43/239
愛のサンプル
さりげない優しさから僕らの感覚を抜けて
ブレザーに影が落ちる
誤魔化した記憶の粉ダージリンの香りに
揺れながら細々と
2分間キスをしたお互いの意見
隠れ家を飛び出していく君の背中
突然の変化が僕らを襲ったら
積木みたいに ほら 崩れると知った
ありふれた言葉で君にさよならを探す
気が向いたらでもランチとか遊園地でも
愛し合うと口にした七畳半の小部屋で
吸い殻がうなだれている
思うのは過去ばかり将来性の見えない
僕なんて捨てた方がいい
ベランダの端には木目のテーブル
料理を好きになった君には小さい
道に迷うときは電話でもかけてさ
当たり障りのない会話をしよう
いつか運命の糸 手繰り寄せるその前に
お互いの空気感 そんなものに浸っている
2分間キスをしたお互いの意見
隠れ家を飛び出していく君の背中
突然の変化が僕らを襲ったら
積木みたいに ほら 崩れると知った
ありふれた言葉で君にさよならを探す
道に迷うときは電話でもかけてさ
当たり障りのない会話をしよう
気が向いたらでもランチとか遊園地でも




