。


「ウォルちゃんも関係ないから一緒に」

「ええっと、いいの?」「関係してないでしょ」

「そうだけど」「ちょっと時間かかるかもだけど必ず戻るから」


 豪華な夕食を食べに行っただけなんだから、

 変なことにはならないだろう、いや、ならないはず。


「わかったわ、それじゃあ」「うん、またあとで」

「またね」「また」「のちほど」「ウォル様、それでは」


 こうして俺たちは、

 冒険者ギルドへと連行されたのだった、

 これ間違いなくステータスも詳しく見られるな。


(隠匿の効果は、きっちり効いているはず)


 一応、移動中に自力で隠匿が無い仲間には、かけておこうっと。

 ということで眼鏡受付嬢おばさん(CV新●里美)を先頭に歩く、

 いやあ周囲にジロジロ見られて、とてもドラゴン討伐凱旋には見えないぞっと。


(よし、ここは『テレパシー』の魔法で!)


『みんな、わかっているよね、一連の流れ』

『大丈夫よ、NNNの目撃情報についても』『あまり細かく憶えてない方が良いよね』

『素敵なリーダーさんに、見惚れていたことにします!』『詳細かつ迂闊に知らないはずの部分を言わないように、気をつけます』


 うん、どうやら大丈夫そうだ、

 さてさて、いきなりの試練、どうなることやら……


(これ、兄上のせいだよな……?!)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ