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作詞  作者: 詩に書かれる人
218/239

人生講義

渋滞に捕まった路線バスを優雅に眺めている

飛び立つ鳥が糞を撒き散らしている


地球が回っていた気薄な実感を信じたいから

「未来には何が待っているの?」


看板を持った募金の応募

「自分さえ良ければ良いけど……」

言い訳めいて不透明な心で

また過ぎ去る歩道橋の下


「盲目に乾杯しようぜ」

中途半端に残ったグラス氷

もっと羽目外したいお前と二人で

「進むべき憧れじゃなく

支える憧れってどうなんだい?」

もう貰えるはずない愛を探している


果たして夢ってさ 叶うべきものなの?

愚直に前を見据えた

子供の純粋な目を目の当たりにして背けた


幾千の愛も優秀な仕事も

熟練した途端に消えていく

「良い大人」なんてそんなにいないぜ

幼子達の狭間でもがいた


米粒半の幸せ

精一杯掴みたいもんな

きっと危なげない世界じゃ退屈だ

手にした瞬間は嬉しくて

結局物足りなくなっちゃった

でも大袈裟に僕は喜んでみるんだ


「盲目に乾杯しようぜ」

中途半端に残ったグラス氷

もっと羽目外したいお前と二人で


米粒半の幸せ

精一杯掴みたいもんな

きっと危なげない世界じゃ退屈だ

手にした瞬間は嬉しくて

結局物足りなくなっちゃった

でも大袈裟に僕は喜んでみるんだ


そう、僕達は喜んでいるんだ

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