第二十七話 熱闘 「登場」 (VSキレやすい芸人)
藤吉浪
戦闘不能から再び帰還
固有チャージ数
拳鐵、チャージポイント3/1、よって3ターン連続の攻撃可能
波及効果(母艦チャージ)4
升龍
固有チャージ数
透明少女1/1次ターンでの発動可能
波及効果(母艦チャージ)1
部類
第三の変態の前触れ
推定チャージ数10(変態前につき直後変動の可能性高し)
「セクスィーーー」「何浪目!!」
↑↑
升龍 浪藤吉藤吉浪
↑↑
真なる覚醒者の影 真なる覚醒者
↑↑
二つの印象が併走していた
↑↑
升龍 浪藤吉藤吉浪
↑↑
なぜならふたりの視線が斜交いに、完全に分離されてふたりの網膜へと焼き付いたからであった
↓↓
つまり藤吉浪はモンスターの顔を 升龍は首より下方をそれぞれ見ていたのだ
↓↓
そして視線は入れ替わり、台本のすり替わった同セリフが再び発声されていた
↓↓
「セクスィーーー」「何浪目!!」
↑↑
浪藤吉藤吉浪 升龍
↑↑
印象のもたらしたギャップに引き起こされる異国情緒
↓
シュールレアリスティック!!
↑
部類、第三の変態
↓
顔面は昭和の受験生で、痩せぎす、無精ひげに黒縁メガネときている
↑
そしてスラリとスレンダーな体躯
↓
真っ赤なランジェリーに網タイツ、ガーターベルトだけが黒、このコントラストが美しい
↓
ヒールの極端な、柄の部分はやはり照りの強い赤、足止めの部分は透明なアクリルの素材というこだわりを見せている
↑↑
「は~~~~ん」
↑
最強のモンスター部類の第三の変態、ヨスガ
↑
「気持ちが悪いぞ、どうにかならないのか」
↑
真なる覚醒者、藤吉浪
↓
升龍
↓
「そ、そんなことワシに言われても・・・」
↓
シャッシャッ、シャッシャッ
↑↑
「な、何やってんだ」「な、なんじゃ」
↑↑
藤吉浪 升龍
↓↓
ヨスガ
↓
ペラペラと分厚い辞書をめくる
↓
シャッシャッ、シャッシャッ
↑
ヨスガは気になることがあれば辞書で確定しなければ気が済まないタイプであった
↑
「ま、真面目じゃの~~う!!」
↑
なぜかナレーターにツッコミをいれる升龍(真なる覚醒者の影)
↓
??
↓
シャッシャッ、シャッシャッ
↑
ヨスガ
↑
「またかいな!イチイチ調べおってからに」
↓
升龍
↓
「キリがないのう」
↑
まったく禿げ同意である
↑
ナレーター
↑
・・・・・・
↑
シャッシャシャッシャシャッシャ
↑
ヨスガ
↑
「ジジイ、どうにかならないのか」
↑
藤吉浪(真なる覚醒者)
↑
「ワシこそじゃ、醜いぞお主」
↑
升龍
↑
醜いのはお互い様だ
↑
ナレーター
↑
・・・・・・
↑
シャッシャシャッシャシャッシャ
↑
「ナレーター!!お主に一番反応しとるぞい!黙っとかんかい」
↑
升龍
↑
とんだとばっちりだ
↑
ナレーター
↑
・・・・・・
↑
ヨスガ
↑
「・・・・・・」
↑
藤吉浪
↓
升龍
↓
「・・・・・・」
↑
・・・・・・
↑
ナレーター
↑
・・・・・・
↑
ヨスガ
↑
・・・・・・これはこれでキツイのう
↑
升龍
↓
重い、空気が重いのじゃ・・・
↑
テメエ何とかしろよ
↑
藤吉浪
↑
そんなこと言ったって、難題すぎるわい、辞書でも繰らんことには
↑
ナイスアイデアだな、ジジイ
↑
藤吉浪
↑
(ていうか、心の声で会話してるわけ??よくわかんないやつら・・・)
↑
ナレーター
↓
浪藤吉 升龍
↓
ジジイ、辞書を繰る時は物音ひとつ立てちゃあいけないぜ
↑ ↓
浪藤吉 升龍
↓
わかっとるわい
↓
藤吉浪
↓
そんなこと物理的に不可能だ。やれんのかジジイ?
↓
升龍
↓
当たり前じゃ
↓
藤吉浪
↓
どうする気だ
↓
升龍
↓
決まっておる、辞書を見れば書いておる
↑
また辞書か。辞書辞書ウルさい野郎だぜ。俺はテメエに言いたい。その一歩を踏み出すことが出来ずにいることを
↑
浪藤吉
↓
升龍
↓
慎重すぎるのう、青年!!
↓
案ずるより産むが易しじゃ
↓
升龍は心の中に分厚い辞書を産んだ
↑
ジジイ、見事な産みっぷりだな、見直したぞ
↑
藤吉浪
↓
升龍
↓
それを言うなら惚れ直したぞじゃ。見てみい、ホヤホヤじゃぞ、まだポカポカしておるわい
↓
升龍の産んだばかりの分厚い辞書は、てらてらとぬめり、もくもくと湯気を立ち上らせていた
↑
気味が悪いな
↑
藤吉浪
↑
ワシの子になんて罵声!!非道い!!
↑
升龍
↑
そんなことより早くめくれ
↑
藤吉浪
↑
それもそうじゃな・・・
↑
升龍
↓
(ぺら、ぺら、ぺら)
↑
案外めくりにくいもんじゃのう。ベトベトしておる、指が汚れるわい
↑
升龍
↓
ん?
↑
どうしたジジイ
↑
浪藤吉
↑
な、なんと、辞書にはこう書いておる、大理石でできた辞書をめくるとそこには幽閉と書かれてあった、つまりここは辞書の中・・・・・・
↑
大理石
↑
こ、これはなんと、既にモンスターの術中!!浪藤吉・升龍ペア!既に因われ身動きの効かない深沼たる幻影にひきずりこまれていたーーーーーー
↑
ナレーション
↓
シャッシャシャッシャシャッシャ
↑
ヨスガ
↑
とんだとばっちりだとか身の程知らずの戯言じゃねえかよ!!結局お前が犯人だったじゃねえかよ!ナレーション何増えてんの?とかウルセーよ!!イキナリで悪かったな!馴れ馴れしいよとか言ってんじゃないよ!ここ元はオレの席だからな!!まだわかんない!!そうだよ、オレだよ、竹山だよ!!!
↑
イキナリ登場するな!アポを取れ
↑
そうだそうだ
↑
メガネがキモい
↑
カンケーねえだろ!ヨスガだってメガネかけてんじゃねえか!!
↑
ヨスガは関係ないだろ
↑
ていうかお前ら誰だよ、寄ってたかって!!うるせえんだよバカ
↑
キレる竹山
↑
ヨスガに謝れ
↑
謝罪だ!会見を開け
↑
開くかボケ!
↑
竹山
↑
暴言が酷いな
↑
これだから嫌なんだよ
↑
ヨスガが可哀想
↑
竹山よ消えてなくなれ
↑
ご冥福を祈るぜ
↑
ヨスガ~、ヨスガ~
↑
ヨスガコールとか何なんだよ!聞いたことねーぞ!あんのか?
↑
何がだ?意味分かんねーぞ竹山
↑
全くだ。突然の質問。しかも何が何やら・・・
↑
分かってんだろうが!白々しいぞ!!
↑
竹山
↑
いやいや、マジだし。分かるとかマジ鬼畜だし
↑
お前らのこと言ってただけだぞ!!
↑
引くわ~~、俺ら関係なくね??
↑
お前らのことだぞ!!
↑
血管浮き出てる・・・絶句
↑
とかしてんじゃないよ。したいのはコッチのほうだよ
↑
竹山
↑
泣きに入るのか?
↑
こうなったら好奇心湧いてきた、オマエラ、オッサンの本気の泣き顔見たくねえか
↑
マジみてえ!!
↑
よっしゃ、焚きつけるぞ、せ~の・・・
↓
ヨスガ~、ヨスガ~
↑
ヨスガコールにプレーバックするんじゃないよ!!さっきからお前ら!!オレはな、ただ、ヨスガコールとか何なんだよ!・・・って言いたかったんだよ!!!
↑
竹山
↑
うるせーメガネハゲ
↑
黙っとけ竹山、ヨスガ様に失礼だぞ
↑
そうだ、お前の愚行に、ヨスガ様は無関係だ
↑
そうだ!とんだとばっちりだ!!
↑
わかったぞーーーーー!!!!
↑
竹山
↑
何が?
↑
とばっちりって、お前あのナレーターやろ!!
↑
竹山
↑
よく分かったなバカ竹山~~~~~~、褒めてつかわすぞヨスヨスヨスヨス、ヨスガーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↑↑
「ってナレーションがヨスガだったんかい!!」
↑↑
浪藤吉 升龍
↓↓
しゅわわわわわぁぁぁ~~~~んんんんん
↓
霧が晴れていく
↓
ヨスガ本体登場
↑↑
「やっと現れたな」「現れおったな」
↑↑
浪藤吉 升龍
↑
って、ねえ。意表を突かれたでしょう??突かれてない?突かれたよりもむしろ疲れた???
↓
まあまあそう堅いこと言わず。導入って難しいんですって。こうでもしなきゃ、わけの分かんないモンスターのわけのわかんないバトルになんてなかなか入り込めないでしょうよ。だからってコレじゃますます入り込みづらい??まあいいじゃあないですか。次回はやっとバトルに戻れるんですから。茶番は次の変態までおあづけということで・・・
藤吉浪
戦闘不能から再び帰還
固有チャージ数
拳鐵、チャージポイント3/1、よって3ターン連続の攻撃可能
波及効果(母艦チャージ)4
升龍
固有チャージ数
透明少女1/1次ターンでの発動可能
波及効果(母艦チャージ)1
部類
第三の変態の前触れ
推定チャージ数10(変態前につき直後変動の可能性高し)
・・・・・・
前書きとの状況の変化、なし




