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作詞  作者: 詩に書かれる人
19/239

走馬灯

缶蹴り痛がった寒がりな兄ちゃん

遠くに飛びすぎて虹みたいだった

誰もが大きく腕伸ばし待った

届くか届かないかは二の次だった

草木は背丈を覆い被さった

何度も青い空を見上げてやった

コオロギなんかが隣に並んだ

面白おかしく僕も笑った


昨日までとは違う結果が全てさ

明らかにゼンマイは回り始めた

根比べなんかはしたくはないけれど

「同じ列には二人並べないの」

どうしよう身体が石ころみたいだ

無我夢中でも許してくれはしないか

通せんぼならず者僕は何者?

次第に見えなくなっていったもの


腹立つくらいに分かりきっていること

そいつは何遍も言わされてきたもの

くっせぇ台詞に吐き気を催す

ヤンキーじゃなくたって笑っていたもんな

それでも結局分かりきっているでしょ?

何回もそこに行き着いてしまうから

大人になったって思った時には

そいつが一番胸に刺さるよ


おトイレあれこれ一緒がいいね

大体のものって平和主義でしょ

心の奥底で叫びたかった

口に蓋することを覚えた

勉強から解き放たれた素人

黒く染まって冬にはコート

心の奥底で叫びたかった

相手の後ろに立つこと覚えた


籠にはたった一匹しか居なかった

それなのに銃弾は頬をかすめた

否応なしに雨みたいだった

飴と鞭を間違えたんじゃなかった

肩と背中に荷を持たされた

そしてついでに罵声もあげられた

俺たちはあんまり強くはないから

強さってやつを知りに行くのさ


こんなことくらいしか出来ることないでしょ

こんなことくらいでも出来ることがあんだよ

こんなことくらいしかやりようがないけれど

こんなことくらいでもやっていきたいんだよ


腹立つくらいに分かりきっていること

そいつは何遍も言わされてきたもの

大人になったって思った時には

そいつが一番胸に刺さるよ


俺たちはあんまり強くはないから

こんなことくらいしか出来ることがなくて

俺たちはあんまり強くはないから

こんなことくらいでもやっていきたいんだよ

俺たちはあんまり強くはないから

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