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作詞  作者: 詩に書かれる人
168/239

透間風

いぇい!

街まで広がる入道雲

白く打ち上がる息

季節外れの寂しさが

やけに明日を覚えた


観葉植物が揺れている

少し窓が開いていた

干されてくたびれた細いデニム

雨が降るなら取り込まなくちゃ


いつ如何なる時も君を知らない

思い出とは上手く言ったけど

録画から見えた花火なんて

音に埋もれて立ち昇る


爽やぐベランダ 路地の花

「あれは……」思っては消えた

有名になれば無くしたもの

いちいち数えたりしないね


いつ如何なる時も君を知らない

思い出の中 確かめてみる


ゴミ袋が また 集まっている

工事の作業が始まる

マンションが立つと言う

僕の部屋では

どうでもいいテレビが騒いでいた


いつ如何なる時も君を知らない

思い出とは上手く言ったけど

ひたむきに降り積もれば

この街ごと全ては白く染まるのに

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