「最悪の結末」後編
目を開けると見知らぬ場所だった。
てか、俺には知っている場所ってあるのか?
どうして俺はこんなとこにいるんだろう?
てか、俺は誰だ?
考えても出てこない、思い出せなかった。
扉の開く音がした。
誰だと少し身構えると、見知らぬ子供だった。
「たっくん。目を覚ましたんだ。」
俺のことを知っているようだが、俺は知らない。
しかも、親しげに”たっくん”と言っている。
この子は誰だ。
でも、この笑顔は見たことがある。
だが、思い出せない。
一体俺はどうしたんだ。
俺は、事切れたみたいに気を失った。
数時間後
目を覚ますと、目の前におっさんがいた。
こいつは俺に聴診器を当てている。
なるほど、医者か。
てかなんで!こんなとこにいるんだ。
てか、こんなとこってどこだ。
あと、さっきの子は誰だ。
なんか医者がリハビリがどうのこうの言ってるが俺は聞く気がない。
でも、少しは聞くか。
医者の話を聞いてると、俺は世に言う記憶喪失らしい。
あと、医者によると、俺と一緒に運ばれて来た男性もいて、同い年で俺よりも重症じゃないけど俺と同じように記憶がなくて、まだ、意識も戻ってないらしい。
てか、この医者、信用できるのか?
こんなにも個人情報もらして。
ま、いいや。
「それでは、明日からリハビリ始めましょう。」
「えっ!!あっはい。」
「内容は明日リハビリの時に説明します。」
「ちゃんと車椅子で来てくださいね。無理して松葉杖なんか使わないように。」
「わっかりましたー。」
「では、失礼します」
ガチャン
「最後しか聞いてないや(笑)」
医者の話によると、俺の名前は藍川拓都って言っていたような・・・。
一人っ子だが、いつも一緒に過ごしていた奴が俺と一緒に運ばれて来たやつで、松樹晃って言って妹がいるが行方不明らしい。
「難しいことは俺には無理だ。寝よっと。」
3時間後。
「たっくん起きて。」
「んー。 」
「お兄ちゃんがいなくなったの。」
「お兄ちゃん?」
「そう。晃お兄ちゃん。」
「晃・・・。松樹晃って奴か。てか、お前誰?」
「愛美だよ。私の事忘れたの?」
「んー。そうみたい。俺、記憶喪失らしいから。」
「お兄ちゃんも忘れたの?あんなに仲が良かったのに・・・。ま、いいや(笑)たっくんもお兄ちゃん探してよ。写真はこれだよ。」
「俺、車椅子だよ。動ける範囲少ないけど。それでもいいん?」
「いいから。心当たり探しといてね。バイバーイ。」
「ん。」
めんでー。
ま、いいや。
動けるんだし。
取りあえず上行くか。
次回で最終話になります。




