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物語調の詩/短編

目は口以上にモノを言う

作者: 日浦海里

見かけるたびに

じっと見つめるから

親に抱かれた通りすがりの幼子と

ふとした瞬間に視線が合う


視線を逸らさず見つめ返すと

大体の子はこちらを見つめる


じっと見つめてしばらくしたら

ニコっと笑うとニコっと返す


小さく小刻みに手を振ると

嬉しそうに笑顔を浮かべる


親にバレずにどこまで持つか

一人遊びを始めることも


こっちを見て、と思わなくても

視線が勝手に視線を釘付け

そうして勝手に笑顔に変える


何を話すわけでもないけど

視線が合うだけで通じ合う瞬間



散歩中の小さいわんこと

ふとした瞬間に視線が合う


視線を逸らさず見つめ返すと

大体の子はこちらを見つめる


じっと見つめてしばらくすると

突然抱きつかれることがある


しゃがんで手のひらを下から出すと

何もないけどペロペロされる


飼い主の方が謝るけれど

謝るのはむしろこちらの方で


こっちを見て、と思わなくても

視線が勝手に視線を釘付け

そうして散歩の邪魔をしてしまう


言葉が通じるわけでもないけど

視線が合うだけで通じ合う瞬間



またナンパしてる、と

言われることがあります

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― 新着の感想 ―
[一言]  本当に癒やされますよね。  何でしょうか、あの破壊力。  わんこは慣れていないので触りにいけません…。
[一言] そうなんですよね! お散歩中の赤ちゃんと目が合うと なんでか目で会話できてしまうんですよね。 あやしてあげるというよりも、 こちらが何かをもらってる感じです。 不思議ですよね。
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