第三十三話 SHINDO、その一「化身」
けたたましく充満している、完璧な密接と重圧の流動するパズルの変動。
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重く素早い・・・
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鋭い破壊力ですべてを潰し切り裂いて通過していく。
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SHINDO
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いわば涅槃への煉獄
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真なる覚醒者の影、升龍
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真っ二つ
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右升龍 左升龍
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右升龍→「怪我の巧妙じゃのう・・・ワシはおかげでこのSHINDOの隙をつくことができ、そしてお主は失いし耳のおかげで光の角柱を避けよるわい」←左升龍
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右升龍→「正しくワシら、名のとおり、光と影じゃぞい」←左升龍
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真なる覚醒者、浪藤吉藤吉浪
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耳がもげ、顔の両側に血が吹き出している
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右升龍→「SHINDO、語源は神洞。ここは殺神の洞。そして、我らの投影でもある。ワシら、つまり、真なる覚醒者たる浪藤吉藤吉浪、つまり、真なる覚醒者の光と、影、つまりワシ自体じゃ」←左升龍
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「ここが俺たちそのものだと?」
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藤吉浪
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右升龍→「うむ、そのとおりじゃ。つまり・・・」←左升龍
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「お主とワシには、まだ涅槃へたどり着くまでに消滅させねばならぬ肉体や煩悩が残っておった、というわけじゃぞい」
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藤吉浪
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「・・・」
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「それを攻略しろと」
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右升龍→「ふぉっふぉっふぉっ・・・さすがは真なる覚醒者。涅槃の到達すらミッションとしてしか捉えておらんようじゃな」←左升龍
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「それで」
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「何をすればいいんだ」
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藤吉浪
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右升龍→「そんなもんお主で考えんかい!と言いたいところじゃが、実はワシもお主に照らされてやっと自分の正体がわかったからのう。SHINDO」←左升龍
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右升龍→「もう見えておるはずじゃが、ここは三つの世界に分かれておる。つまりわしらには三つ、この世から捨てきれんものがあったということじゃのう」←左升龍
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「なるほど。これら三つは、すなわち俺自体だな」
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藤吉浪
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右升龍→「ワシを忘れては困るぞい」←左升龍
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右升龍→「つまりのう、ここはお主の影じゃのう。お主の精神の、三つのかげじゃな・・・」←左升龍
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「光・・・つまり真なる覚醒者たるお主がおらんことには、この世界の本質は現れることはなかったのじゃ」
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右升龍→「それまでは単なる闇・・・それもおもいっきりけたたましい闇じゃぞい」←左升龍
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「よくそんな暗闇のなかで食欲という煩悩を発揮できたもんだ」
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藤吉浪
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右升龍→「やかましいわい。まあいいわ。お主ももう捉えておるかのう。この三つの世界を・・・」←左升龍
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「当たり前だ」
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藤吉浪
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「実に忌々しいやつだ。まだ捨てきれていなかったとは」
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右升龍→「修行は果てしないわい」←左升龍
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「まあいい、攻略するまでだ」
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藤吉浪
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「この三つは、すなわち、俺の心臓、前立腺、脳髄だ」
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右升龍→「ご名答」←左升龍
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右升龍→「つまり、お主の必殺技、青臓、黄丹立腺、脳緑髄。更に言い換えれば、お主の三つの化身じゃ」←左升龍




