表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 地味ハーレムは冒険者学校でも地味にいきたい!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

123/197

第118話 途中の宿屋で、証拠隠滅。

「今夜は一人部屋かぁ」


 バルバトス領を出た街の宿屋、

 大きくもなく小さすぎでもないそこは、

 最大が四人部屋ということもあって、俺は個室部屋となった。


(風呂は別なんだよな、ようは外に銭湯がある)


 このあたりはちゃんと業務提携しているようで、

 宿の客は無料だ、そして男女はしっかり別、狭いけど。

 

「六人も入れば、いっぱいだったなぁ」


 と呟いた所で返事は無い、

 いつもは五人が同じ部屋に泊まり、

 壁に向かって呟いても必ず誰かが反応してくれた。


(そう、どんなくっだらない言葉でも!)


 モンスーンがモンスーン来るよ! とか。

 いやこれは『モンスーン』と『もうすぐ』を掛けたですねえ……


 コンコンッ


「あっはい、どうぞ」


 入って来たのは、

 背の高く強そうで、

 かつお綺麗なお姉さんだった。


「失礼、本日は申し訳なかった」

「ええっと貴女は」「馬車の運転を担当した、剣士のヴァネッサだ」

「あっ、お疲れ様でした」「こちらのミスとはいえ、無礼を働いてしまった」


 このティーナさんの子分みたいな女性、

 いや、もはやコピーといった感じだな、

 さすがにあそこまでの巨女では無いが。


(無礼ってアレだ、最初、馬車内が運転席に丸聞こえだった件か)


 こうやって素早くフォローに来たのは、

 やっぱり俺たちにバレちゃったからなんだろうな、

 どこまで聞かれてたんだっけ、アトリちゃんが真っ先に気付いたタイミングまでだ。


「気にしないで下さい、何があったか僕は憶えていません」

「それで聞こえてしまったので教えて欲しい、君たちはステータスが見えるのか」

「さて、何のことでしょう」「あと『勘付かれる』とは、どういう秘密を」「さあ」


 やばいなあ、

 結構なヒントを与えちゃってるかも。


「ティーナ様は実力ある冒険者は悪いようにはしない」

「随分と上から目線ですね」「S級冒険者だからだ、信頼して良い」

「貴女は」「王都でよくティーナ様と組ませて貰っている」「あっ、そういう関係」「……否定はしない」


 だったら逆に信頼できないよ。


「とにかく、何のことかよくわかりません、聞き間違いでは」

「なら、なぜ急に静かになって中が聞こえなくなった」「さあ」

「NNNとの関係は」「ですから、アースドラゴンの頭をたまたま……」


 ふうっ、と大きなため息の女性、

 そして服を脱ぎ始めた、ってえええ?!?!


「やはり身体に聞くしかないか」

「ちょ、な、いったいどういうつもりで」

「知っている秘密を全て話して貰おう、君くらいの年頃で興味が無い訳では無いだろう」


 はいはい、今更そういうハニートラップですか、

 前世でさんざん免疫が出来ているのでピクリともしませんよっと、

 とはいえ前世があるっていうのがバレるのも嫌なので、ここは狼狽(うろた)えておこう。


「はっ、恥ずかしいっ、早く服を着て下さいっ!」

「私はティーナ様ほど男に対してはうるさい女では無い」

「だからって!」「一度関係を結べば、全てを打ち明けてくれる仲になるはずだ」「たっ、助けてーー!!」


 ガチャッ


「そこまでよ」


 おお、イレタちゃんが!

 その後ろにはカロリちゃん、

 ルシアちゃん、そしてアトリちゃん。


「なんだ、邪魔するつもりか、

 まあ良い、『何か』を隠している事は……ううっ?!」


 急に眠くなったヴァネッサさん、

 ルシアちゃんが支えて俺のベッドに倒れ込ませる、

 無詠唱でスリープ系か何かの魔法を誰かがかけたのだろう。


「ふう、助かったよありがとう」

「いえ、ご主人様の貞操を護るためでしたら!」

「アトリちゃんか」「記憶除去魔法を」「そうだね、一日分かな」


 改めて手をかざして……

 うん、これで二十四時間の記憶は除去だ、

 馬車内にあった映像録画魔石は音までは記録できない代物(しろもの)だったから、とりあえずは大丈夫だろう。


「グランくん、記憶を取り戻したら、どう言い訳するの?」

「そうだね、NNNの手紙を枕元へ置いておこう、『俺たちには関わるな』と」

「誰が書くの? 筆跡とかバレない? あっそうか、テレポートでガルダさん、いや、この時間なら淫魔村の適当なインキュバスにでも頼もう」


 カロリちゃんルシアちゃんは、

 ヴァネッサさんの服を着せ直している、

 見ないようにして俺も外出の準備を……


「じゃあ私達はこの運転手さんを部屋まで運ぶわ」

「あっ本来のね、それにしても襲われてるってよくわかったね」

「私のサーチ魔法です、人間の位置がわかる」「それもアトリちゃんかあ」


 うん、魔物魔法も便利過ぎる。


「私もご主人様について行きます!」

「では、わたくしめも」「アトリちゃんルシアちゃんが来るのね、

 ってティーナさん程じゃないけど、イレタちゃんカロリちゃんで運べる?」「引きずれば!」「いやいやいや」


 結局、五人で運んだ。


「ふう、じゃあ行ってくるけど、

 ついでにブルラズさんにポーション渡してくるから」


 ということで、

 NNNからのメッセージは、

 助手のインキュバスであるペアットさんに書いて貰いました。


(人間の文字は淫魔学校での必須授業らしい)


 まあ俺が左手で書いても良かったんだけどねっ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ