第二話 保健室ってセクシーね
今は平成初期、ITのあ、の字もなかったようなあの平和成るあの時代、ブロードバンドより虎舞竜、漫画にテレクラCDゴルフ、娯楽なんてそれだけで十分だった。謎の男子生徒がブツブツ独り言を続ける不気味な雰囲気の中、ホームルームはもうすでに始まっていた。女生徒のひとりそして別の女生徒が担任のミスに気づいてしまったが故に、気分に変調をきたした少女藤本多英は、ひとり保健室へと向かった。
ガラガラガラガラ
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「あ~んら、おかえり~ん、ア、ナ、タ」
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・・・・・・へ?
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藤本多英
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保健室の先生
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「さなみ~ず~っと待ってたあん」
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いやいやいやいや、聞いてないんだけど
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藤本多英
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「なななな、なんです・・・か?」
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さなみ?先生
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「やだやだやだ~、きいてないよお~」
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コッチのセリフだよっ!
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多英
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「なんでよ~」
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セレブさなみ
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何がだよっ!
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カンニング・多英
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「どうされたんすか、せんせい、のほうこそ」
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セレブさな
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「も~う、ツ~ラ~い~、さなみ、ツ~ラ~い~」
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「一旦落ち着きましょうよ・・・先生?」
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多英・カンニン
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急に真顔に戻るさなみの表情に注目
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「で?なんで敬語なわけ・・・?」
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どエライの来たで~。普通敬語ちゃうんかい!
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「・・・なんといいますか、いにしえよりのならわしといいますか」
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当てずっぽうだけど吉とでるか凶とでるか吉とでるか凶とでるか吉とでるか凶とでるか・・・
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「は~~~ん?」
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凶。(ババーーン)
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・・・・・・
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「い、に、し、え、の、ならわし・・・それやったらおまはん!やまととやまとなでしこどっちとるいうねん!!」
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い、意味フ~~~!その二択ならふつうやまとっしょ。
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ハテナ多英
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「いろいろと勉強不足なもので・・・ここはどうぞ穏便に・・・」
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極道の妻さなみ
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「お前正気かぁ??」
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お前に言われたない言われたない
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取り繕う多英
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「みえへんのか~いうてんねん」
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極道の妻
↑
「へ?」
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もはや虚脱感多英
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「ならわしよりなでしこをとらんかい~」
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あ、そっちなのね
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ちょっとだけ正解に近づいた気がする多英
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「やっぱならわしよりなでしこっすよね~」
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もはやしたがう以外ない
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さなみのいぬ
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「ならわしよりなでしこやで」
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きっぱりさなみ
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「はっはっはっはっはっは」
↑
さなみのいぬ
↓
う~~うわんううわんうわお~~~~~んうわんうわん
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まだ午前中だというのに深夜のような遠吠えが多英のこころにはコダマしきっていた。出会ってまだ間もないというのにすでにすっかりさなみの飼いいぬとして手懐けられてしまったひとりのしょうじょ、さて、エゴサ↑チ第三話、一方その頃教室では、また次回!
藤本多英のあゆみ
藤本多英→多英→カンニング・多英→多英・カンニン→ハテナ多英→取り繕う多英→もはや虚脱感多英→さなみのいぬ
保健室の先生のあゆみ
保健室の先生→さなみ?先生→セレブさなみ→セレブさな→極道の妻さなみ→極道の妻→きっぱりさなみ




