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彼と歩む無限の世界  作者: 睡眠欲
一章 一節 一年生編
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従者…?

「今日から授業が始まりますね。心境はどうですか?」

「昨日が色々ありすぎてあんまり意識行ってないわ。」

「それもそうですね。」

レアルタと話しながら授業棟へ向かう。特級クラスは専用の棟が与えられている。今更だが、王立学園は貴族が通う学園のため、使用人の付き添いが一人まで認められている。お嬢様は一人では何もできないからな。私と違って。そうして居るうちに授業棟についた。私以外には4人の人物がいた。

「おっ。知らない子来たね。フィリオと同じ黒髪だ」

「オスクリター誰かわかる~?」

「え〜と、私達以外の黒髪は一人だったはずですから、多分レーゲンさんだと思います。」

初日だというのに仲睦まじいな。それにしても対称的だな。黒髪2人に白髪2人、男2人に女2人とは。男が主人で女が使用人だろうか。

「最初の授業に自己紹介があると思うし、それまで何もわからない状態で話そうってことになって、話してるんだ。参加しない?」

「それでは、参加させていただきます。」

「了解。今の話題は、この世界についてだったよね?」

「おう。この世界の貴族と平民の格差についてだな。どう思う?」

「私は、平民はやはり地位が低いと思います。この王立学園に入学して卒業すれば出世できますが、 平民は満足な学習環境がなく、よほど優秀でなければ入学できません。入学できたとしても、卒業はとても厳しく…」

いや、確か黒髪の少年は平民と言っていたな。

めっちゃ失礼なこと言ってないか?

「申し訳ございません。貴方は平民でしたね。」

「心配ねーよ。むしろそんだけ言われるの割と初めてだったから新鮮だわ。」

「そうだね。あ、もう少しで授業始まるかな?席についておこうか。」

気づけば、他の生徒が全員揃っていた。


⋯程なくして、フォーテ教授が現れた。

「毎年特級クラスを担当しているフォーテだ。

 授業を始める前に聞く。なぜここにいる。オスクリタ君。」

オスクリタと呼ばれた黒髪の少女は答えた。

「なんのことですか〜」

「とぼけるな。次席でありながら入学を辞退したのだろう。それで1級クラス最上位のイントリゴ君が繰り上がりとなった。今すぐ速やかに去るが良い。」

「私はフィリオ様の使用人なんですけど、何が悪いですか?」

使用人でありながら試験で満点を取れるだと?どんな家庭環境なんだ。

「なっ?ならばなぜ制服を着用している。使用人には使用人の服があるだろう。」

「使用人は俺のものなんだよ。俺のものに好きな服着せて何が悪い?」

「はあ…そうか。ならば良いが、事前に報告するように。」

「そーゆーすぐ庇ってくれるとこ大好きー。ありがとねっ」

そう言いながらオスクリタと呼ばれた少女はナイフを手に取り、

主人に振り下ろした。主人は避けたが、何をふざけているのだろうか?

「何をしている?」

「戦闘訓練。学校でぬくぬくと過ごすつもりはまったくないからな。」

「はあ……。本人が納得しているなら良いが、他に被害があると罰を与えないといけなくなるぞ。」

「かまわん。被害など出るわけもないからな。」

言葉通りなら頼もしいことだが、どうだか。


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