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VIVA! 地味ハーレム ~派手な芸能一家の末っ子だった俺が、異世界転生したのでひたすら地味に生きて行こう~  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 地味ハーレムは冒険者学校でも地味にいきたい!

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第112話 なんだこの、淫乱バーサーカーみたいな女勇者は。

「はい、新しいKランクの冒険者カードGOLDです、

 冒険者学校で自慢して下さいね、とはいえ入学と共にGランクとなりますが!」


 という、にこやかな受付嬢から新しいカードを受け取り、

 さて宿へ、という所で立ちふさがった巨女勇者、いや普通に立っているだけか、

 俺をまじまじと見ている、なんだろう、そういえば勇者って、人によってはステータスを見れ……


「ふむ、惜しいな」「えっ」

「いや何でもない、その若さでハーレムか」

「ええ、まだ十二歳です」「いや結構、それより聞きたい事があってな」


 なんだろう、

 よく見ると美人だ、

 いやヅカ系の男役って素ではすんげえ美人なんですよ俺、見たもんテレビ局のロビーで!


(さすがに身長2メートルは無かったけどね)


 こっちはどっちかというと、

 北米産の美人女子プロレスラーか、

 油断するとスタナーとか決められそう、あとF5とか。


「なんでしょうか」

「申し遅れた、私はS級冒険者ティーナだ」

「はい、イケメン女史の噂は聞いております」「その話は後だ」


 後でしてくれるんだ!!


「では先の話は」

「君たちを助けた『NNN団』について聞きたい」

「あっはい、僕もよくわかりません、かっこいいおじさんが『坊主、待ってろ』と」


 ふむ、という表情。


「その男の名は」「グンタとか言っていました」

職業(クラス)は」「ええっとなんだろ、よくわかりませんっ!」

「竜の切り口は光魔法によるものだ」「へー、よく御存じで」「経験だな」


 何歳なんだろ、

 このハイキックでアッパー決めそうな女勇者。


「あの、それなのですが」「なんだ魔法使い」

「イレタです、そのグンタさんと一緒に居た聖女が、クリスという名前だそうです」

「聖女クリス、有名なのか」「両目をマスクで覆ってました、見えないのか封印しているのか」


 うん、微妙にうまく誘導してくれているな。


「どこの教会かわかるか」

「言っていたような気もしますが、憶えていません」

「僕も」「私も」「わたくしもですわ」「……ロワイエクール教会だったかと」


 さすが地味眼鏡メイドのアトリちゃん!

 という設定です、ええ、後は調べて貰えば出て来るでしょう。


「なるほど、憶えておこう、あとは他のメンバーは」

「サキュバスがいました!」「少年、魔物の女で興奮したか」

「いや、あそこまであからさまなのは」「そうかそうか、その気持ちは忘れるなよ」


 何目線なんだ、

 目線といえばあいかわらず、

 周囲の女性の視点が熱い、むしろ痛い。


「後の女の人は、大して憶えていません!」

「何人パーティーだった」「えっと、ええっと」

「五人、ですね」「女戦士、後の二人はどんなのだった」「剣士と、魔法使いです」


 ウンウンと頷いている。


「その、ティーナさん、探している人でも」

「ある意味そうだな、竜殺しのパーティーとなれば、

 私が大きな仕事をする時に、臨時で一緒に働いて貰うかも知れない」


 なるほど、コネ作りか。


「ハーレムパーティーでしたよ」

「あくまでもビジネスだ、私は男の趣味には極端に煩い、

 たまーに、ごく稀にだが、私好みの男を見つけても、逃げられてしまう」


 そりゃあ、ねえ。


「それで女性に走ったと」

「つまみ食い程度だ、本気では無い、

 私が基本ソロなのは、意中の男が見つかった時にパートナーとなるためだ」


 いやいや、このドデカ女勇者に釣り合う男って、どんだけでかいんだ。


「やはり筋肉系、筋骨隆々な男性が」

「違う、私が好きなのは、背が低く幼い子供のように見える成人男性だ」

「ふぇっ?!」「しかも前衛であれば私と同等、もしくは私より強い男が良い」


 ……なんだか顔が、

 表情が急に妖しくなったぞ、

 なんだこの淫乱バーサーカーみたいな女勇者は。


「あっ、ひょっとして僕が惜しいって」

「もうちょっと背が低くて、もうちょっと年齢を重ねていればな」

「ごめんなさい十二歳です」「私の半分か」「えっ」「冗談だ」「あは、あははは」


 ……もう逃げたい。


「とにかく、まだこの街には居るのだな?」

「どうでしょう、さっさと消えちゃいましたし」

「見かけたら教えて欲しい、周囲で見ているギャラリーもだ」「はい!」「はいお姉さま!」「とりあえず抱いてくださぁい」


 いやほんと、これからつまみ食いか……

 ってなぜ俺がこんな淫乱バーサーカーの性癖を聞かされなきゃならないんだ、

 メタモルフォーゼで子供みたいになって『成人です』とか言ってくれるのを待っているのか?!


(押し倒されて、トラウマを植え付けられそうだ)


 よし、宿へ帰ろう。


「すみません疲れたからもう帰ります」

「そうかわかった、足を止めて済まなかった」

「いえいえ、それではこれで、みんな行こう」「「「「はいっっっっ」」」」


 こうして冒険者ギルドから出る時、

 ティーナさんがポツリと呟いたのが聞こえた。


「……大人の匂いがするな」


 怖い怖い怖い怖い!

 ということで早足で逃げる。


「グランくん、どうしたの」

「……みんなはあの女勇者、どう思った?」

「んー、悪い人では無いんじゃ」「強そう」「あの方も光魔法を使いそうです」「色々と、大きい!」


 早く宿屋に逃げ込んで、落ち着こうっと。

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