表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元オッサン、猫と仲間とのんびり異世界生活 ⭐️闇を穿つ異世界珍道中⭐️  作者: 猫を愛でる会
第二章 大迷宮から始まる、出会いと海王魔物
41/47

第40話 死者の試練

 僕はマサさんに任され、茅野原大社のダンジョンを足手まといなカシム君と、岩の中の階段を降りて出た先は、広い岩肌がゴツゴツした天井の、何か虫の巣窟よりも広い空間だった。


「虫の巣窟よりも広いな」

「どんな場所だったのですか? トム師匠」


 何か興味本位でカシム君が聞いて来たけど、僕はカシム君と馴れ合う気はないし何か、カシム君は何か企んでそうなんだよね、マサさんと僕に良からぬ想いを抱いてたら、マサさん次第だけどカシム君をさっさと追い返そう、僕の食べる量の一部がカシム君に、持って行かれたくないし。


「僕がカシム君を使えないと判断したら、マサさんに報告するからね、旅の同行出来るかの試験でもあるから」

「分かりました、トム師匠(俺がトム師匠の功績で、成り上がった人より弱い訳がない、まだあの人の力を見てないがトム師匠だけでも、我が国の防衛の戦力として連れて行かねば)」


 カシム・ナージュの浅はかな考えは、後にトムと雅史により砕け散り更に、虫の巣窟で反省修行に行かされます、因みにこの虫の巣窟はカシムにトラウマと、自身の限界と思ってた先を広げる結果に成ります、その前に此処で死に物狂いしないといけなく成りますが。


「どうやら広いのは、沢山の敵が居るからみたいだね」

「ハイ?」


 カシムの間の抜けた返事に応じる様に、腐敗した人肉の臭いと鎧の様な音が近付く音に、カシムは愛刀を鞘から抜き暗闇に目を凝らすと見える、黒ずんだ腐敗臭を放つ落武者のゾンビ達、そして骨と抜け落ちそうな目玉と微かに頭蓋骨に残った、落武者の髪が異様な雰囲気を撒き散らす。


「ゾンビ兵とスケルトンナイト? が居ますね」

「スケルトンナイト? 僕は、骸骨武者だと思うよ」


 因みに骸骨武者は、モンスターですが妖怪の類いに分類もされます、一応退魔師が倒せる相手なので。

 トムはカシムに、相手をする魔物を指定しました。


「カシム君は、骸骨武者を担当ね………実力が悪いと評価しないから」

「はい、トム師匠(俺の実力を見せてやるぜ)」


 カシムは走り頭蓋骨を狙い、頭蓋を砕きながら骸骨武者を倒して行く、トムは爪先から光属性の斬撃を軽く放ち、雅史が居ないのでやる気がまったく起きないが、魔物はそんなに強くもなく、雅史が居たら魔法でさっさと倒してるだろうなと思いながら、トムはカシムの攻撃が遅かったら死なない程度に放置し、ダンジョンを調べる仕事を優先する気でいた。


「この程度、ナージュの砂漠の魔物と比べれば!」

「魔物てより、化け物の類いだけどね」


 涼しい顔でトムはカシムに言う。


「トム師匠の声は聴こえるが、姿が見えない!」


 暗闇が強い程、トムは本来の猫の特性が発揮されて行く。


「何か光る物が見えた様なて、邪魔だ! 下郎なスケルトンナイトよ!」

「だからカシム君、骸骨武者だから」

「トム師匠、そんなツッコミは要らないです」


 カシムは暗闇に目が慣れて来たが、トムに比べれば動きの差は明がに月とスッポン、ミジンコと豹の差があった。


「まだまだだね、カシム君」

「トム師匠と、一緒にしないで下さい」

「この程度倒せないと、マサさんにも及ばないよ」

「何ですって!?」

「ふん~カシム君が、マサさんをどう見てたか分かったよ」

「しまった!?」


 カシムは時遅く、自分の迂闊な行動に恨めしく思った瞬間だったが、トムはニヤリとしながらカシムに言う。


「僕は先に行くから、ちゃんと追い付いて来てね、マサさんを甘く見てたしそんな思いを抱くなら、実力を示して貰おうかな………まあマサさんならこの程度、魔法で蹴散らすけどね」


 実際影豹を魔法を駆使して倒してます、因みにトムと協力し無数のゾンビ海賊達を倒してます、カシムはそれを間近で見てないのと、冒険者ギルドの噂を信じてる為に実際の力量を知らない。


「早く追い付いてね」

「待って下さい、トム師匠!」


 カシムはトムが声が消えた方に向け、骸骨武者を邪魔な相手だけを砕き倒し前進し、トムが行っただろう方向に向かった。


「まだかい、カシム君」

「此は死に物狂いで、倒さないと前に進めない…………」


 返事はないが、声と戦ってる音はするので更に先に向かう、落武者ゾンビはカシムには荷が重いし少し骸骨武者も間引きをしながら、トムは気楽に一部魔物を吹き飛ばし先に進む、更に奥に行くと下に向かう回廊が在ったので、カシムが来るまでカリカリを首輪の空間から取り出し、小腹を満たす為にサンライトアローをある一定ラインで駆逐しながら、のんきにカリカリを食べて居た。


「戦うと何か、お腹が空くんだよね」


 トムはまた燃費が、悪く成って来たのだろうか?


「トム師匠!」


 まだ遠いが、此方に来てるみたいだが、トムからすればカシムは遅いし結構な魔物を倒してるのに、カシムは走りもせず減った骸骨武者を避けながら、何故か楽した顔で歩いてる姿が見えたので、トムはイラッとした。


「カシム君、君失格ね」

「何でですかぁ!」


 慌てて走り出すカシム、もうカシムの実力をみる価値無しと判断したトム、トムは分身を一体残して先に進んだ。


「冒険者とか剣士以前に、違う意味で鍛えないと駄目な気がするよ、カシム君は特に」


 後に地獄の実戦稽古と言う名の、スキル修得の稽古が行われる、足腰を鍛える以外にも瞬足を覚えさせられたり、二葉に薙刀ボコボコにされたり等カシムは地獄の稽古を味わう事に成る。


「トム師匠は、何処に?」


 カシムは全力で走り、何とか階段らしき場所に着いたが、無言のトムに睨まれながらカシムは後を追う。


「トム師匠?」

「…………………(僕は君の師匠ではないよ、僕はカシム君を二人も弟子は要らないよ)」


 別時間軸のトムがそう思った、そして知ってるカシムより軟弱だなと別時間軸のトムは思った。


「……………」

「トム師匠、何か言って下さいよ」

「………………(僕は君に話す事は無いよ、それもう一人の僕に言うんだね)」


 カシムは失望されたと、自分の行動を悔やんだ。

 そして先を進んだトムは、死者の試練の地下二階に到着し、怪しく松明が揺めき灯りが在る地下二階を探索する。


「地下二階は明るいのか、松明の灯りが照らされてる範囲だけど」


 人間にとっては、それは命綱の様な灯りだそして幾つも道の分岐は迷路の様に、石レンガではなく石垣の様に成った通路の壁、そして行き止まりにはミミックやトラップ宝箱が有り、此はカシム一人連れては危険と判断した、因みにトムに地図スキルは無いが勘で次の地下三階には行けるが、カシムには此処は無理と判断し、来るまで待つ事にした。


「アレ? トム師匠、何処に消えたんですか? トム師匠?」


 カシムは慌てて走り、階段の先に進みそして明るい場所に出ると、揺らめく不思議な炎には見えない松明の近付くにトムを見付て合流した。


「トム師匠」

「やっと来たの、二十分位待ったよ」

「えっ!?」

「さっさと行くよ、此処はカシム君一人では死ぬからね」

「…………まさか………」

「…………死にたければ、別に構わないよ」


 トムの鋭い瞳に、カシムは怯みながら言葉を信じた。


「行くよ、まあ大迷宮の方は君にはまだ早いからね、この迷宮までだから」

「……………はい」


 カシムはトムに従った、そしてカシムは悟った、このままでは情けなさしかトムに見せるだけと、そして無駄に自分の力をアピールすれば更に、呆れられ自分の価値を更に落とす事を。


「カシム君は、その実力では誰の弟子にも成れないね」

「……………」


 トムのその言葉が、今のカシムの心に重くのし掛かった。


「ミミックとかに、触らないでね」

「宝箱では、ないのですね」

「まあ、この迷宮の食糧捕獲箱だね、マサさんならミミックを倒して中身をゲットだけど、君には無理だよ…………攻撃力の差でね」


 因みにカシム王子のレベルは、推定レベル40だが迷宮やダンジョンの経験はない、だがカシム王子の兄は経験し未だに王族の試練の、王家の大墳墓の試練に苦戦をしていたが、侵略戦争により今は中断していた、次期王の試練はカシムも二十歳に成れば、兄王子と競わなくては成らなく成る。


 カシムは基本兄とは争いたくない、出来れば兄の右腕の武の将軍として隣に居て支えたいカシムだった。

 そしてトムの背後を付いて行き、数時間後迷路の中央辺りで開けた場所に着いた。


「此処広いし魔物の気配しないし、この水が湧き出てる場所で今日は休むよ」

「はい、トム師匠」


 迷路だけで魔物が徘徊はしてない、だが豪奢な飾りの宝箱や何の変哲も無い宝箱が無数に、罠の様に視界に見えたがカシムはトムに言われた通りに無視をした。

 カシムはアイテム袋から、干し肉を取り出して食べ少し腹を満たしてから、不思議な食べ物を食べるトムを見たら睨まれた、カシムはアイテム袋から枕に出来そうな衣類の入った袋を出して、毛布を出してから枕にてカシムは眠った。


「カシム君、もう行くよ」

「…………トム師匠、おはようございます」

「おそようだよ、もう僕は朝食を済ませたからね」

「え″っ!?」

「早く起きる」

「そんな、トム師匠! 後無体な」


 カシムの泣き言を無視して、トムはカシムの襟首を掴み先に進んだ、そして一日を費やし地下三階に降り立った。


「あの階段は、何でしょうか?」

「帰る用の、階段だと思うよ? 知らないけど」

「……………」


 トムは地下三階を見渡す、松明は燃え盛りグリン色の蜘蛛の様な虫が居る、だいたい人間の子供位は在りそうな大きさだ、目らしき赤いのが六つ有り、カサカサと動いて居た。


「何かの虫が居ますね、トム師匠」

「魔物だよ、しかも生きた生き物の体液を吸うね」

「…………」

「先に進むよ、カシム君」

「はい、トム師匠」


 トムは黒焦げた様な石積の壁を見ながら、何故か何処からか潮の香りを感じそちらに向かって歩くが、昆虫魔物が襲って来たり感覚麻痺しそな、視覚的トラップや仕掛けトラップを解除しないと進めない道を、越えながら進むと何故か潮の香りが途絶えたが、ランプカーブ等を越えると今度は何故か大迷路でもないのに、海水の水路が在った。


「何で海水が流れてるのかな?」

「トム師匠、久し振りの潮の香りですね」


 そして更に進んだ先に、八つに別れた道を悩みながらトムは一つを選び、トムは階段を上がり二日掛けて出た先に、土が積もったらしい蓋を蹴りで破壊し、更に上に在る邪魔な木の板を蹴り外して出た先は………。


「やあ、数日ぶりだな………ギルドの執務室の床を乱暴に、壊さないで欲しいなSランク冒険者のトム殿」

「僕はSランク冒険者に、興味無いんだけど」


 酒を片手に晩酌をする、見た目詐欺エルフの執務室らしい、Sランク冒険者に興味がまったくないトムと、ダンジョンから出た先を見てカシムはガッカリした、詐欺エルフもとい水瀬ギルマスに報告をした。


「成る程、その八つ在った分岐路の一つがこの下に繋がってたのか、まあ君が行った後で奉行達が選んだ冒険者達が、数分もせずに逃げ帰るし、退魔師達を厳選して数パーティーで向かったらしいが、地下二階は確かにミミックを倒せる冒険者は、この諏訪岡湖周囲には、君やもう一人以外は無理だろうね………宮沢奉行には私が言っとくよ、ギルドの仮眠室を貸すから寝たまえ」


 そして二人は久々に、柔らかな布団で爆睡し翌日昼に叩き起こされるまで、起きなかったのだった。


「──やっと起きたのかね?」

「………まだ眠い…………」

「マサさんでも、来ましたか?」

「それがだね、下諏訪冒険者ギルドに新しいダンジョンを報告に来たが、それ以降下諏訪冒険者ギルドには来てないらしい、何か柳ギルマスが選抜した冒険者を送り込んだらしいが、木の妖怪に苦戦したり死傷者が出たり、海水の水路を物珍しく見た冒険者が、そこから飛び出した魔物に喰われた冒険者が出たりと、被害者多数で柳ギルマスの進退に影響が出てるらしい」

「なんと…………」


 カシムは思った、ダンジョンは予想以上に過酷だと。

 そしてトム一人、雅史の心配をせずに雅史が美味しい魚料理を持って来る期待を、していたのだった。



 次回に続く。



 作者オッサン∶油断した、冒険者達の末路が最後ですな。

 高貴なL様∶カシム王子も、ミミックを甘くみてたら死んでるわね。

 作者オッサン∶トムの忠告を聞かない、カシム王子は居ないので大丈夫ですね、後に危機を感知するスキルを付ける予定だ。

 高貴なL様∶そこまで、カシム王子が生きてる事を願うわ。

 作者オッサン∶それ、死亡フラグだよ。

 高貴なL様∶あと地下二階のコンセプトは、人間の欲望を試すとかよね。

 作者オッサン∶まあ、人間の欲望まみれの魂の回収と、その魂のエネルギーを瘴気エネルギーに変えて、新たな魔物を産み出しそしてダンジョンの成長と拡張と、新たなダンジョンを生み出す瘴気エネルギーに変換するだね、後に六つ目の入口が誕生するからね。

 高貴なL様∶えげつないわね。

 作者オッサン∶まあ、雅史達がこの惑星から旅に出たあとですけどね。

 高貴なL様∶物語にはまったく出ないわね。

 作者オッサン∶帰って来ても、拠点の国を変える予定ですからね。

 高貴なL様∶何時に成るやら。

 作者オッサン∶物語進捗次第。

 高貴なL様∶だよね。

 作者オッサン∶ではお時間です、それではまた明日。

 高貴なL様∶またね、バイバイ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ