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紅き神殺しの物語  作者: 白来
第一章
6/7

吸血鬼、ランクが上がる

そんなわけで町に帰ってきたら…

「ちょっと待て」

そりゃあ止められるわな

「なんだ?」

「いやそれをもって町に入ろうとするのはちょっとな…」

「運ぶ方法が引きずるしかなかった」

「これを倒せるくらいならマジックバックくらい持ってないのか?」

「いや私鉄色(アイアン)だぞ?」

「…ちょっとこっちに来なさい」

そういって兵舎の中に連れていかれた

「で、あれを倒したのは誰だ?」

「だから私だ」

これで三十回目だ

ずっと同じ質問をされている

「あとな、ミアさんを呼んで来いはちょっと無理があるだろ」

「なぜだ?知り合いなのだが」

「それが怪しいんだよ、あの人と知り合いだなんて…」

「はーい、呼ばれてきましたー」

「え?」

「おー、助けてくれー」

やっと来たか、これでギルドに行ける

「いやーしかしフィアちゃんが熊の魔物(ノア・グリズリー)を狩ったのは驚きましたが」

「へー、この熊ノア・グリズリーっていうのか~」

「ええ、サイズ的にAランクの魔物ですね」

「ふーん、え?まじで?」

「マジですよ、割と強い個体だったみたいですね」

「え~Cくらいだと思ったんだが」

「というかどうやって倒したんですか?」

「運よく火の槍(ファイアランス)を急所に三回」

「ホントに運がいいですね、普通なら三回打つ前に攻撃されてますよ」

「そうだな、あとそろそろ出たいのだが」

「あ、す、すいません」

そうしてやっと解放された

「これだけの魔物を狩れるならランクが上がりそうですね」

「そんな早く上がるのか?」

「ええ、Aランクをソロで倒せるなら少なくともA以上はあります、ただ規則上上がるのはCくらいまででしょう」

「そうか、まあ上がれば討伐依頼設けられるしな」

「そうですね、あ、着きましたよ」

そうやって話しているうちにギルドに着いた

ちなみにあの熊は、ミアが持っていたマジックバックに入れてもらった

「おかえりなさい、血染花は採取できましたか?」

「うん、血染花とノア・グリズリーを採取してきたぞ」

「ノア・グリズリーという植物は聞いたことが…」

「ノア・グリズリーは魔物の方よ」

「えええええええええええええ!?」

「出してくれ、血染花はこっちに出すから」

「ええ、ほら」

「マジもんじゃあないですか、しかもサイズからしてAはありますね」

「しかもソロで討伐したらしいわよ?」

「そ、それが本当なら昇格できますね、あと血染花は、は?」

「あら~多いわねぇ」

「いや多いですみませんよ!何本あるんですか!?」

「百本くらいかな?」

「ひゃっぽん!?どうやってあつめたんですか!?」

「群生地から持ってきただけ」

「ちょっと私では扱いきれないんでギルドマスター呼んできます」

「はーい行ってらっしゃい」


───数分後

「こっちに来てください、あとあなたも」

「はーい」

「わかりました」

そういってギルドの奥の部屋に行くと

コンコン

「入ってもいいぞー」

「失礼します」

中に入るとそこには一人の男がいた

「あんたがフィアか、おれはここのギルドマスターのジグだ、ちょっとそこに座って待ってくれ」

「はーい、座って待ってるわ」

「あんたは言わなくても座るだろ」

「そうね」

言われた通りに座っていた

数分経つと

「よし、これで最後だな、悪い、待たせたな」

「いえ、全然待ってませんよ?」

「さすがに歳かもしれん、昔のようにできなくなってきた」

「あなたその年齢でいいますか?」

外見は30代くらいに見えるが…

「いや今年で40だぞ?さすがに体は衰えるだろ、っと話がそれたな」

「そうですね、では本題ですが」

「さっき報告を聞いた時は驚いたぞ?新入りの少女がAランクを狩ってきたっていうからな」

「ええ、私もびっくりですよ」

「お前、ちょっと黙ってろ、で、さらに血染花百本も同時に提出した…」

「そうだな、それは群生地を見つけたんだ」

「群生地を見つけるとは運がいいな、じゃあこっちは終わりだ、問題はノア・グリズリーの方だ」

「血染花を採り終わって帰ろうとしたら襲われたんだ」

「そうか、だとしてもきれいな攻撃だ、火属性の魔法か?」

「そうだ、火の槍(ファイアランス)で攻撃した」

「そうか、なら倒せるかもしれんな、俺は剣士だったがこいつを倒すのは現役でも厳しいもんだ」

「そろそろしゃべってもいいかしら」

「しゃべりだすと止まらんから駄目だ、それで、俺ができるのはCランクまでの昇格だ、B以降は自力で上げていけ」

「感謝する、おそらくすぐに上がるだろうが」

「確かにな、Aランクをソロで倒せるならSでも行けそうだ」

「そろそろしゃべってもいいですよね~」

いまだに喋れていなかったミアであった

読んでいただきありがとうございます

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