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作詞  作者: 詩に書かれる人
10/239

ハッピーバースデイ

あの日齧った角砂糖の

しょっぱい味を覚えている

不意を突かれて 画角に収まる

みすぼらしい わたし


「ちゃんと綺麗に撮って欲しい」と君は

投げやりにぼくを見ている

難しくて 掴み所のない あぁため息

ふざけないで 心の中に

誰かを欲しがるリビドー

予定調和を拒み続けていて


まるで

練りに練った銀行強盗みたいに

ほんのちょっとの人だけが

美しいと語り継ぐ

それもいいんじゃないか

「どうせ敵に回す」って言うんだから

君にとっての試行錯誤を

「ぼくが請け負う」わけなんだから


「誰もあなたを許しはしない」と

震える唇で告げる

簡単に 言い直して あぁため息

醒めずに夢を見ていたら

ひっくり返っても気づかない

あと少しだけ貴方を愛して


「諦めよう」と

お互いの同意で

蹴りがついたはずなのに

理性を邪魔する

形のないもの

後は全て任せていたはずなのに

君が唇の中で蓄えていた

貴方が知りもしない

たった一つの


「ちゃんと綺麗に撮って欲しい」と君は

投げやりにぼくを見ている

難しくて 掴み所のない あぁため息

ふざけないで 心の中に

誰かを欲しがるリビドー

予定調和を拒み続けていて

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