第6話 ロック鶏の悲劇(血祭り(ブラッディーカーニバル))
第六話はトムの新しい装備回です、まあ前シリーズでお世話に成ったアレが登場します。
前回の続き、雅史に置いてかれたトムは雅史の無茶振りに、キザたらしい仕草で答え、二人は一路ロック鶏の縄張りの一つに向かう、だが忘れては成らないのがまだ異世界一日目だかそんなに頑張ってどうするんだ? 雅史とトムよ。
エアーウイングで、ロック鶏の縄張りに着くなりトムは隠密スキルを使い、音もなく鶏の二倍大きいサイズの岩に偽色したロック鶏を、宣言通り瞬殺していったが私の隠密スキルと違い、トムの隠密スキルは攻撃可能らしい。 ここのロック鶏の縄張りの殲滅したが、トムの姿は見えない………まさか、スキル地図のロック鶏の反応が次々消える………殺り過ぎだトム。
解体BOXが間に合わずに悲鳴を上げて居ると、クレアから報告が入る、煽り過ぎたみたいだ。 最終的に千羽を超えるロック鶏を狩るトム、拠点六十キロ範囲のロック鶏が全滅したのは言うまでもない。
卵も勿論回収してあるが、孵化寸前のは無かったのは良かったが、大量のロック鶏の卵は鶏の卵てよりダチョウの卵に近いお大きさであり、プリンや卵焼きに茶碗蒸しに卵かけご飯に使っても数年持ちそうだ、ちゃんと消毒や殺菌はするけどね。
ロック鶏から手に入れた、地・風のエーテル魔石も山盛りてんこ盛りで、結局私の武器レベル上げは事実上出来なく成ったのは言うまでもない、仕方ないから少し離れた場所に在るモンスターの巣に行って、魔法や武器のレベル上げをするしかない。 トムが千羽殲滅してた間に、岩場に残ってた高級薬草や岩の影にあった鉱物やエーテル魔石を回収し、近くの森とかから高級薬草に茸等を回収。
薬草とかは地球の薬草とかに似たのもあったが、茸は体力回復やロイヤルゼリーの無い、栄養ドリンク剤に使える素材があった。 何か髭に赤い帽子姿のオッサンが、巨大化しそうな茸も有ったが……お約束付きの茸であった。 毒の部分を取らないと蘇生や損傷部再生薬等の、素材材料に使えないらしい幻の茸らしい。
しかも霊峰か霊山とか人が入らない場所しか、無いみたいであるが成長も数年経たないと採れないらしい。 この超貴重な不死鳥茸は、何故かここに群生しており毒素も知識庫によると、特殊な方法を使うと無毒化し麻酔剤に転換出来るらしい。 都合状態だが無毒化には色々設備が必要で、ガラス試験管やらガラス容器設備が必要。
あと水・地・氷のエーテル魔石の粉末が、大量消費するみたいだし氷のエーテル魔石の代用品に、白雪鳥の雫でも可能とあるが、標高四千メートル級の山にある池や湖か人が生存出来ない、雪原の大地に生息する鳥らしい。 まあ生存出来ないのは、雪原の大地には作物が作れなかったり、魔物やモンスターが雪の白に迷彩していて不意討ちされるかららしい。
あと気温も-50°は平均気温で、最低気温は一部を除き-100°を超える極寒地、獄温泉地帯やマグマ地帯も有るらしいが、最大に危険なのはハリケーンの最大級を超えた風速の、吹雪やブリザードとかで視界が見えないなか移動は、自殺願望でしかないらしい。
そもそもそんな風速の中歩けないけどね。
そしてトムがホクホク顔で、上空から帰って来た………。
「どうですか、僕の真の実力は」
自信満々に胸を張るトム、私は万能カバンからハリセンを取り出し。
スパーン!!
トムにツッコミハリセンを喰らわす。
「なんでぇ~?」
涙目で此方を見て来るトム。
「解体BOXが悲鳴上げてるわ、誰がこの一帯のロック鶏を殲滅しろと頼んだ」
「…………? 駄目だったの?」
トム…………まあ私も範囲言わなかったからな。
トムが何か言いたいみたいなので聞いてみる。
「なにムズムズしてるんだトム?」
「腹へったのでおやつ下さい」
「…………………マタタビ玉を二玉だけな」
何か不満そうだったが、マタタビ玉を食べたら満足したみたいだな、それにまだまだ元気なトムに仕事でも頼むかな。
「トム頼みが在るのだが………」
「さっき鳥を倒してる時に有った、虫の巣窟ダンジョンの下調べですか?」
何故分かった………まあいいや、続けよう。
「私の武器のレベル上げに、その虫の巣窟を使いたいからその付近の状況や隠し通路とか探って欲しい」
「まさかかと思いますが、不意討ちでBOSSを倒す気ですね」
出来れば、楽してレベル上げをしたいからね、ボスモンスターが居ればね。
「まあ不意討ち可能成らね」
「そんな簡単では無いと思うけど、一応それも含めて偵察に行きますね」
「頼んだよトム」
「ガッテン!」
さてトムには、馬にはニンジンそして、トムの報酬にはアレにしておこう。
「ではその報酬はカニカマ……」
トムは言い終わる前に行ってしまった、流石家の猫達が好物だったカニカマ、効果は抜群だな。 さてとトムに仕事頼んだし食料調達開始だな、まずは黒毛の山牛を少し倒し食肉にする為に解体BOXへ、赤毛に少し黒色ぽい大和牛はこれも肉用だったので、肥えたのを数等仕止めて解体BOXへ、すき焼やステーキや牛丼に牛鍋や焼肉も捨てがたいが、まあ先ずは色々な部位に合う醤油とか酒や調味料を厳選しないとな。
そして他に居た牛は、赤毛や赤と白斑牛とかは霊峰牛て名前の大人しい乳牛であり、何故か大人しく乳を絞らせてくれた? 何故だ? 途中でオリジナル魔法を作り、自動絞り機状態で回収をした。
数頭絞ったが三十リットル以上確保出来たが、殺菌しないと使えないがそこはオリジナル魔法で、殺菌しステンレスタンク数本に密封してカバンに自動収納する。 見えない魔法柵をまた結界と同じ手順で作り、広大な高原に先ずは牛ゲット………次は高原の一部の地面の石を取り除き柔らかくする。その周りに見えない壁を配置し、もし壁に鳥が突撃しても反対側に出現する仕掛けにする。
あと無害スライムが精製した、肥料……まあ糞に居たミミズ達を大量に回収して、それを地面に置いて置く。 そして近くに群れで居た、山鶏を精神の眠り魔法❮スリーピング❯で、眠らせて確保して山鶏専用スペースの居住区に、オオイノシンの毛皮を寝床の場所に置いて、眠らせた山鶏を毛皮に寝かせる。
藁が無いので藁の一時代用にしたが、早く藁か何か植物の代用出来る物を探さないと、後卵の受け皿とか卵の産む場所への誘導魔法とか。 まあ一応これで普通の卵もゲットした、牛や鶏の場所にも排泄物分解の為に、近くの小川から緊急土木工事して小川を通し、牛や鶏の飲み水を確保と無害スライムを放って衛生面をキープする、その分解され肥料に成りまた草が生え循環的に、食料の草が生えない事態に成らない様にする。
一通り作業を終わらせて帰路に、………もう少し山の中を調べよう何か甘い匂いが、………風に甘い香りがしたから来たが、まさかバニラの匂いする木が在るとは。 バニラエッセンス等の元である植物は基本地球では、南米とか熱帯気候生息圏のユリ科の植物の筈だが………。
このバニラの匂い漂う木の実の、椰子の実の様な実を付けた木や、その他の植物も甘い香りがする、幹を少し傷を付けるとシロップの様な液体が出る木もあり、中々ゆるゆると生活が出来そうな予感。
一応調べると、椰子の実みたいなのは、大和名で甘味の木で世界名はバニラウッドフォフツらしい、何かドイツ語らしきの入ってない?
シロップ出た木の方はてん菜の木らしい、てん菜て確かグラニュー糖とかの原料に成ってる、根系の作物だった筈? このてん菜の木は、葉もだが夏には糖度の高い実も成るみたいだが、良く寒いのに………野菜とか寒さで糖度増す原理と同じで………いや両方共に夏が成熟期みたいだ。
此は温泉の源泉とか、地熱とかの影響かも知れないな、この数十㎞山奥に地熱で熱されたお湯が出てるみたいだ、地下水が鉱物含まずに熱せられただけみたいだ、まだ色々な場所に温泉とかが在るらしい。
バニラウッドフォフツて長いから、バニラ液と名付けようこれからは分かり易くして………面倒だしね。 この高濃度のバニラ液で、牛乳もあるしソフトクリームやパフェとかも作れる、確かやカスタードもエッセンス使うけ? カスタードが出来たらシュークリームや、たい焼きとかも食べれそうだな、私はたい焼きはカスタード派だからだ。
牛乳からは生クリームやバターにチーズか、………チーズスフレとか通常スフレは食べたな………。 みたらし団子とかは醤油ダレや餅米に色々必要だな、最終的には米と餅米の種を買って、田んぼを開墾しないと、まあ現地で買うのもアリだな。
そして最終目標はカカオを手に入れて、ココアやチョコ三昧を味わう………出来れば、異世界食材で新たなケーキとか開発したいな………自分が楽しむ為に。 異世界バニラ液入りな、カスタードと生クリーム入りメロンパンとか、カスタードと生クリームと果物を挟んだコッペパンも良いかも。
あとお茶や紅茶茶葉も欲しいな、後で調べて茶葉旅も良いかも知れない、トムは反対しそうだが。
ハーブティーに出来そうな、異世界のハーブも調べよう。
拠点に帰るともうトムが帰って居た、ダッシュで此方に来る。
「偵察終わりましたよ」
「速くない………」
何時帰って来てたんだトム?
「それより報酬欲しいのですが………」
「ダイニングに移動して報告終わってからね、もう夕飯の時間だしな……まだ日は明るいが腹が減ったし」
「ではカニカマ」
「夕飯なんだから出すわけ無いだろ、それより良いのを出すさ」
一瞬ガッカリしたが、良いもので期待に目を輝かせるトムが、兎尻尾…………もといボブテイルを振りながらな私と一緒に家に入る。
「ふんふん~♪ニャンニャン~♫」
ウキウキが声に出てるぞトム、可愛いヤツめ。
家に入り手洗いを済ませ、ダイニング………その前に台所で夕飯の用意。
私は今日は面倒だったのでデカカップきつねうどんにし、トムには猫缶タワーを出してんこ盛りタワーの、猫缶をカバンから出す。
ヤカンでお湯を沸かし試しに、魔法で試しに滅菌してから手を洗い、山鶏の卵を一つ入れるトムは待ちきれないと、ヨダレが口から出て光っている。
「早く食べましょう……お腹が空き過ぎて限界ですよ」
「まだ容器から出して無いのに、どうやって食べる気だ?」
「…………今のお湯を入れた食べ物も、僕のご飯では?」
「私の夕飯だ」
「………………」
(私のまで食べさせんぞ!)
「………………」
(もっと食べさせて下さいよ)
暫し沈黙が訪れる、そもそもトムよお前は猫舌だろ? まあ私もだが。
ジト目で此方を見るトムが一言。
「マサさん、それで足りるのですか?」
まあ足りないが、後で色々味見食いするから大丈夫と、口には出さないでおく。
「トムはこのタワーだけだからな、これ高い値段したしまあたぶんこの異世界で作れる自信は無い」
「またまた…………え?」
私が無言なので状況が分かったらしい、そもそも1個某ネットマゾーン販売でも千円近い値段、カニカマ入りマグロ缶やパウチの方が安いのだが。
流石猫を虜にした猫食品メーカー、高いだけでなく猫夢中に成る品ばかり。
さて、トムがこれを食べて暴走しなければ良いのだが。
その後に食事をした2人だったが、やはり美味くてテンション上がり過ぎて、昔の様に家中を駆け回るトムなのであった…………
「美味かったぞぉ~!!」
山鶏の卵入り月見きつねうどんは、卵の味が濃厚かつ美味が初めての感覚だったと、ココに記しておく………アレは良いものだ………次は卵かけご飯にしてみよう。
この卵はプリンとかのグレードが、恐ろしき跳ね上がる可能が高い、オムレツとか玉子焼きもどんな味に進化するのやら……まあ、色々バリエーションは広がるな。
まだロック鶏の卵食べて無いが、これもとんでもない卵なら恐ろしいな、まあ肉は高級食材だが、まああんなに高級薬草やハーブ食べれば、肉もさぞかし美味いだろうさ、後で竹串に刺して焼き鳥にして食べてみよう、親子丼や唐揚げや塩尻名物の山賊焼も、どんな味に成るか楽しみだ……レシピを色々調べよう、自分オリジナルも少しは作りたいし。
カップうどんを食べえ終わり、トムのテンションも落ち着いたし会議を始める、クレアにトムが入ったダンジョン地図を作成して貰い、オリジナル魔法でトムにも見えるスキルのダンジョン地図を作成した。
トムの報告によると見た感じ、入り口付近は比較的に魔物やモンスターは居なく、広い開けた場所や宝箱のあるエリアが掲示される、蜂型のビー虫モンスターや魔物が居るらしいと、地図を手で………前足で? 説明していく。
「特に此処は、黒光りする虫が大量に居ましたよ」
トムが人差し指の爪で示した場所は、一匹目のBOSSエリア前付近。
クレアが補足説明をする。
〈マスター、そのエリア付近は元々居たコックローチと、変異種の大型化したハイパーコックローチが居ます、マスターに分かりやすく言えば、大量のゴキブリです〉
「……………それなら大量の殺虫剤作らないとな、あとは燃やすか?」
雑食だよなゴキブリて、しかも両性類だから卵とか燃やさないと、直ぐ繁殖するし。
だがクレアから、ゴキブリ等の素材に関する情報を聞く事に。
〈コックローチの油は1部国では、必要な資源に成ってます、冒険者ギルドでは高値で売れる素材資源に成ってる模様、虫魔物やモンスターの腕等の武器素材も、国次第では高値で取り引きされてますよ、毒等での討伐はお薦めしませんよ〉
あのGに使い道あるとは…………燃やしたいな、G達…………まあ一応解体BOXのコピーオリジナル魔法を作ったから、オリジナルで虫解体専用ホルダーを作り、回収しても虫専用解体ホルダー行きにして、そして続きとして虫専用素材仕分けも作成して準備を整える。
一応大量らしいから効率を考えて、虫専用解体魔法は二つにして、解体限界緩和策をしたが何処まで対処可能かは不明だ。
「トム、他は?」
トムがクレアに頼む、クレアは即座に対応する。
「クレアさん、あの虫達の産みの親の資料出して」
〈了解ですわ〉
資料はレッドアーリークイーン、繁殖型の異界のモンスターらしい、何が原因でこの世界に来て繁殖してるかは全く分からないが、だが他にそのレッドアーリークイーンの上位種のアントカイザークイーンに、クイーンの産みの親のウォーム・レッドクイーンて、化け物魔物が頂点に居るらしいが、拠点の側には居ないが脅威らしい。
今回のはウォーム・レッドクイーンの子で、戦闘力が低い方みたいらしい、なんか和嫌な予感がするのは何故だろうな。
低いと言ってもレベル80あるけどね、それにレッドアーリークイーンは、ビーやメガ٠ビーの他にカマキリに、硬く赤いカマキリの体に蟻の頭が付いたモンスターが居る、しかもコイツらは人間や自分より弱いモンスターを食べる習性か在るらしい。
その化物の頂点の、レッドアーリークイーンは蟻の体に、蟻なのか? 蜂なのか? 不明な顔の化け物で、絶えず卵を産卵してるらしい。 今は基本コックローチを食べてるらしいが、増殖バランス次第では街も危ないだろう。
「不意討ち可能か?」
私に向けて、呆れた顔でトムが答える。
「脱出ルートは在りますが、脱出口には逆に入ろうとすると、罠が発動する仕掛けで出口が壊れて、脱出不可能に成りますよあれ」
「まさか罠解除スキル無効罠か?」
トムが深刻そうな顔で、頷きながら続ける。
「ついでにモンスターとかが、侵入者が死ぬまで追い掛ける、サイレンとマーキング罠付きです、此方も解除不可能みたいですよ」
不意討ちでBOSSのみ狩りすれば、後はゆっくり始末すれば良いかと思ったのだが、回復アイテム作ってからでないと突入出来ないな、入り口を塞いでも穴を掘って出て来そうな予感がする。
「クレア、回復アイテム作成資料をよろしく頼む」
〈分かりましたわ、マスター〉
目の前にイメージ画面が開き、体力や疲労回復に術回復や技回復レシピ資料が出る、体力や疲労中回復ポーションに薬のレシピの材料は、さっき素材採取してるので可能。
まあロイヤルゼリーを手に入れれば、疲労回復ドリンクが出来るが、巣窟ダンジョンに蜜蟻の巣があるが、数が減少傾向みたいだ、まあ原因は分かってるし今直ぐに敵が出て来る事はないが、早めに対処は必要だろう。
蜜蜂も居るが時期的に冬眠期で、活動してない為にロイヤルゼリーや蜜は少ないみたいだ。 タウリン等の成分ある行者茸は、さっきの採取にあったので、ロイヤルゼリーに近い成分の薬草と混ぜて、液体作れば完成だが………
ここでクレアから情報が、なんかポーション作るより手っ取り早らしい。
〈マスター、この霊峰には酒泉や不思議な泉があるので、その泉の水や酒泉を使って、オリジナル回復ポーション等出来る可能があります、それに作る手間暇とコストに時間が掛かりますよ〉
クレアの説明に確かにと思った、一応効能とかはどうなんだろうか? と思ってたら。
〈マスター、術等を回復する酒泉や体力や術等を回復する、魔力泉等あります』〉
異世界凄いな………地球居た時に、欲しかったな………体力回復泉
「クレアその泉は何処にある?」
クレアによってマップに、ブルーの表示点滅が出現する、拠点から魔力制御外したエアーウイングで行けば、回収可能だな………ついでに珍しい摩訶不思議異世界お酒も呑める。
〈マスター、この付近には謎の宝箱や貴重な鉱石もあります、ついでに反応ある場所も寄られる事もお勧めしますよ〉
クレアの言った通り、知識庫連動に成ってからの地図やソナー性能が、本来の力を発揮し初めて、宝箱は黄色点で貴重鉱物は白と黄色の点滅点、赤はモンスターや魔物反応だが、動物等は現状名前が把握したり見たりした、生物しか反応しないらしい。
泉や酒泉は標高2000~4500位の、小川や温泉等がある付近に有るみたいだが、その数㎞範囲内に劇物等の防御装備が居る池や、火薬の原料とかの硫黄とかの谷がある、因みに場所は虫の巣窟の向こう側だ。
その谷や他の場所に青白く光る点が? 、一応聞いて………クレアが答える。
〈マスター、お答えしますね〉
「まだ言ってないのだが」
まあ答えて貰おうか。
〈了解です、マスター〉
「でこの青白く光る点は?」
クレアが分かり易く、説明をする。
〈この青白いマークは秘宝反応を示してます〉
「どんな秘宝だ?」
一応お決まりは聞かないと。
〈はい、基本は古代魔術書秘伝やロストテクノロジーに、秘技や不思議鉱石や他の世界から流れて来た鉱石や、宇宙の隕鉄や魔力を宿した魔法宝石や、魔法付与武具等が入った宝箱ですね〉
ついでに貴重な回復アイテムとかも、有ったりしてな。
〈その通りです、マスター〉
「………………」
まあ良いかと思ってたらトムが。
「マサさんに言い忘れてましたが………」
「何だ? さっきから会話に入って来ないで、そわそわしてたけど?」
まさか実はハイパー化したG倒してたのか?
「途中でダンジョン内の宝箱全部開けちゃいました…………」
「全部てBOSSとかの後ろや、BOSSを倒すと出現する宝箱も…………」
「? いえ、普通に罠や鍵スキルで解除したり、雑魚ぽいのが守ってた宝箱ですよ」
どんな雑魚ぽいヤツだったんだて、ダンジョン攻略の楽しみ減ったな………たまに復活するネタのゲームも有ったが、まあ手間が減ったと思う事にした、あと雑魚モンスターが意外に気になったので聞いてみる。
「雑魚てどんなのだった?」
トムが何か安心してからキャナルに頼んだ模様、トムが雑魚と言ってた魔物のデーターが出て来た。
…………虫の巣窟なのに宝箱守ってたのは植物魔物で、寄生キノコの虫ゾンビで、トムの報告では大抵「黒い虫にキノコ生えてましたよ」だそうだ、ゾンビて普通人間だけと思ってたよ。
たまに「カミキリのキノコ生えたのや、蟻頭のも居ましたが楽勝でした」だそうだ。 どうやってゾンビ倒したんだと聞いたら、笑顔で「猫精霊魔法と光魔法ですけど」と涼しく答えてた………だから、その猫精霊魔法てなんぞえな、爪の斬撃飛ばしと言いどんな魔法なんだ? て、今更だが爪の斬撃て技では無いんだな。
「爪の斬撃て魔法なのか?」
トムが胸を張り答える。
「基本は風属ですよあれ、光や闇に地の属性も可能ですよ、あと魔法は使えないのに斬撃は水も使えますね」
流石に火属性は無いんだな、毛が燃えるからかな?
「で宝箱の中身は?」
「今出しますか?」
トムがネクタイから、魔法的なウエストポーチ的なの出して来たよ………。
「何かホコリ出そうだし、外で見よう。
あと何でウエストポーチなんだ?」
トムが不思議そうに言う。
「マサさんのカバンも、色々変化可能ではないですか?」
そうなんだよね、カバンなのにウエストポーチや腕時計にブレスレットと、変幻自在カバン? に成ってる………これはもうカバンなのだろうか? マジックアイテムだよねて………マジックアイテムか。
一人色々考えてるが実は、長年使ってたカバンなのだが使用者の願望をトレースする事により、持ち主の雅史も異世界改造した神さえも、予想を越えた進化をしていた。
まあ犯人は地球に居る八百万の影響だが、その答えを知る事は無いだろう………たぶん。
そして外に出てトムの戦利品を見るべく、雅史はブルーシートを錬成し広げ、トムが得意気に言いながら片っ端から出して行く。
「先ずは武具から…………え~と」
何か甲冑や刀や家紋入り木製盾や、スチールアーマーにガーターや銅剣に、鋼鉄製の剣と鎧にクロスヘルム青い鳥の長い羽付きヘルム、銀で作られたシルバーヘルムに紫色のコートに、動物革の革鎧や宝石………いやタリスマンが装飾された、オリハルコンぽい鎧があった、他には…………不思議に引かれる大剣が一振有った。
「鑑定を今したけど、トムそれだけで結構高い装備を、持って来てるぞ………トムは凄いな」
刀は名刀らしく、玉鋼に隕鉄とエーテル光魔石粉末で造られた、十六夜て名の名刀らしく固有技を引き出せば凄い技が出るらしい、固有技は鑑定でも出て来ないが。
刀の名が何故十六夜て名のかは不明だが、季節的な何かを表してるかそれか発現するまでのお楽しみて事だろう。
紫色のコートはアストラルコートで、全魔法に全異常耐性付きだが微妙にアレなコートである、まあ所謂中二病なアレだな………私は趣味ではない、某携帯君に差し上げたい位だ………地球から来た、少年が居たら無料であげようかな………私には無理だな。
恥ずかしいコートなので、本気で着たくない。
「癖が強いのがあるな………」
私を見て、トムが不思議そうに言う。
「この紫色の……………」
「トムそれ着たいのか?」
「…………いいえ」
トムは何かを察したみたいである、次は動物革の鎧は飛竜革鎧とある、ワイバーンて鎧に成るんだな………あとオリハルコンぽいのは、術戦士鎧で守りや魔力ブーストと戦闘力向上のタリスマンが付いた鎧は、其なりの値段で売れるらしい………因みに十二万五千アイリスと表記されてる、まあ私には価値が分からないので高いと思う。
此を装備するのは、イメージだが筋肉マッスルなムキムキ聖騎士用かもね、重厚感半端ないし。
「残り…………」
トムが沢山鋼鉄剣や鎧をまだ出してた、ストップだな………どんだけ持って来たんだよ……トム。
「トムそのシリーズまだ出る?」
「あとガントレットとブーツ類ですね」
「……………」
後は以下省略して、売却装備アイテム類に入れる……武器屋で売ればいいのかな?
それから数分後…………
回復ポーションに、術やMP回復ポーションに、万能薬や技や術回復の妖精のハーブ水て言うポーションに、高級な薬草とハーブに茸に、妖精王のブレスレットと妖精の指輪に不思議なブレスレットと、籠手と指輪に髪飾りに、ミラージュ仮面にやエンゲージアクセサリーにエンゲージリング数個てラインナップ、誰が誰と結婚するんだ………このアイテム、だが愛する人を護る特殊アイテムしか表記されないし、なんでエンゲージリングが二十個も在るのさ!
エンゲージアクセサリーは、此は何種類も何個も有り、リボン型カチューシャやリボンにイヤリングやネックレス、猫や鳥をあしらったアンティーク型腕時計やブローチ、首輪の様なチョーカーや何故かガーターベルトとニーハイのセット等有った。
そしてトムに使えそうな防具を見て、トムに聞いてみる。
「不思議な籠手はトムに使えそうだな」
「?」
トムが不思議な顔をして此方に来る。
「何か呼びました?」
「うむトム………この不思議な籠手使うと、着用者によって武器レベル加算と、不思議な現象起きるらしいよ」
「………………」
ブレスレットも着用者の攻撃力を、レベル差に応じて威力アップらしいが、指輪は魔力ブーストで髪飾り着用者によって飾りがリボンとかに変化し、装備した者を不思議なフィールドやシールドで守るらしいが、解読出来ない部分もある。
妖精の指輪は、色々な人類の原語を通訳や願いを叶える指輪らしい、此は何故か四十個在るが制限があり、通訳のスキル持ちには装備が出来ないし、願いを叶えると砕けるらしいしかも指輪に付いてる精霊の涙て宝石は、願いを叶えると土に変わるらしい。
ミラージュ仮面は変装仮面で、エンゲージアクセサリーの効果はプレゼントした大切な人を守りたい意思によって、全ての攻撃や不幸すら弾くアイテムアクセサリーらしいが、風でスカートがめくれたり干してたショーツが飛んだりする、アクシデントは回避不可能らしい…………なんだコレ。
後は魔力が宿ったダイヤ等があり、色々防具素材とか加工品造れそうだな……あとなんで一部の宝石が運命石なんだ? 何処の邪神を封印する装備やアイテム何だよ、まあ普通の無加工な大小不揃いな宝石だけどね。 まあ色々創作を掻き立てられながら回収していく、宝石は錬成とか色々資料を見てから試そう。
この続きは次回に。
高貴なL様∶だいぶリニューアルしてるわね、前回より。
作者∶前のシリーズと言ってくれない。
高貴なL様∶でも、色々アイテム放出し過ぎな気がするわね。
作者∶まあ今の雅史では、確実に勝てないモンスターや魔物だらけだからね、トムは楽勝だけど活躍すると雅史の意味が無くなる。
高貴なL様∶元々無いような………
作者∶それを言ったら終わりだよ………それではまた次回だな。
高貴なL様∶よし、今日のお仕事は終わった……おっちゃん! ワイン一杯!
作者∶いきなり居酒屋か!
次回第七話、異世界の不思議な泉をお送りします。




