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作詞  作者: 詩に書かれる人
12/241

さよならなら

季節外れのキャンドル

灯す日は人知れず

眠れない 語れない

夜を過ごすことに

いちばん端っこには

可愛らしいクマちゃんが

殺風景なモノクロの部屋を色付かせる

歯ブラシと柄のワンピース

一緒に引っ越して来た

口うるさい 君のわがままと


僕なら手に取らない 小物に囲まれて

何故かぼんやり テレビを観ている

お気に入りの番組 カラフルなテロップ

はしゃぐ人たちに自己投影して


10分前後の砂時計

返すのは何度目?

眠れない 語れない

夜を過ごしている

やや中央に置かれた

くたびれた二人がけソファー

重心が傾いて右側だけやや低い

シャボン玉を作る洗濯機

無邪気にガタガタ笑う

心許ない 欠伸をして


僕なら手に取らない 小物に囲まれて

何故かぼんやり テレビを観ている

お気に入りの番組 カラフルなテロップ

はしゃぐ人たちに自己投影して


口に出すのは無駄な気がして

ポッケに指を突っ込んで歩く

適度な雨に 身を打たれた

あの駅前まで もう少し


君の趣味に合わせた小物に囲まれて

何故かぼんやり テレビを観ていた

お気に入りのスニーカー カラフルなTシャツ

はしゃぐ人たちに自己完結して


終電間際の駅前は閑散としている

何故かぼんやり 君を待っている

お気に入りの腕時計 シンプルなデニム

街は また後日 雨を降らすらしい

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