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作詞  作者: 詩に書かれる人
49/239

緩やかに流れる宝石の中で

街の袖で一つ上がった

見慣れぬ四角い宝石の束

風に負けず雨にも負けないまま漂い続け


シンプルな装い 少し派手なネイル

キラキラと呼べば良いかな

安直な表現 知恵のある君には

物足りない気がして


弾け飛んだどれもが綺麗に

余力に任せて 浮かんでいく

そのカケラに上手く飛び乗って

南に向かおう

知らない人が僕らを眺めている

宝石を通して


せめぎ合う街の中で

散らばる奇跡を持たないまま

暗いところ偶然装うように温めよう


白々しく声を 宛名に箇条書き

「誰もが幸せに」と

そういう君だから 惹かれているんだよ

カケラを飛び降りて


近所の隅 ドブを飲む猫

ビニールが眠る静かな土

互いの暮らし徐々に擦り合わせ

一人を忘れ

知らない人が向こうを眺めている

僕らも同じような


ポケットに潜んだ 僅かなカケラでも

知らない人にあげる

大きな建物と イニシャルスポーツカー

街は色づく


弾け飛んだどれもが綺麗に

余力に任せて 浮かんでいく

何が起きても動じない心を

携えていこう

弾け飛んだ僕らの想いが

上手に形を 保っている

互いの暮らし徐々に擦り合わせ

いつまでもいよう

知らない人の隙間で生きていく

君と二人で

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