三人の、でも独りの
また独り占めした
冬鳴りのクリスマスソング
壊れて 壊して
とっておきのsomething
夜に聞くふりした
あなたに あなたと
CALL鳴り響く
鐘の音それとも金の成る木
翌る日からだんだん経って
寒暖差さえも気になって
あれから君のいない日に
決まって続ける肉体関係
肌の温もり 溢れる煙草の香水
警察24時 近づく年末年始
夢見がちな眼差し交わす二人
緊迫した後 Hotelと道路
「それではmerry Xmas」と
金と時間の切れ目が
雪ならざる若人の縁の切れ目
あの子だって誰かといたい
そう思うと胸が切ない
また独り占めした
冬鳴りのクリスマスソング
壊れて 壊して
とっておきのsomething
夜に聞くふりした
あなたに あなたと
さよならを目指した
恋とも呼ぶべきか
不思議さ 不思議だ
34 47 62とか14番
古臭い下駄箱 ロッカーキー
番台おばちゃん 眠そうに
疲労困憊 促進 聖なる日
共に洗い流す職場の愚痴
牛乳乾杯 きっと街は待たない
見知らぬ顔ぶれ争うなかれ
それでも明日は変わらない
野球の中継 サラリーマン
意気投合して
仕事を家庭に持ち込まないことも
仕事内だと聞いたmerryクリスマス
また独り占めした
冬鳴りのクリスマスソング
壊れて 壊して
とっておきのsomething
夜に聞くふりした
あなたに あなたと
さよならを目指した
恋とも呼ぶべきか
不思議さ 不思議だ
また独り占めした感覚に落ちぶれ
夏の再来かとフェアプレー
誰彼構わず元カノと会わず
予定を埋める予定に襲われ
「好きになるには時間がかかる、
でも、きっと貴方を好きになる」なんて
だいぶ慣れた常套句
「待っているからさ大丈夫」
新宿三丁目の改札 偶然
通りがかるダチと交わす
「その子なら大柄な男と、
イルミネーションに消えていった」と
また独り占めした
冬鳴りのクリスマスソング
壊れて 壊して
とっておきのsomething
夜に聞くふりした
あなたに あなたと
さよならを目指した
恋とも呼ぶべきか
不思議さ 不思議だ




