第五十話 エゴサ↑チ 第一部 学園編 最終回 「戦」
「はあっはあっはあっはあっはあっ・・・」
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西岡加奈子
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ハイジニーナちゃん
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キューピットッ勾玉
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オトメン
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「ほらほら急いでっ!!」
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西岡加奈子・・・
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賀正高校一の才色兼備
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本小説主人公の、精神、藤吉浪の未来の花嫁
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「ひえええ~~~~」
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キューピットッ勾玉
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精神、藤吉浪、西岡加奈子の所属するパソコン部員
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藤吉浪の宿敵、はぐデカ純情派との決戦に勝利し終えたばかり・・・・・・
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精神、藤吉浪、西岡加奈子、キューピットッ勾玉
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精神、藤吉浪のトライアングル、その一
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西岡加奈子、キューピットッ勾玉
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「はあっはあっはあっはあっ・・・」
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懸命に追うふたり・・・
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西岡加奈子
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それだけ、加奈子の全身にアドレナリンが漲っているようだった・・・
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キューピットッ勾玉
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遅れをとる勾玉は、実を言うと、キャラに似合わずスポーツ万能であった・・・しかし、今の加奈子のエネルギー→歩幅にはついていけずに、必死であった・・・・・・
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精神、藤吉浪はどこへ・・・
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「あっ・・・」
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西岡加奈子
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・・・・・・
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「居たっ!!!」
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西岡加奈子
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「ぜえぜえぜえっ・・・」
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「・・・・・・藤吉浪くん」
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キューピットッ勾玉
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西岡加奈子
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精神、藤吉浪
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↑
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理科実験室!!!!!!!!
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BAAAAAAAAAAAAAAANNNNNNNNNNNNNNN!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
燃えている・・・・・・
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凄まじい炎!
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奥の部屋・・・パソコンから出火したのだ・・・
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藤吉浪のシルエットが、燃え盛る赤に映えていた・・・・・・
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美しい佇まいだった
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「・・・・・・」
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「テメエが、はぐデカ純情派か?」
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精神、藤吉浪
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「・・・・・・」
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「・・・・・・如何にも」
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「いや・・・」
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はぐデカ純情派
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「そんなもの、あくまで仮の名さ・・・」
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「本当の名は・・・」
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はぐデカ純情派(仮)
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・・・・・・
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乞食みたいだった・・・汚かった・・・
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藤吉浪の巨体が近くにあるとは言え、みすぼらしく弱々しい・・・そして小さな身体をしていた・・・
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もしかして・・・???
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キューピットッ勾玉
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キンコンカンコーーーーーン
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「火災発生、火災発生!!発生源は理科実験室、理科実験室・・・繰り返します、火災発生、火災発生!!発生源は理科実験室、理科実験室・・・直ちに校庭へ避難しなさい・・・」
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・・・・・・
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「もしかしてだけど」
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キューピットッ勾玉
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「彼のことわかったかもしれないよっ・・・学校七不思議のひとつ・・・」
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「えっ??」
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西岡加奈子
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「って・・・アイツ・・・??」
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「でも・・・」
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西岡加奈子
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「あれって伝説、しかもホラ話じゃん・・・!!」
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・・・・・・
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学校七不思議のひとつ・・・・・・
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かつて、賀正高校には、それまで存在もしなかった理科部を立ち上げた生徒がいた・・・・・・
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かれは、生徒にもかかわらず、常に白衣・・・授業に参加することは一切なく、理科の授業でさえ・・・理科実験室の奥の控え室を部室として、常に立て篭り、そしてその年の夏休みに開催された全国青年科学研究大会にて、優勝・・・・・・
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驚くべきことに大学を主体とした大会である・・・・・・
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一躍、賀正高校が話題になるも、かれは単位不足にてほどなく退学した?との噂が流れていた・・・もう2年ほど前の話であった・・・・・・
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・・・・・・
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「間違いないよっ・・・彼は小柄だったし、眼孔が鋭いあの顔は、とても印象深くて、覚えがあったんだ・・・」
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キューピットッ勾玉
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「でも、そいつってもう、退学したんじゃないの・・・?」
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西岡加奈子
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「うん・・・不思議なことだけど・・・それが一番つじつまがあうよっ!!・・・だって」
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キューピットッ勾玉
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「かれ、めちゃめちゃ不審だよっ!!」
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バアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンンン
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白衣の不審者あああああああああ
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「おい・・・」
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精神、藤吉浪
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「テメエ、本当の名を名乗りな・・・なあに、火災の放送くらいで黙り込んでんだ・・・」
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ブワアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオ
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炎が広がっている・・・煤だらけになって白衣はもう黒に等しかった・・・
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精神、藤吉浪
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「首飾少女」
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パキイイイイイイイイイイイイイイイインン
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「藤吉浪くーーーーんんんっっ」
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キューピットッ勾玉
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オトメンは声を荒げていた・・・無理もない、炎が一瞬にして凍りついたのである・・・
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「・・・・・・」
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西岡加奈子
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か、かっこいい・・・
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加奈子の脳内はすでに、ファンタジックになっていた・・・
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未来に結ばれる相手が異能力を使った・・・それはもう、最大のトキメキなのだった・・・
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かつての、真なる覚醒者、藤吉浪が、あの運命の明け方に、夢魔として淫靡な一夜の交わりを交わしあったあのときから、彼女はもう、現実世界よりひとつ跨いでしまっていた・・・・・・
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・・・・・・
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キューピットッ勾玉
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一方キューピットッ勾玉は、精神、藤吉浪の背景に、武将、青臓の気配を見ていた・・・それは、かつての勾玉が見ていた、夢に訪れる藤吉浪の姿の、そのひとつだったのである・・・しかし・・
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キューピットッ勾玉
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現実の風景として、まじまじと見てみると、とんでもない迫力だよっ!!
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「・・・・・・」
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精神、藤吉浪
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「これで・・・テメエの白衣も少しは白さを取り戻しただろう・・・」
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「さあ、続きを話してもらおうか・・・」
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「・・・・・・」
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・・・・・・
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「こんなもの!」
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ぶわあああああああ
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スロー・・・
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バサッ!
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白衣
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白衣を脱いだ小男は、いつの間にか大柄な巨体へと・・・
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・・・!!!
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精神、藤吉浪、西岡加奈子、キューピットッ勾玉
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「えっ!!!!!!」
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西岡加奈子、キューピットッ勾玉
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「・・・・・・」
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精神、藤吉浪
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「俺の名は・・・」
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「重金属目多流」
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BABAAAAAAAAAAAAAAAAANNNNNNNNNNNN
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「ええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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西岡加奈子、キューピットッ勾玉
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「何だと・・・」
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精神、藤吉浪
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重金属目多流!!!
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・・・・・・
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精神、藤吉浪
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細かいことには疎い浪藤吉藤吉浪でさえ、その名は知っていた・・・
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であるとするならば!!
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西岡加奈子、キューピットッ勾玉
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人並みに会話をし、事情を理解するこのふたりにとってみれば、その衝撃は藤吉浪の比ではなかった筈である・・・
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重金属目多流!!!
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学園カーストの頂点、学力、スポーツ、容姿、そして藤吉浪と比較すると全く重なってしまう美しく逞しい体型・・・筋力・・・加えて爽やかでサラリとした性格は、学園の男女、教師問わず、すべてより羨望の眼差しを受けるのだった・・・・・・
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一言で、黄金
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密かに巨体通しである藤吉浪と目多流は比較の対象でもあった・・・
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いうなれば、学園の光と影・・・
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かつての真なる覚醒者・・・いうなれば光の覚醒者たる藤吉浪の扱いは・・・奇しくも学園においては、日陰者・・・しかも、巨体とのギャップのせいで必要以上に悪目立ちをしていたのだ・・・・・・
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重金属目多流・・・
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その学園きっての頂上者が、あろうことか、伝説的変人だったなんて・・・・・・
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正しく、ジキルとハイドではないか・・・・・・
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「・・・・・・」
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「テメエ・・・・・・」
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藤吉浪
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「・・・・・・」
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重金属目多流・・・
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・・・・・・
↑
・・・・・・
↑
・・・・・・
↑
・・・・・・
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「こらあああああああお前らああああああ!!!!!!!!!!!!!」
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???
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理科の教員である・・・・・・
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「はやく避難をせんかあ!!!あ~どうしよどうしよ・・・あれ?」
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「消えてんな・・・」
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「ぼくたち消火活動したんだからねっ!!」
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キューピットッ勾玉
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「ぬあああに危ないことしてんだ貴様らあああ!!!」
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理科の教員
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「まあ、消えたんならよしとしよう・・・半分は残ってるようだ・・・しばらくはこの教室も使えまい・・・」
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「しかし、必ずや、立て直す・・・」
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「それより・・・」
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「もうすぐ消防隊がやって来る!お前たちは校庭へダアアアアアアッシュウウウ」
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理科の教員
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「はい」
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・・・・・・
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校庭では大勢が集まり、放課後の部活はすべて中断していた・・・・・・
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緊張感・・・
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例え放課後とはいえ、不測の事態に妙な雰囲気が広がっていた・・・
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そこへ・・・
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学校の頂点、重金属目多流が三名を引き連れ、歩いてきた・・・・・・
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ヒュ~パチパチパチパチパチパチ・・・・・・
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意味不明な盛り上がりが・・・
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「遊びじゃねえんだぞテメエら!!何回言わせりゃわかるんだ!!!」
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原因は彼であろう・・・
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そもそも、高校生が、放課後に起きた火事で静まり返るはずなどないんだ・・・
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恐らく校庭に集った不謹慎な雰囲気を生徒指導の鬼野郎が一喝しただけだろう・・・
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・・・・・・
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「皆さん、私は、今まで理科実験室にいました・・・」
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ザワザワザワザワ・・・・・・
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「そして、出火の原因は、私と、彼、つまり、浪藤吉藤吉浪君のふたりにあります・・・」
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え~~~~~~~ワイワイワイワイ・・・・・・
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「しかし、突き詰めれば私ひとりの責任でしょう・・・」
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ぎゃあああああああわいわいわいわい
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「私が負える範囲での責任はすべて負いたいと思います・・・・・・」
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ヒュ~~~~きゃああきゃああ・・・・・・
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「しかしそれ以上に・・・」
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重金属目多流
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「こんな不謹慎なときに・・・しかし私は、あることが頭を離れずに、それ以外を考えられない状態にあるのです・・・」
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ざわざわひそひそ・・・
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「私は、先程、彼、浪藤吉藤吉浪くんと、ある勝負をして、私は彼に負けました・・・・・・」
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ぎゃあああああひそひそざわざわ・・・・・・
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「完敗でした」
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ひゅ~どろどろざわひそ
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「・・・・・・」
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重金属目多流
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「浪藤吉くん・・・」
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「いや、浪藤吉さん、今日から私を、あなたの舎弟にしてください」
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ギュオオオオオンンユワルイイイイインンンン
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ざわひそずばばばざわざわぎゅおおおおおおおお
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「何だあ」
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精神、藤吉浪
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「敗北した私にそんな大それた真似など普通は許されないでしょう・・・」
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「しかし、私はこの学園の権力者!!!」
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「私の意志の目指すとこ、そこには否でも皆の圧力が向かいます」
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「ぐはっ」
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精神、藤吉浪
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重金属目多流
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「浪藤吉さん、藤吉浪さん、私はあなたの舎弟です!!!!!!」
↓
バアアアアアアアアアアアアアアアンンンンンンン
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!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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「・・・・・・」
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「何だか・・・」
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浪藤吉藤吉浪
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「釈然としねえが、そうせざるを得ないようだな・・・・・・」
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ヒュ~~~~~~~パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・・
まさかの急展開で学園カーストの頂上へ上り詰めた浪藤吉藤吉浪・・・
宿敵の正体は果たして本当に彼の舎弟となり遂せるのか・・・
そして未来の花嫁、加奈子との甘い日常生活は??
さあ、これより第二部。
エゴサ↑チ連続殺害事件編・・・乞うご期待↑↑




