〜異世界って素晴らしい〜
海玖「え…??」
嗚呼なんていい声だろう、こんな声の持ち主はきっといい声で喘ぐに違いない。そんな下心を抱えつつも見上げると…先程の紫髪の男が、未だ堅い表情で海玖を見下ろしていた
?「…見慣れない服を着ているな…体調でも悪いのか?」
海玖「ヒィッ、胸の露出が多い!」
その男が屈む際に大きく空いている胸元が更にはだけそうになり、海玖は尊みで目が潰れそうになりながら悲鳴のような声を上げた。
?「うん?胸…?……まぁ良い、その様子なら元気そうだが…お前、どこから来たんだ?」
?「おや…どうしたんです?威雨さん。その子は…?」
海玖「威雨……貴方威雨さんって言うのね!!!」
思わずとなりのあいつの様なセリフを吐きながら紫髪の男、威雨を見つめる海玖。覚えたわ、その名前。とでも言わんばかりに眼光を光らせるも、その最早不審者と言わんばかりの目線にもう1人の青い髪の男が海玖と威雨の間に割って入った。
?「あの……なにか御用ですかね?」
海玖「眼鏡敬語バリタチセコム…!?」
あまりの衝撃に海玖はもう限界であった。腐女子でない方から見れば何を言って居るんだと思われそうだが、それでも限界腐女子の海玖はもう心が潤いすぎて駄目であった。
こうなってしまうと腐女子はもう成す術は無い。そっと拝むように手を合わせ、供給に感謝しながら海玖はぶっ倒れるしか無かった。