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作詞  作者: 詩に書かれる人
39/284

TRANSIT

準備不足で躓いた詰めが甘い仕事のミスを

偶然をぶら下げながら愚痴る君をぼんやりと


雑な相槌なんて 当然見破られて

冴え渡る勘が少しだけ憎い


つまりとか上手くとか言えない角度を

絶妙に責める口が熱っている

暑がりな母親に似た体質で

スーツジャケットが椅子にもたれている

心なしか口調が速く感じてしまう

気のせいと僕は僕に言い聞かせる


昔話に移行したカーナビの調子狂っていても

まもなく終電間近なんだか心にぽっかりと


恋の伝道師なんて 曖昧なものだって

君は懲りずにまた恋を探す


焦らずに怒らずに耳を傾ける

"居酒屋の誰もが今夜なら"とか

不純な動機をつまみにしているけれど

それだけは何故か違う気がしている

僕だけは父親譲りの誠実さで

いつまでも不器用な男でいたい


踏切の向こう側に

摩訶不思議な世界があれば

なりゆき任せ

飛び込んでしまうのも

風の赴くままに


つまりとか上手くとか言えない言葉を

様々な角度から試している

不純な動機はすぐにバレてしまうから

それだけはちゃんと言い聞かせている

君はまた母親に似た癇癪持ちで

心なしか口調が速く感じてしまう

僕だけは父親譲りの誠実さで

いつまでも不器用な男でいたい

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