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第4話 拠点開発

さて一休み前の一話、果たして知識庫は今回どうなる?

 私達は関所で冒険者カードを確認されてから、町を出て街道を北上してから、また人気の無い雑木林から飛行魔法で、拠点建設地に戻る。


「エアーウイングで帰ってる時に、トムが青ければあの長寿アニメだったな」

「……………何か僕を想像で、短足に変換してませんか?」


 鋭いなトム。


「体型は近いけどな………ドラ…………何でもない」

「何か聞いたことある気がする…………」

「さて作業再開だ」


 何か探りを入れてたが、トムの機嫌を悪くすると面倒だ、色々はぐらかし作業再会した。

 トムが次々と色々な木を伐採して行く、………あれは何の魔法だろうか? 爪から見えない刃が飛んでる様な、…………数十分で大体の場所を切り開き、ついでに竹とかも伐採して貰う。


  伐採した木材はイメージで魔法作り、乾燥と製材して試しに乾燥だけの材料も確保する、木が急激乾燥して割れない程度に。

  さて最初に地下付き三階建ての家を造ろうか、………まあこの大型建設BOXでだけど。


 外観は日本家屋だが三階は私の趣味スペースにして、一応硝子材料もトムが伐採中に近くの山や川から採取、コンクリートに使う石灰や砂や火山灰もだ、火山灰にはガラス繊維も含まれてるし、他にも川や少し川の上流の滝近くにも宝石の原石やら、エーテル魔石の欠片やガラスの原料が在るみたいだから、トムに頼んで回収に行って貰った。


「何故かモルタルが、鉱石の方の片隅に在ったが、深く考えない様にしょう」


 よく見る紙袋には『モルタル』と有るが、良くホームセンターに在るのと、建設事業者が専門店で買うモルタルも在る、まあ砂を混ぜて塗るタイプやそのまま使うタイプだね。


「モルタルは砂や砂利が入って無い、コンクリー材だからな。 まあ塀や石垣の隙間に塗ってたりしてるのは、水で練るタイプのモルタルだな……」


  帰って来たトムは、最初興味津々だったトムだが、最終的に興味なくした。


  材料は用意したし、地下用に鉄杉て金属の様に硬い木をトムに皮を剥いで貰い、地下二階深くまで土を魔法でくり貫き掘り、更に重力を使い地面を定圧し均等に土を引き締め固める、固めるのは地盤を強くし建物を安定させたりする為だ、他にも家の基礎の土台建築には必要、砕石さいせきとか砂利を引き鉄骨や地面のコンクリートを流し打ちを、しないと成らないからだ。


 たぶんそれをやると、数ヶ月以上しないと家は建てれないし、インフラ工事をやってたら半年処か何時完成するか不透明だ、木材加工にも色々大変複雑な組み立てや工事手順や、鳶職とびしょくの様な高所作業が必要に成り、安全確保や疲労による事故防止もしないと成らないからだ、小さなミスが建築では後に大きな事故にも成る。


 まあ異世界には便利魔法が在る、更に地面が崩れない様に土木スキルで、異世界の建築や地面に付与する劣化等をさせない固定化魔法を掛け、更に周囲も整地や土を慣らしたり等した……さて、期待どおりの家が建ちます様にと、一応異世界の建築には魔力回路が家庭のインフラ電線の役割をしてるらしい、因みに電球は無いが硝子で作る魔法の照明や、光のエーテル魔石を加工した照明インテリアがその役割を果たす、ちゃんと照明用の魔力スイッチもあるよ。


 因みに魔力回路は地下の冷凍庫や冷凍室の制御や、普通の家庭用サイズの冷蔵庫の制御にも使われてる、何故か色々不思議な知識が大型建築BOXに含まれてるな、助かってるけどね。


 他にも魔力回路と繋いだガラスのインテリア照明や、お洒落インテリアランタンの玄関照明やシャンデリア風にした、ガラスの玄関踊場の照明も電気で賄う。

 因みに地下一階の隠し部屋に、変電蓄電システムを設計に入れ水力モーター発電の材料も特典から材料を使う、因みに雷エーテル魔石の発電機が入ってたので、ハイブリッド発電として使う事にしたが、一緒に此れも組み込めるのだろうか?


 地鎮祭とかしてないが仕方ない、素人は地鎮祭は出来ないのである。

 まあ何故か在った、安い日本酒の御神酒を撒き塩を盛ってはある、トムに集めて来た大型建築BOXに材料を入れてさて、更にイメージを投影し大型建築BOXに読み込ませる、頼むよ大型建設BOX先生……ポチっとな。


 ボタンを押したのと同時に、万能カバンから鉄のインゴット等がBOXに入ったらしく消えてる、鉄の鉱石等も消え何故か術ポイントも減ってる、エーテル魔石も火・水・氷・雷・闇・光が減ってるみたいだ、初期特典の一部が消えて行くと、何やら不思議な光を帯びた白いミストらしき物が発生していく。


 結構高くミストが上がり、予定している辺り周辺に到達すると、魔法加工した木材やモルタルや砂利等の山が、いつの間にか消えており、大量に積み上がった栗木や檜の材料はもう無い。

 一応布類も入れたはずだが、姿すら無い…………使い切ったみたいだ。

 さて鉱物とか手持ちでどの位残るのやら、そう言えばミズン鉱石て有ったし、試しに入れてみたら消えた…………あっさりと、何か勿体ない気がしたが………ミズン鉱石だけ、何故任意で投入だったのだろうか?


 さっき材料が在った場所に、何故か土が山盛りに成って居る? まさか次に造る予定の巨大地下秘密基地ラボまで、…………もうBOX先生に任せよう。


 数十分経ち暇そうにトムが呟く。


「このBOX働き過ぎですねマサさん」

「もう三十分経つがまだミストで見えん、まあお陰で人払いや擬装の魔法作れたけど…………」


 まあ設置結界式だから、一応範囲決めて結界張らないとな。


「まあ受粉に必要な、蜜蜂転移装置とかも作らないとな」

「養蜂やった方が楽では…………」


  そんなに楽ではないけどまあ、トムのスキルなら。


「そこはトムのステルススキルで、蜜を拝借すれば良いのさ」

「…………駄賃は高いですよ」

「食事に値段付けようか?」

「………負けました」


 なんでそんなにしょんぼりする? まあ労働対価は後で奮発するさ、何か『万能釣竿セット試作品』何てのが入ってるし、のんびり釣りをしてトムと過ごすのものんびり異世界生活だよね。


 あとまだカニカマを、トムにやって無かったはずだし、それは作業が終わってからにしよう。


「まだ終わらないみたいですね、どうしますか?」


 仕方ないトムと手分けして、結界杭でも打ち込みか。


「じゃあ結界杭制作するから、打ち込み頼めるか?」

「ガッテンですよマサさん」


 えっへんと胸を張るトムであった………

 トムが持ってた鉄鉱石を使い、錬成のイメージをし更に六芒星を杭の頭に刻印をイメージし、外部から来た任意同意してない人や動物やモンスターを、結界内に入れないで一瞬で通り過ぎさせるオリジナル魔法、まあ人払いの呪符とかを参考にした結界だ………起動するかはまあ、起動させれば問題点や課題が出て来るだろうな、少し離れた場所の桜の木の森や牧草地に使えそうな場所、滝や川や岩場は修行に使えそうだ、異世界の高級魔物鳥の住みかや上質なハーブや薬草の分布地を、異世界の拠点の土地に入れる予定だ。


 更なるエアーウイングの扱いを鍛える為に、私は一番大変そうな場所に行きトムには拠点東側の山と西側の山中を頼んだ。

  まあ結界支柱杭は、大気中のエーテルを自動回収して、結界等の魔力に変換させている、どんどん支柱杭を魔法で打ち込み結界を完成させて行く。


 南の西側に向かってる途中に、デカイイノシシとか見掛けたが後回し、たぶんアレがオオイノシシなのだろう。

  近くには(にわとり)らしき鳥も居たが、例の高級な肉の鳥魔物だ、何故か高原に地球上に居る牛達より倍デカイ体格と、螺旋角を持つ牛が居た…………たぶん黒毛が肉系で、白毛や赤毛は乳牛出せる種類だろうか?

  確か山羊も乳出せたな…………お腹ごろごろに成らないヤツ。


 牛乳は貴重だから知識庫使える様にすれば、牛乳や肉食べ放題使い放題を目指そう。

 あと卵にハーブや薬草も確保だな、卵や牛乳等の殺菌施設も必要だ、それは錬成で設備が作れれば作るが、まあ大型建築BOXに牛舎や自動飼育設備を建てれば良いや。


「それにしてもマサさん、エアーウイングの飛び方安定してきましたね」


 いつの間にか、隣を一緒に飛んでるトムが話し掛けて来た。


「まあね、一日にに何回も飛んで場数を踏めばね………」

「次の場所どうしますか?」


 それが問題だ…………こんだけ食料豊富な場所だし、もう少し拡張したいんだよね、予定より広く成るが仕方ないな。


「モンスターとかの縄張り前まで広げよう」

「あの雪が桜の周りに無い所ですね」

「いや、もう少し先の大樹の辺りだな」

「何か神聖な感じがしますよ」

「確かに」


 私達は深い雪の中で、何故か埋もれてない不思議に咲く大樹の桜を過ぎ、更に向こうに雪を被った大樹の雪が少ない場所に降り立つ。


「大樹の少し離れた場所に1本な」

「何か心安らぐ、気持ち良い場所ですね」


 トムが目を細めながら言う。


「終わったら次は源泉だ、滝の離れた場所で湯気が見えてたし、滝の下流の家を建ててる中間地点にも見えてたしな」

「そろそろおやつ、食べたいですね」

「では最後の1本を、終わらせないとな」


 その後のトムのやる気は凄まじかった、次の温泉の源泉に何故か一瞬で此れ、硫黄の臭いや、危険なガスは検出されない不思議な源泉から、家の裏手に向けて方向を計り、温泉の太いパイプを魔力で錬成し作り上げトムが次元に設置し、温泉はまだかけ流さずにし効果を確認してから、自動バルブを設置しパイプを繋げる。


 更にトムが違う源泉のパイプを運び、後は拠点の家が完成したら拠点のお風呂開発だ、ついでに追加で室内と離れの温泉の脱衣場の、イメージ設計図を読み込ませる為に一旦トムに頼み戻り、設計図を追加し更に鉄杉より硬いらしい、黒と白い大木の不倒ふとうの檜と楢木を風魔法の魔法欄に在る、リープ・エアースラッシャーで火花が散りながら数十分格闘し、トムとリープ・エアースラッシャーを使い伐り倒した。


 何故かそのまま太い枝を残し大木は消えた、どうやら早く材料が欲しかった様だ、楢木もトムと伐り暫くブルーシートを引いて一休み。


  トムにカニカマを渡すと、猫夢中状態でカニカマを口に入れ過ぎてた、前足? 肉球? で口を押さえながら食べていて居た。


  「ゆっくり食えよトム、食べもは逃げないし生前みたいに、アゴまた外れるぞ」

  「むぐむぐ……………………………………………………」


  何か抗議したいみたいだが、未だに食べきれていないまあ生前は、団子を盗み食いして外してたが。


  「やれやれトムは………」

  「むぐむぐぐぐむぐー!!!  ……………………………………………………」


  コミックかラノベでもファンタジー小説でも良いから、何か読書したい気分だな…………寒過ぎるけど、日光は緩く暖かいが風が冷たい……雪が在るから仕方ない、だけど私が寝てた辺りは雪が無く乾いて居たな…………まあ、そんな奇跡も在るよね。


 あと今ならゆるキャン成らぬ、ゆるピクニックとかやれそうだな、ハンモックとか寝そべれる物持って、ガスでお湯を沸かして練乳とミルクたっぷりコーヒーを飲みながら。

 ふと見れば、ミストが消えてたしいつの間にか完成して居た、さて行くか。


「トム行くぞ、完成したみたいだ」

「ちょっとマサさん、置いて行かないで~」


 なんか後ろから、トムが泣きそうに成りながら追って来てるが、近いから泣く程ではないだろうによ。

 そして完成した三階建てのベランダ兼テラスに、一階はスライドドアは開けるとき音がする、まあ磯○家の玄関的な音はしないが、全て完成したがまあ温泉の浴場作りは此れからだ。


  トムが追い付き隣に並び、建物を見て言う。


「これで異世界での居住地が完成したから、海やマグロや海鮮や…………」


 雅史は全力でトムの発言を止める、呆れ顔をしながら。


「待てぃ~~!!」

「何ですか?」

「何で後半海から食い物に成ったんだ」

「海と言えば魚一杯、僕のお腹も一杯予定ですけど」


 そんな予定は現在ねぇー!


「何か頭痛が…………」

「体調管理は必要ですよ」

「お前のせいだよ!」


 まったくトムのせいだよ!

 トムの方を見ると、何かメルヘラ的なキラキラした目で遠くを見ている、メルヘラに目覚めてないよな? トム。


「さて中に入ろう」

「僕の部屋は何処だろ~」

「だから、二階だよ!」


 何かソワソワしてるなトム、そんなに自分の部屋欲しかったのか?

 まあ寝ボケて布団から落ちても、誰も見てないから恥ずかしくないしな……トム。


「トムまあ慌てるな、中を確認してからだ」


 一応地下に知識庫設置しないとな、地下のとある部分には水力発電による電気と、雷エーテル魔石のハイブリッドバッテリーを設置が出来てる筈だ、水力発電は近くの川の水流を使ったモーター発電だ、滝の力を借りた水力発電も計画予定だ、電気は一応魔力回路でも応用可能のハイブリッドらしい、此を設計した人は天才かも知れないまあ種明かしをすると、何故か入ってたんだよな設計図………ご丁寧にも、私がイメージで作れる訳はない、因みに雷エーテル魔石発電も組み込まれてる。


 ※設計図は複数有り、普通には使えないオマケである。


  まあまだ滝の方の水力タービンを作っても設置してないし、発電に必要な水圧とか落差のある滝は修行に使うが、今や滝の水力発電が必要か微妙だ、二基目の水力発電はもしかしたら要らないかも知れないし、さてイメージの様に出来てるか中に入ろう。


「トム、ここが玄関だから間違えるなよ」

「………他から入るのは?」

「良いけど屋根とかから、ズッコケたりして落ちるなよ」

「そんなにうっかりしませんよ」


 さて外見は注文通りだが中はどうか? まあ畳は無理だったかな?

 中に入ると左に足や手を洗う流しに、右に靴箱………ちゃんとあるが中もブーツや靴が置ける段やスペースが在る、前方には客間兼応接室の部屋の襖、鳥か何かの絵の襖紙でも買って来ようかな………風情が増すから。

 白い襖は何か味気ないな………まあ、インテリアとか探すのも旅の面白さだよな。

 靴箱裏には一階倉庫、その隣に客間(の予定)がある……客が来ると言われたら、現在は無いな………未来永劫は難しいが。


  「マサさん、あの右にある部屋からその先まで繋がった、この部屋は何ですか?」


  トムが興味津々に聞いてくる。


  「前方の応接室の右奥の部屋は、リビングと台所や食料倉庫だな」

  「右の部屋は何ですか?」

  「そこは一応客間にする予定、まあ客来るかは不明だけど、フローリング部屋に木製タブルベッド完備だ」

  「床も木製ですよね」


  歩いても音がしない床を見ながら、不思議そうに見るトム。


  「下は地下室あるから、下に音が行かない様に工夫してあるし、地下二階は特に秘密基地ぽい感じにしたいから、遊び心に襖扉や回転襖扉とかや仕掛け扉が在るぞ、その一画に知識庫を設置予定だ、どんな物かは分からないが」


  それに地下の一階大半は、ステンレスの保冷冷凍倉庫だしな調味料庫や果物庫等分けてプレートもしてあるし、温度管理に風のエーテル魔石と氷のエーテル魔石を使い、熟成が必要な酒とかを保管する、必要無いのは万能カバンに収納して劣化を防ぐ。


  一応魚保存スペースや肉や米等の倉庫も別、必要無いのは万能カバンには入れておくけど、追熟とか必要な野菜とか低温熟成が必要な物がメインではある。

  特に地球では、カボチャは追熟させてから食べたからね、果物にも追熟から本番の熟しもあるし。


 酒も異世界の美味かったのを、買い漁って倉庫に保存する予定、自家製果実酒もこっちで作って飲みたいし、ワインとか劣化に敏感なのは万能カバンに入れてけば良い、ミードやブランデー系は寝かせると旨味とまろやかさが増すからな。


 私は右奥のリビング入り口に進み、扉をスライドして入る。


「トムここがリビングだ、そこのテーブルか奥の………あれ? 畳に成ってたよ、であの畳の場所でも食事は可能だ………イメージどうりなら、掘炬燵ほりごたつ兼焼き肉テーブに成ってる筈だ、余裕で十人は座れるスペースでな」

「食後に、横に成れる場所ありますね」


 何かトムがリビングで、横に成ってソファーに居る光景が、普通に想像出来るのだが。


「そこの台所側から、地下の倉庫に入れる階段もあるが、倉庫で盗み食いするとロック掛かる仕組みだから、倉庫から出て食えよ」


 ビクッ!


 何かトムが今『ビクッ!』と成った様な。


「でマサさん、僕達の部屋は?」

「まあ慌てるな、次々は………源泉かけ流しのお風呂場作って無いかは後で何とかしょう、洗濯場の近くに在るが洗濯機はドラム式の筈だ、一応トムには必要無さそうだが乾燥機の中で寝るなよ、焼トムに成るから」


  一応トムに、やらかしそうだから釘を刺しといた、先に注意しないと乾燥機に寝てて後で乾燥機で死んでた何てオチは要らんからだ。

 さてと次は、地下ニ階に知識庫を設置に行くか。


「まあ部屋にも行けるが、先に奥の二階階段と、地下階段の場所に移動しょう………一応アトラクションはないが、ショートカットは在るぞ」

「あ…………知識庫の事忘れてましたよ、マサさんのスキルが大半がまだ本格機能してませんでしたね」

「忘れてたのかよ!」


 リビングから廊下に出て真っ直ぐに進み、廊下の途中の右にある頑丈な防火シャッターに到着する。

 トムが不思議そうに聞いてくる。


「何でこんなに頑丈な物が、必要なんですか?」

「まあ何となく、作らないといけない気がしてな、身を守る何かがあるかもしれない、一応消火設備も完備してるがそれ以外で何故か背中に何故か悪寒おかんがする」


 それに頑丈な防火シャッターて言っても、見た感じ普通の自動開閉式シャッターにしてあるだけだが、見た目の重厚感とは裏腹に軽金属合金扉式の防火扉もあるらだが開けるには軽いがバズーカーでも壊れない仕様に成ってる、勿論魔法攻撃も無効化する防御力が施されてる。


 アルミにミズン鉱石に、地球とは成分が違うタングステンが合成されている、大型建築BOXに合金機能も在るのだろうか?

 シャッターと扉らを開き、右に向かい階段ホールに向かう。

 トムが目ざとく気付き、足を止め前にある部屋を聞いてくる。


「この部屋は何用ですか?」

「私の一つ目の、研究部屋だけど?」


 まあ研究と趣味部屋その1だけどね。


「…………で何の部屋何ですか?」

「だから研究部屋と、あと巨大地下秘密ラボに行くエレベーターも在るはず、家の裏手の森の奥ね何か巨大な秘密ドック系にしてる」

「何か僕の部屋、不安を感じるのですが………」


 まあ面白い部屋仕様にはしてあるのだが、まあ後で案内するか。

 仕切り直し階段ホールに向かう…………。

 階段ホールには地下と二階に向かう階段に、トム専用キャットタワー直通の下り専用トンネル滑り台に、秘密の滑り台とエレベーターを完備。

 右の地下への階段に向かい地下へ向かう、地下はハイブリッドバッテリーからの電気で、スイッチをタッチすれば照明が光る様にしてある、トムは興味津々であるが今回は使わずにエレベーターで地下ニ階に行く。


「マサさん、夏は地下で寝たいです」

「………普通に冷暖房完備してあるぞ、エーテル魔石の魔力回路制御冷暖房だけど、ちゃんとトムが寝れるコタツも配置済だ」


  エレベーターが地下ニ階に着いた、扉が開きトムが興味津々に指………いや爪先で前を指す。


「あの向こうはなんですか?」

「お遊び研究室だな、因みに地下一階は酒蔵や備蓄倉庫に成ってる」

「まさかマタタビ酒はのみ………」

「手持ちでは飲み放題は無理だな、残念無念に量が無い」

「そんなぁ~!」


 飲むにしても無くなれば終わりだぞ、幸い山中に拠点作ったし、時期に成ったらマタタビが群生してる雑木林を探して、蔓でもくれてやろう………実は焼酎漬けにして熟成だな。

 マタタビの実は季節的に無いだろうし、それにマタタビ酒を造る酒が今は無い。

 出来ても半年以上寝かさないと、マタタビ酒には成らないが。


「知識庫設置を早めに済ませて、後は二階と三階に行こう」


 トムが興味津々が止まらない模様。


「三階のベランダにあったのて」

「昼寝したり涼しんだりする場所だな、季節的に今は寒いが」


 夏はどの位の暑さなんだか不明だが、涼しんだりのんびり三階から風景を眺める場所を作った、まあ山と雑木林と切り倒した切り株しか見えんが。

 まあ三階からエアーウイングで、出掛ける事も出来るけどね………少しデッキ滑走路風にしてあるが。

  で………知識庫設置をトムに聞いてみる。


「知識庫は、どうやって設置するんだ?」


  トムが説明書らしきのを出して、説明を始める…………それ渡してくれた方が、色々早い気がするが。


「まずは万能カバンに入ってる、知識庫を取り出して下さい」


 ? ………取り出せるのか?

 トムの説明は続く。


「オーブ球の知識庫を取り出したら、部屋もしくは空間の外に出て、オーブ球を投げ入れれるだけ………だそうですよ」


 ………どんな設置の仕方何だそれ。

 カバンから確かに紺碧色をしたオーブ? ガラス玉? 水晶球的な玉が、出て来た。

 二人で学校の図書館位の部屋の外に出て、オーブ球を投げ入れる。


「何か空中に浮いてるのだけど?」

「何か光出しましたよ、マサさん」


 一瞬フラッシュみたいな光を一瞬で放って、次に見た光景は白い空間に図書館の様な本棚が、果てが見えない空間の先まで広がる光景のだった………続く。



 高貴なL様∶遂に登場ね。

 作者オッサン∶まだ登場して無いけどな、次回から知識庫リニューアルだ。

 高貴なL様∶リニューアルて…………まあ名前変わるからね。

 作者オッサン∶シチューの様な名前にね。

 高貴なL様∶ネタバレすんなぁぁぁぁぁぁ!!


 ナレーション∶何処からか取り出した、モーニングスターにより再び作者オッサンはミンチに成ったのだった。


 高貴なL様∶成敗!

 ?? ∶L様程々に。

 高貴なL様∶うっさいと、身内でもミンチにするわよ!

 ?? ∶・・・・やりかねない。

 

 高貴なL様∶Let's See you next、また来週。

 ?? ∶何で異世界語?

次回「第五話、知識庫とクレア」をお送りします。

次回は10月27日の予定です。


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