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メダカのメロデー
去り際 時計 そして心
よく浮かぶ 大変なんだ
会いたい 夢 そして指輪
河川敷の濡れた道
去り際 メダカ そして花
よく浮かぶ 大変なんだ
会いたい 顔 そして鼻
長い夢でも見て
明るいまま眠りに落ちて
塀の上から退屈そうな猫の鳴き声
5時から7時の途中
怖がりな僕の夢は
自販機の隙間に吸い込まれるように
花びらの数だけ素晴らしい未来が待っている
何度も何度も四季を繰り返しやり過ごす
ありもしないことでも君の笑顔を拭えたら
ひらひら 全てが地面とキスするまでに
長い夢でも見て
明るいまま眠りに落ちて
塀の上から退屈そうな猫の鳴き声
5時から7時の途中
怖がりな僕の夢は
自販機の隙間に吸い込まれるように
明日が笑顔に覆いかぶさってしまったら
隅っこの方にもプレゼントは届くかなぁ
ひしゃげた嘘から微かな君でも思い出して
絶え間ない風の音 聴くようなふりをする




