彩りある世界
生きるって、何だろう。
時々頭をよぎる答えのない問い。
思いつく度に、その都度に考えつくものは変わっていく。
僕は誰かに逢うために生きているのだと、今回はそう思った。
描きたい、或いは撮りたいと感じるような。
惹かれる“誰か”に、逢うために、僕は生きているんだ。
そう思ったら、逢うまでは、進まなければと。
この遅々とした歩みを止めてはならないと、そう思うんだ。
振り向けば朧気な世界でも。
まだ逢うべき“誰か”に出逢っていないイマは。
生きることを続けなければと、思うのだ。
この色褪せた世界が色づくその時まで歩み続けようと、そう思うんだ。
きっとその“誰か”に出逢ったとき、僕の世界は、色づくはずだから。
言葉を戴けると著者の寿命が延びます。