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紅き神殺しの物語  作者: 白来
第一章
2/7

プロローグ~神への反逆者~

「いつまで生きてるつもりかしら?そろそろ死になさい!」

「ふん、私がそう簡単に死ぬと思うか?」

私はここ10年ほどこ奴と戦っておる

奴はこの世界の神、名は知らんがな

そして私は吸血鬼(ヴァンパイア)だ、一応魔物に分類されている

十年前、そこらへんの魔物から魔力を吸収していたら襲い掛かってきてな

いつの間にか奴の土俵(神界)におった、だがさすがに限界が来た

「これでとどめよ!」

「グッ」

奴の神剣が私の胸を裂き、その直後四肢が切断された

「さすがにここまで強いと思わなかったわ」

「チッ、やるなら早くしろ」

「無理よ、私の神力すっからかんよ、だから封印するの」

「その程度の封印でどうにかなるとでも?」

「ええ、あなたから力を奪って封印し続けるからね、解けてもゼロからよ」

「なら封印が解け、力を取り戻した時、それがお前の最後だ」

「最後まで口だけは達者ね、じゃあさようなら」


───フィア


その直後、私は暗い空間に鎖で縛られていた

「ムー!ムー!」

しかも口も布か何かで塞がれている

さすがにしばらくは出れないだろう、もしかすると五百年くらいになるかもしれん

だが、私にはやるべきことがある、復讐だ

あのクソアマを殺すまで私は諦めん

絶対にだ




───それから数十、数百、何年たったかわからないくらい長い時が流れた

身体がまともに動かなかった、魔力をほぼすべて吸い取られたのだろう

その時だった、鎖からパキッっという音がし、鎖が粉々になった

「…ついに、破れたか」

口をふさいでいたものもなくなっていた、そして光の差し込む裂け目を見つけた

きっとこれが出口だろう、そう思いながら

伝説の吸血鬼、フィアは()()()の封印から抜け出した


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