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点字ブロックの優しさを想い出して

作者: 善行望


 目の見える心の不自由


 憂鬱な雲が遮る


 空に敷かれた点字ブロック


 道筋見えなくて


 人生行路見えなくて


 誘導の優しさ見えなくて



 降りしきる雨で


 頬をつたう涙忘れて


 目の見えること忘れて


 手に触れた温もりも忘れて


 何もかも信じられなくなって・・・・・



 目の見えない心の自由


 街の精一杯のやさしさ


 小さく黄色く光る


 こころ細い道


 杖を握るこの手に


 温もりの広さ伝わる


 道の端っこに太陽の軌道


 細さが優しい気使い


 地面に隙間なく施せば


 自分の居場所


 見失ってしまうから


 

 黄色い道は


 思いやりの道


 思い出の道


 たくさんの童の足


 無邪気になぞるように


 純水に信じている



 相も変わらず


 降りしきる雨は


 激しく叩いて


 黄色く色めく


 



 



 



 

読んでくださりありがとうございました。

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