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第九話「魔法少女の運命、救います。〜後編〜」

作中に登場する固有名詞は、実在のものとは一切関係ありません。また、今回の話には暴力的な表現も含まれていますので、予め御了承くださいませ。

「…う〜〜〜ん♪」

海辺のベンチで、のんびりとくつろぐ、ゆりん。ここは彼女のお気に入りの場所だった。

天気は快晴、波は穏やか、海からの風も心地いい。今日は絶好の休日日和。

(ホント、気持ちいい…♪。こういうのを、贅沢な時間の使い方、って言うのかな♪…あとは、隣に素敵な彼でも居てくれたら…なんてね♪)

ふと、そんなことを考えた自分にクスッと笑うと、ゆりんは少し真顔になった。

(いけない、いけない…。私は地球人じゃないんだし、ダークレインを撃退する、っていう使命があるんだから。集中しなきゃ。)

思春期の女の子らしい思いと使命感。その両方を内に秘めた、ゆりんであった。と…


「………!?」

急に、周囲が異様な雰囲気に包まれた。海も、風も、日差しも、全てのものがピタリと静止している。

「……現れたわね。」

ベンチから立ち上がると、険しい眼差しで周囲を見渡す。空間が静止しているのは、奴らが現れた証拠。

「…!」

ゆりんが胸の前で両腕をクロスする。両腕にはめられたブレスレットが光を放ち、ゆりんの身体を螺旋状に包み込んでいく。

「天裳変衣、スマイルコーティング!」

ゆりんの声と共に、身体を包み込んでいた光が形を成していく。それは、純白の華麗なドレスとなって、ゆりんの身体を包み込んだ。


「笑顔の天使、スマイルリップ、降臨!」


光が消え、神秘的な純白のドレスに身を包んだゆりんが現れた。これが、ゆりんの本来の姿。笑顔の天使、スマイルリップであった。



「フフフフ…久しぶりだねぇ、スマイルリップ。」

「!!」

聞き覚えのある、嫌味な声。スマイルリップが声の方を振り向くと、そこには、

「あなたは…」

「フフ…また会えて嬉しいよ。」

「…誰だっけ?」

「………。」


しばしの沈黙。


「ふ、フフフフ。さすがだねぇ、スマイルリップ。こちらを動揺させる心理作戦かね?」

「いや、マジ。黒ローブってたくさんいるから、誰が誰だか…。五人か六人くらいいたっけ?」

「………。」

「あ、でも一匹だけ人型じゃないのがいたから、あれだけは覚えてる。え〜と、すぱ、すぱー、すぱーじぉ、とか、そんな名前だったっけ?」

「……マジで覚えてないんですか?スマイルリップさん?」

「うん。」


……………………。


「おのれぇぇぇぇぇぇっ!この六幹部随一の天才的頭脳を持つブレイゼン様を覚えていないだとぉっ!?スマイルリップ、許すまじぃっっっっ!」

「ぶれいぜん…?……………………あぁっ!」

「!…フフ、思い出したかね?」

「あの、地面一面にトラップを仕掛けて待ち構えてた、せっこい奴!」

「…なっ!」

「でも、私って空飛べるから、なーんの意味もなかったんだよね。アハハハハハ♪」

「…ふ、ふふ、ふふふふふ…他人の恥はよく思い出すものですなぁ。」

「うん。自信満々だった態度が激変しちゃったんだよね。思い出した、思い出した。計算づくで行動する奴ほど、計算が崩れると脆いよね〜。」

「おのれぇぇぇぇぇぇっ!気にしていることをぬけぬけとぉっ!!」

「あ、自覚してたんだ。」

「もう許さんっ!泣いて謝っても許しはせぬぞ!」

「最初からそのつもりだったくせに…。」

「いでよっ!ダークモンスター、ギガファント!」

ブレイゼンが両手を前に突き出す。と、そこに妖しい黒紫の光を放つ、巨大な魔法陣が出現した。そして、

「!!」

そこから現れたモンスター。それは、スマイルリップの想像を遥かに越えていた。


…ォォォォオオオオオオオッッ!


吠えるモンスター、ギガファント。マンモスをさらに巨大化させたようなその姿は、あまりにも圧倒的だった。

「フフフ…いかがかね?スマイルリップ。これが今回のダークモンスター、ギガファントだ。この巨体に、君は勝てると思うかね?」

(確かに巨大ね…。だけど、だからって逃げ出すわけにはいかない。巨大な相手には、巨大だからこその弱点があるはずっ!)

あまりの威圧感に、頬を汗が伝う。が、強い意志で迷いを振り払うと、スマイルリップは相手をキッと睨み付けた。

「さぁ、見せてやれギガファント。お前のパワーをっ!」


…ォォォォオオオオオオオッッ!!

ギガファントが大きく前足を振り上げ、一気に地面目掛けて振り下ろした。


ズォォォォォォンンッッ!


「キャアッ!?」

激震が辺りを襲った。足をすくわれ、思わず転倒するスマイルリップ。

「ハハハハハ、いかがかね?このパワー。ギガファントのストンピングは、一撃で地震さえ引き起こせる。踏み潰されれば一たまりもない。」

(確かに…。)


ズォォォォォォンンッ!


(うぁっ!…地震が来たら立ち上がれない。倒れてるところを踏み付けられたら、一瞬で終わり…。それならっ!)

スマイルリップは素早く考えをまとめると、ギガファントの次の一撃が来る前に体制を立て直し、そして、

「やぁぁっ!」

一気に上空へと跳び上がった。が、

「フハハハハハッ!引っ掛かったな、スマイルリップ!」

「えっ!?」

不敵に笑い放つブレイゼン。そして、スマイルリップは、

「な、なによ、これっ!」

跳び上がった姿勢のまま、空中にピタリと静止していた。


「フフフ…、この私が、何の準備もせずに戦いを仕掛けるとでも思ったのかね?お前は、まんまと私の網に引っ掛かったのだよ。」

「あ、網?」

「そう。目には見えぬ蜘蛛の網。ステルスネットにね。この辺りの上空には、一面にステルスネットを張り巡らせてあるのだよ。」

「くぅっ…、相変わらず、せっこいわねぇっ!」

「ハハハハ。そんな身動きが取れない状態でも、減らず口は叩けるのだな。だが、その余裕もここまでだよ、スマイルリップ。」

(くぅっ!手も足も、全然動かない。これって…ちょっとやばいかも!?)

「今まで散々邪魔をしてくれたスマイルリップも、今日で終わりだ!喰らえっ、ダークブラスターッ!」

ブレイゼンがスマイルリップに向けて両手を突き出す。その両手から放たれた漆黒の光弾が、次々と彼女に襲い掛かった。

「きゃあああぁぁっっ!」

「フハハハハッ、まだまだいくぞ!」

休む事なく打ち続けられる漆黒の光弾。身動きの取れないスマイルリップは、攻撃を受け続けるしかない。

「ああぁぁっ…くぅっ…はぁ…はぁ…」

「フフフ…だいぶ苦しんでいるようだな。だが、まだこれからだ。」

そう言うとブレイゼンはフワリと宙に浮き、スマイルリップのすぐ側へと移動した。

「はぁっ…はぁっ…!?」

「ほほぉ、苦しみに歪む顔というのも、なかなか良いものだな。」

「くっ…この、変態っ!」

「おや、まだそんな口が叩けたか。なら、まずはその口を封じてやろう。」

ブレイゼンの手が、スマイルリップの顔へと伸びる。顔を背ける彼女の顔を強引に振り返らせると、無理矢理に口をこじ開け、その中に、自分の手を強引にねじこんだ。

「…むぐっ!?ふむむぐっ!!ふはひ、ひふっ!」

「フフ…、今度は体の中だ。直接ダークブラスターを撃ち込んでやろう。」

「!!??む!ふむぐぐっ!むむぐっ!」

「ハハハハハッ!どんな表情に変わるのか、じっくりと見せてもらうぞっ!」

狂喜に全身を震わせながら、手に力を込めるブレイゼン。

(ダ、ダメ…、身体の中にあんなの撃たれたら、絶対助からない…。)

恐怖と苦しみで震えが止まらないスマイルリップ。

(誰か…助けてっ!)

心からの声。ずっと一人で戦い続けて来た彼女が、始めて助けを求めた声だった。そしてその声は、はっきりと届いていた。



……シュンッッッ!



「ぐぉっ!?」

勝利を確信していたブレイゼン。その左腕に、突然何かが突き刺さった。思わずスマイルリップの口から手を引き抜き、その何かを腕から引き抜く。

「カ、カードだと!?」

刺さっていたのは、何か絵の描かれた一枚のカードだった。

「く、どこからだ!?それより、一体誰だっ!?」

「………塔の正位置。その意味するところは、崩壊、破滅。」

「!?」

突然聞こえて来た声。ブレイゼンが慌ててその方を見ると、静止しているはずの空間の中で、動いている人影があった。大きな木の枝に腰をかけ、ブレイゼンの方を見上げている。

「まさに、あなたの運命を暗示するカードが突き刺さりましたね。」

「な、何者だ、お前は。」

「ただの通りすがりです。」

「嘘をつけっ!」

「はい。嘘です。」

「…ふざけおってぇっ!ギガファント!木をへし折って振り落としてやれ!」


…ォォォォオオオオオオオオッ!


ブレイゼンの命令と共に、ギガファントが木に向かって突進する。が、

「バインド。」

ウィングは冷静だった。神経を拘束するバインドを浴びたギガファントは、ピタリと、その動きを止めてしまった。

「な、なにぃっ!?」

「神経構造は単純なようですね。私の力は、肉体を拘束するものではなく、神経を拘束するもの。力では振り払えません。」

「…お、おのれっ!」

すっかり動揺しているブレイゼン。ウィングに向かって突っ込むと、漆黒の光弾を次々に打ち込んでいく。

「……。」

素早く枝から飛び降りるウィング。光弾は虚しく枝を直撃した。

「ちぃっ!ちょこまかとっ!」

ウィングを追って、次々攻撃を仕掛けるブレイゼン。だが、ウィングはその全てをかわし続け、

(フィーア…いつまでやってるんでしょうか?もうこっちに来てるのかな?)

他事を考えたりなんかしていた。すると…


………ヒュンッッッ!


「ぬっ!?」

ブレイゼンの背中目掛けて、何かが投げ付けられた。反応よく振り返り、その何かをたたき落とすブレイゼン。それは…

「…薔薇の花、だと?」

(……はぁ…。)

また新たな相手が現れたか、と、動揺するブレイゼンと、深い溜息をつくウィング。こんなことをするのは、今日ずっと空回り気味の、あの人しかいない。

「花は散るのが美しい…だが、散らしちゃいけない花もある。」

木の陰から、なにやら聞こえて来た。それも、かなり気取った声で。

(………フィーア……。)

つい頭を押さえるウィング。彼女もまさか、ここまでやるとは思っていなかったのだが…。

そんなパートナーの思いを知ってか知らずか、自分に酔ってノリノリのフィーアは言葉を続ける。

「可憐な花を散らす者、この私が、見逃しはしないっ!」

「だ、誰だ!?」

きちんと言葉を返す、付き合いのいいブレイゼン。彼も意外と、こういうノリが好きなのかもしれない。

「花を守護する薔薇の騎士。ローズナイト、フレイア参上!!」

ブレイゼンの言葉に呼応するかのように名乗りを上げた、ローズナイト、フレイア。そして木陰から、ついにその姿を現した。

「……………。」

「……………。」

「フッ!驚いて声も出ないか?」

驚いた。ある意味。

それが、その場にいた全員の共通の感想だった。

フレイアの格好。それは何と言うか、そんなのどこで買ってきた!?と言いたくなるようなものだった。

足の革ブーツと白いタイツはまだいいとして、上の服は中世の騎士が着ていたような服の、かなり安っぽい感じのもの。右手にはサーベル。左手には数本の薔薇の花。そして顔には、仮面舞踏会でつけるような仮面をつけ、頭にはこれまた中世的なつばのやたら広い帽子を被り、ご丁寧に大きな鳥の羽根までつけている。

どこで買ったんだ、と、突っ込みを入れたい衝動に駆られたが、ウィングは、それをぐっと堪えた。そのかわり、

「……フィーア。」

「!!ふ、フィーアではないっ!ローズナイト、フレイアだっ!」

「…値札ついてます。」

「…へ?」

黙って、自分の目元を指し示すウィング。それを察して木陰に隠れると、仮面を外すフィーア。すると…

「あ〜〜〜〜〜っ!」

絶叫が響き渡った。

フィーアが被っていた仮面、それには、¥398、という値札が、バッチリ張り付いたままになっていた。

慌てて値札を剥がして顔につけなおす。そして、改めて、

「花は散るのが美しい…」

「もういいっ!」

ついにブレイゼンが痺れを切らした。

「この私を散々コケにしおって…もう許さぬっ!」

「ちょっとぉ!見せ場なんだから、決め台詞はしっかり言わせてよっ!」

「うるさいっ!喰らえ!ダークブラスター!!」

「あ〜〜〜〜!お約束を理解しない奴って大嫌いっ!デモンズフィストーーーーッ!!」

放たれた何発もの漆黒の光弾のただ中に、左腕を紫に包んだフィーアが突っ込んだ。

次々とフィーアに直撃する光弾。だが、フィーアは一切スピードを緩めることなく突っ込んでいく。

よく見ると、光弾はフィーアの身体には当たっていない。全てデモンズフィストのオーラに砕かれ、消滅していたのだ。

「な、なんだ。なんなのだ、こいつらはっ!?」

ブレイゼンは明らかに錯乱していた。自分の計算は完璧だった。だから、スマイルリップをあと一歩まで追い詰めることができた。しかし、計算外の二人。その、たった二人のせいで、全てが覆されてしまったのだ。

スマイルリップも言っていたが、計算づくの奴は、こうなると、脆い。

「せやああああああっ!!」

「ひっ!?」

デモンズフィストの左手が、ブレイゼンの首をわしづかみにした。

「吹っ飛べぇぇぇぇっ!」

そのまま、強引にブレイゼンを投げ飛ばす。凄まじい速度で投げ飛ばされたブレイゼンは、バインドの効果で動けないでいるギガファントに顔面からぶち当たった。

「がふぉっ!!」

普通の人間なら首の骨が折れて即死していただろう。六幹部の一人だけあって即死することはなかったが、それでも、自ら強固に作り上げたギガファントに顔面からぶち当たったダメージは、相当大きい。

「ぐ…ぐぅぅ…。」

なんとか持ちこたえ、顔を上げる。だが、

「っ!?」

すぐそばに、フィーアが立っていた。格好は安っぽい中世風のフレイアのままだが、雰囲気は怒りに満ちていて、かなり恐い。

「お約束を破る敵なんて…」

「ま、待てっ!一度目はちゃんとお約束通り反応しただろう!」

確かにその通りなのだが、すでにフィーアには聞こえていない。

「その後ろのデカブツと一緒に、消えてなくなれぇぇぇぇぇっ!」

渾身の力を込めたデモンズフィストが、ブレイゼンとギガファントをまとめて打ち貫き、


……パァァァァ……ン!


ブレイゼンは、自ら作り出したギガファントもろとも、悲鳴を上げる間もなく、塵となって消滅した。



(す、凄すぎ…)

上空でネットに捕らえられた状態のまま、事の成り行きを見守っていたスマイルリップは、ただただ唖然としていた。目の前で繰り広げられた光景は、あまりにも凄まじいものだった。

(あんなに大きな相手なのに、簡単に動きを封じたり倒したりできるなんて…。一体、何者なんだろ…。)

が、そんなことを考えている暇はなかった。

「……え?」

急に、身体がふわりと浮いた。と思った次の瞬間、スマイルリップは、地面に落下しだしたのだ。ブレイゼンが消滅したことにより、彼が仕掛けていたネットも消滅した、ということらしい。

(ちょ、ちょっと唐突過ぎーーっ!)

「きゃああああああっ!?」

「えっ!?」

悲鳴に気付き、慌てて振り向くフィーア。だが、その時には…



…ガシッ!



「…ふぅ…。間一髪でしたね…。」

すでにウィングが落下点に移動して、彼女を受け止めていた。

「…かなり苦しめられたみたいですね。応急処置ですけど、治療しますね。」

「は、はい!あ、ありがとうございます…。」

しっかりと抱き留められ、ドギマギしながら返答するスマイルリップ。頬は真っ赤に染まっている。と、

「ちょっと、ちょっと、ちょっとーーー!」

ズドドドドッ!と、足音が聞こえてきそうな走り方で、フィーアが走って来た。

「フィーア…。」

「ちょっとウィング!何一番おいしいとこ持っていっちゃってくれてんのよっ!ヒロインを助けるシーンは、間違いなく謎の助っ人最大のおいしいシーンじゃないっ!それを、それを独り占めですかぁっ!?」

「…いい加減、着替えたらどうですか?」

「…う。」

冷静に言われて、さすがに恥ずかしくなったのか、ちょっと気まずい気持ちで木陰に着替えに行くフィーアであった…。


(…結局、誰だったんだろ…?あの二人。)

夕刻。ベンチでぼんやり夕日を眺めながら、ゆりんは考えを巡らせていた。

(地球人じゃないし、私の世界から助けに来た人、ってわけでもないみたいだし…)

ゆりんに応急処置を施した後、二人はあっという間に帰ってしまった。帰り際、女性の方が、

「またピンチになってね〜!助けに来るからね〜!」…とか、言っていたが。

(ピンチになってね〜…って…。なりたくなんかないよ〜。)

思い出して溜め息をつく。だが、

(…でも、ちょっとかっこいい人だったな…。また助けられるのも、いいかも…。)

しっかりと抱き留められた感覚が思い起こされて、思わずそんな事を思ったりもしてしまう。この辺りは、やはり思春期の少女、といったところか。


(…パートナー、かぁ…)

いろいろなことを考えているうちに、ふと、そんなことが頭をよぎった。

(そんなこと、考えた事なかったけど…。でも、ピンチに助け合えるパートナーって、なんか、いいかも…。それに、なんだか楽しそうだし。)

ゆりんの脳裏に、奔放なフィーアと、冷静なウィングの姿が、ありありと蘇っていた。

(長様に相談してみようかしら…。)


この後、スマイルリップは、スマイルリップス、に、なるのだが、それは、この世界の話。

スマイルリップの戦いがまだまだ続いていくように、フィーアとウィングの救済の戦いも、まだまだ続いていく。



…まぁ、それはそれとして…。



「ところで…。六幹部の一人、なんて、中ボス的な存在を、あんなにあっさり倒しちゃってよかったんですかね?お約束を大事にするフィーアさん?」

「………さぁ?」



魔法少女、救済完了。

今回は、私にしては長い文章になりました〜。これで、魔法少女編も完結です。ペースが早かったり遅かったりな私ですが、今後も、よろしくお願いいたしますo(^-^)o。

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