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作詞  作者: 詩に書かれる人
216/239

Office

10分程度で出来たものが、思ったよりも良いものであって。

汚れたハンカチを

公園のお水で洗いながら

ふいに考える


まだ成し遂げちゃいないけど

このまま死んでもいい

優しさと厳しさの前後


散らかった自暴自棄

破滅願望でもなくて

ただほんの少しだけ満足している


幾千の光が僕を追い越している

捕まっちゃいけないとつぶさに逃げた

何気ない幸せをこの頃恋しくなる午後

一杯の紅茶の風味 彩り 慌ただしいオフィス


肩替わりの狭間で

もがく世界の重力 僕達は

歩みを止めず


そりゃ怒ってムカつくけど

このままってわけにもいかないし

なんとかしなくちゃって


コピー機が騒がしく明日を刷っている

支給された水を飲んで見遣っている


形あるものにはそれなりに言い分が

情けなくて毎日臆病に願った

エレベーターの乗り場で自動思考に陥る

上に行くそれだけで 気分も 上がればいい


どさくさに紛れて仕事を破り捨てて

アフリカ大陸に飛び立ちたいなぁ


幾千の光が僕を追い越している

捕まっちゃいけないとつぶさに逃げた

何気ない幸せをこの頃恋しくなる午後

一杯の紅茶の風味 彩り 慌ただしいオフィス

飲み干したカップの底

もう一度 飲むふりをしてみる

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