第21話 白鯨と妖精のミリスタ登場
猫姿に変化したトムを肩に乗せて、家の三階から早速魔力全開のエアーウイングで、高度一万以上にある白鯨の背中を目指す。
変化したトムは旅装備無いので、首にお腹が当たるがマフラーみたいに暖かい、まあ体臭が臭くないから良いが、昔は微妙に匂ったもんだ………お腹に顔を埋めて、吸いたいとは思わないな私は、猫は腹を触られるの嫌がるのも居るからだ。
雲を突き抜け、更に白鯨近くに向けバレルロールするとトムが落ちるからしないが、何時かはバレルロールしながら夜空を飛んでみたく成る、まあ興味本位と憧れはやはり年を取っても、衰えない時だってある………まあ一応若返ってるけど。
白鯨上空に辿り着くと、白鯨の背中には広大な自然や建物や庭園等が見える、特に建築物はアラビアーの宮殿風? みたいな感じの建物、何かギリシャ神殿的な雰囲気もしなくはない、他は植物庭園がありアースドール的なゴーレムが手入れをしている、某天空の城の様に………バルスと言ったらどうなるだろうか?
まあ何者起きない気はする、アースドール的なゴーレムかと言うと、アースドールは基本マネキンの体的なゴーレムで、魔法の指示を組み込めば動く、家を旅で空けてても維持管理は任せられる。 しかもゴーレムは良くファンタジーに出る、岩や鉱石ゴーレムが基本だがたまに障気によって、暴走したり悪霊がゴーレムに憑依して災害に成るみたいだ。
アースドールも動かさずに放置すると、たまに精霊とかが宿り動くらしいが、でもあのゴーレムからは魔法の気配しかしない、しかも電気信号みたいな電波的な魔力信号的な感じだ。
「降りてみるか?」
トムは肩から見ながら、興味深い見ていた。
「それにしても色々あるな」
白鯨の背かなの建物に向かう途中で、何か用のカカシに某武闘会の舞台らしき物や、コロシアムやら色々な施設が、白鯨の尾の方に点在している………何かしらの戦闘の施設だろうか? 逆に白鯨頭部の方は、色々なハーブやミントらしき植物に、麦畑等があり満開に花を咲かせた花水木らしき花や桜ぽい花が咲き誇る。
途中降下中にエアーウイングの、エアーフィールドに白鯨の何かのフィールドが干渉し、エアーウイングが解除して墜ちかけるハプニング付き、何に干渉したかは分からないが、危うく白鯨に人形の穴が出来る所だった、心臓に悪いハプニングだ………トムが変化を解除し、にゃんパラリ的に回転して着地する。
「…………お前は何処の先生なんだ?」
「? 何がですか?」
「何でもない」
「?」
まあ元ネタ知る者は少ないネタであろう、当のトムも分からないで居るし、古いアニメだから知る人はそれなりの年齢か、懐かしいアニメランキングで知る程度だろう。
降り立った、いや落下し着地した白鯨の背中のフィールド内は暖かく、高度一万以上で在ることすら忘れる程だ。
「ミントやハーブの香りに、薔薇とかの花の香りもするな、しかも地球の薔薇より香りが強いみたいだな」
よく見ると日本蜜蜂と同じ位のと、少し小さい蜂が花の蜜を集めて…………前言撤回、何処の童話の蜜蜂だよレベルのが、蜜壺持って大きな花等咲いてる場所に、二匹飛んで行った…………メルヘンかよ、まあファンタジー世界だからメルヘンも在りか。
蜂達は一定の場所に、蜜や蜜団子を穴に落として行く、自分達が必要分だけは巣に持ち帰ってるみたいだ、どんな香りや味がするか気になる所だ。
そしてトムが、足元で不意に言う。
「何か変わった場所ですね」
「まあ、鯨が空を飛んでる自体が異常だが、それにクレアの話しでは、知識庫以上に沢山の書物や無限の魔法書とかが在るみたいだしな」
「僕は興味がまったく出ませんね、やはりあの蜂を………」
何か不穏な気配がトムからしたから、忠告する。
「トム」
雅史の声は何時もより低く、緊張感をトムに促しながらトムを呼ぶ、トムは生唾を飲み声を出す。
「………何ですか、声が怖いですよ」
「白鯨で悪戯をしたら、良くないよ」
「いやだって、何か狩りたくなるし」
「トム…………」
更に低い声を雅史は出す、トムは何かヤバい気配に、雅史を刺激するのを止めた、レベル差が在ろうとトムは雅史に怒られたくない、特に説教を食らった日にはメンタルが相当へこむ、更に食事を作ってくれなく成ったら、命の危険さえ覚悟の必要がある、雅史の作るご飯とカリカリと天秤に掛けたら絶対に、雅史以外長く食事の味を楽しめる自信がない。
例え一人に成った時、あの時にとは後悔はしたくないトムが取る答えは、極力余計なストレスを雅史にさせない事だが、基本やらかしてる為意味がない。
トムは猫時代の様に、首の後ろの皮部分を摘ままれる。
「ダメだからね、蜂達を襲ってはダメだぞ、ちゃんと仕事のしてるのを邪魔しては駄目」
「………分かりました」
「うん、前より聞き分け良く成ったな、よしよし」
「…………」
普通に褒めて頭を撫でただけだが、何故か嬉しそうに喉を鳴らすトム………そんなんで嬉しのか? トム、そして問題の図書館に入る場所を探すがそもそも図書館て何処に在るんだ?
色々見ながら探すと、花に隠れた納屋みたいな建物を発見、納屋らしき木制扉を見れば手回しドアノブが有ったので、ゆっくり時計回りにノブを回して開けると、メンヘンチックの中にレトロな雰囲気も感じる調度品に、何かの店の様な雰囲気にそして、背中に不思議な羽が生えたピンク髪の、たぶんメルヘン妖精が………そして妖精? が此方に気付くと。
「いらっしゃいませ、数百年ぶりの人間のお客さんなのよ」
少し鼻声の様な声の、ねんどろ位の妖精? が、出迎えてくれた………うん? 今数百年ぶりて言った。
この妖精? を調べたら、やはり妖精でしたしかも千歳越えた年齢の妖精族。
トムが何か蜂達とは違う、野生的な猫の狩りモードに入ってた、何かトムの野生の感性に触れたのかも知れない。
「この私を獲物扱いとは、妖精きぃぃぃく!!」
普通のトムだったら躱せた筈だが、何故か顔を蹴られたトムは外に吹っ飛んで行った………………なんでやねん!
「……………………」
強いなこの年齢オールドタイプ妖精、いや普通に攻撃的な妖精だな。
「そこの人間さん!」
何か恐ろしいオーラを感じる、しかも笑顔の割に目が怖いし、嫌な予感がするが一応受け答えはする。
「何ですか?」
更に何かこの妖精から、ヒシヒシと危険を感じる。
「私はうら若き妖精ですよ、おばあちゃん扱いは危険なのよ、確かに人間よりは長く生きるけど、うら若き妖精を年寄り扱いは良くないのよ」
「……………」
うら若き妖精? 千歳を軽く越えてるのに? てウワァッ。
「チッ外したか」
「アッぶな!」
いきなり蹴られそうに成ったが、トムとは違うのだよトムはて、妖精なのに舌打ちしたよ………怖い妖精だべさ、一応数百年ぶりの意味を聞いてみる。
「数百年ぶりの客と言ったけど、店なのか此処」
中を見渡したが、花や植物のツル等が有るけど、テーブルや商品等は無い。
まさかとは思うのだがさっきの蜜を見て、イーターフラワーのドロップアイテムてこの妖精のが作った可能性も。
まあそれよりも図書館の入り口を。
「僕ふっかぁぁつっ!!」
トムが戻ってきた第一声がそれかよ、もっとカッコ良く出て来いや。
「それよりも」
「それよりもて、酷いよマサさん」
「酷くはない」
トムが私を非難の眼差しで見てくるが、私は見なかった事にした。
「図書館の入り口は、何処ですか?」
妖精が不思議そうに言う。
「禁書図書館の、出入口から来たのでは無いのかしら? 空からは、人間には普通の人間には無理なのよ」
妖精さんや、その空から此処に来たのだが。
「そもそもこの高度を飛べる、魔法や乗り物は無いかしら」
予測不能が無い前提で、たぶん言ってるな。
「まあ確か数十年前にエルフとハイエルフ等連れた、生け簀かないハーレム連中が来たけどね、爽やかイケメンで少し良い顔すれば、私が何でも聞くと思ったら大間違いなのよ!
しかも私の忠告も聞かずに、手順踏まずに図書館に入って空に投げ出されてたわね、騒いで入る何てマナーが悪いかしら」
…………どんなハーレム野郎だよ、美人と言われるエルフ連れてるなんて爆発すれば良いのに、エルフやハイエルフなんて美人しか居ないから完全に勝ち組な奴だろう。
「まあたぶん生きてるわねハイエルフが居たし、それっきり来なかったわねヤマダて呼ばれてた奴、腹が立つのよ!」
何しに来たんだハーレム野郎は? それにエルフやハイエルフはべらすとは許せんな、それとたぶん山田てのはもうこの世に居ないのでは? そもそも、昔の勇者らしいし……何か下とこの妖精の年月間隔がズレてる様な、まあハーレムは男の夢では在るよね……私は異世界で二人にモテたが、何か容姿以外のファクターでモテてる気がしなくはない。
「まさか本当に、迷宮禁書図書館以外から来たのかしら…………?」
顔を傾げながら、妖精の気配や雰囲気変わった? 何かを、待ってたみたいな感じを出して来た、あと瞳の色が変わり何かを調べられた。
「プラーナブルーの光………なかなか興味深い、それに計り知れない魔力、空から来た人間か………あの自称の予言的中したのか? 今頃? あと、白鯨の役割は終わったとか、寝言を言ってたけど何か現実味を感じて来たのよ」
何かぶつぶつ言ってるが、それよりも図書館だよ図書館。
「………で、歴史ではない方の図書館に入りたいのだが?」
何かを考え込んでたが、いきなり花………チューリップ型の鈴を渡された、何に使うアイテムだろうか? 。
「これは妖精の鈴てアイテムだわ、マサだったけ? 人間さんの名前? 貴方以外の者が触ると消えるから、気お付けて持っててね」
あ…………自己紹介してないな。
「自己紹介してなかったね、私は雅史と言うがマサと呼んでくれ妖精さん、もう呼んでるが」
目の前の妖精も名乗る。
「雑貨屋妖精店の店主のミリスタよ、此方こそ宜しく」
何か何処かの、アニメのアイドルタイトルみたいだな、まあそれよりだミリスタに聞いてみる。
「………で、図書館の出入口は何処なんだ?」
ねんどろ体型で、胸を張りミリスタが答える、何だろう…………この謎のガッカリ感。
「空から来たのだったら見えたでしょ、白い大きな建物がアレが通常の図書館出入口にして、この星の歴史図書館しか行けない出入口よ」
「魔法の図書館出入口は?」
あっさりと、ドヤ顔でミリスタが答える。
「ココなのよ」
………………運が良いのか?
「一応白鯨の中は、ダンジョンなのか?」
ミリスタが答える。
「私達妖精居る場所以外は、本棚や壁が迷路みたいな通路に成ってるわ」
「ほう………本棚が迷宮の様に、迷路の様に入り組んだ通路に成ってるんだ? あと、何で魔法図書館と歴史図書館入口違うんだ? それに、歴史図書館が城みたいな建物に成ってるんだ?」
ミリスタは言う「知らないわ」と、どんな歴史何だこの白鯨の所蔵する歴史とは。
「そうだ、トムにはこの白鯨見えて無かったのに、何故私だけ見れたのだろうか?」
ミリスタが、分かる範囲で答える。
「確か此処に住み着いたご先祖様達の話しだと、たまに面白い異世界人がこの白鯨を見えるそうよ、実際の名前は遥か昔に消えたとか言われてるわ、あと大概私達を大和神国に居る妖怪や小物神………何だっけ?」
「八百万の神か?」
「そうそれと間違えられるのよ、失礼しちゃうわよ」
妖精と妖怪や付喪神は違うからな、しかも酒泉で見た妖怪は着物着てたぞ、グリーンのワンピース着た妖精とは違うけどな。
「妖怪や付喪神は大きさ違うし、どうしたら間違えるんだ? 精霊とかと、間違えてたりしてないな? 見た事ないが」
ミリスタが、何故か怒る。
「私達より小さいのと、間違えられても困るわよ! そもそも妖精と妖怪と精霊は違うのよ! そもそも異世界の…………………………」
何か異世界人が精霊を妖精扱いから、色々ご立腹らしい……たぶん原因はファンタジーの書き手とかによる、妖精の位置付けだろうな………どのみち人間からすれば妖精も精霊も小さい、しかも『ふた回り小さい程度』とクレアが教えてくれた、ふた回りも小さいと決定的な差だ。
ミリスタが喋り終わったので、脱線した説明を続ける。
「まあ正規の手順で来たら、魔法図書に何日掛かるかしらね、まあ禁書中の禁書は正規の入口に鍵があるから入れないわよ、確かそんな事を昔に聞いた気がするのよ」
禁書の中の禁書て事は、禁術魔法の類いか強力な魔法だろうな、一応ミリスタに聞く。
「それはどう言った部類なんだい?」
得意気に、ミリスタが答える。
「歴史と魔法の禁書の鍵の部屋は、歴史は魔王に成った異世界人や心優しかった魔族の王の伝承ね。
あと神が記載した書物とか在るらしいわよ、他にはこの世界とは異なる男女二人が世界を旅をした、この世界を形創ったらしい平行世界の冒険者の話しや異世界の少年が、地球の少女達三人と旅をし元カノの魂を救う旅とかね、たぶんマサと何か関係あったりしてね」
何かフラグ立った気がするな、結局それを読まないと成らんかも知れない、読む気は何かしないが。
ミリスタが続ける。
「魔法は魔王や邪神やこの世に成らざる者用の、最終決戦魔法かも知れないとか? まあ確かめたら。」
魔法だけ雑だな、鍵取りに行かないと無理だよね,まあ他のは見れるから良いか。
少し小腹が………てまだ三時前? あれ?
時計を見て首を傾げる私に,ミリスタが助言をする。
「この白鯨迷宮禁書図書館のフィールド内は、時間て概念が無いのよ……しかも今大和神国エリア飛んでるけど、このフィールドで二日以上滞在しても、外に出ると元の時間に戻るわよ」
浦島太郎状態に成りかねんなそれ。
ミリスタは続ける。
「それにこのフィールド内はゆっくりな時間だから、人間の体感で……………何だったかしら」
背中から小さい本らしきのを出して、確認している。
「そうそう、一時間の体感が実はフィールドの外に行くと、まったく変わらないらしいわよ実際白鯨は動いてるのだけど、まあフィールド内が特殊だから仕方無いわよねですって」
まあ沢山調べても、寿命とか色々減らないらしいしが生理的な事以外は、まったく問題ないらしいし膨大な時間が白鯨では無限にあるて訳だな、まあミリスタ達は年齢が進むらしいが、私やトムは時間が進まない時間が止まった世界的な、白鯨のフィールド特殊効果らしい、因みに色々な特訓や魔法実験や試射が出来るらしい、だが先に小腹を満たそう。
「先に軽く、腹ごしらえするか?」
トムがつまらなそうにしてたが、腹ごしらえと聞いて。
「山盛りご飯ですか!?」
何故そうなるトム、都合よく腹ごしらえだけ聞いたオチだろうが。
「ミリスタさん、台所てある?」
聞いた事をこの直後に後悔する。
「私達が料理するとでも? 私達の主食は蜜よ」
デスヨねぇ~
「じゃあ、あの麦畑は何なの?」
聞いてみたら意外な答えが。
「ドロップアイテムや、地上の食糧難支援用の麦畑よ、私達妖精のアイテム名のアイテムはら先人達の魔法調合やブレンドで、出荷してるわ気まぐれでね………前は食糧難やアイテムドロップ品を、沢山放出した時代もあったのよ、他に色々なカボチャやお米にジャガイモやニンジンに玉葱て、異世界人とか言ってるのを作ってるわよ」
小麦粉は、運良くを手に入れたんだな。
「それに大量に小麦粉やら、色々倉庫に貯まり過ぎて悩んでたのよ、お米は大和神国とは品種違うわね、そっちも人が食料窮地がほぼ無いから減らないわね」
品種は分からないが、消費期限や害虫とか、大丈夫なのだろうか? と考えてたら。
「一応時空固定倉庫だから、劣化とかしないわよそもそも、長くストック出来るからね」
何故わかったと聞いたら、「普通に言ってたわよ」と言われた……解せぬ。
私を見ながら、トムが隣で言う。
「たまに言ってますよ普通に、まあギルドでは言って無いですが、たまにダンジョンとか台所とかで言ってましたよ」
気お付けよう、色々と独り言。
「この店雑貨屋何だよね」
その問いに、ミリスタが答える。
「そうよ、数百年ぶりの店よ……で何が欲しいの?」
ホットケーキでも作るか、虫の巣窟とかで手に入れた妖精シリーズの小麦粉はミックス粉だったし。
「じゃあ妖精の小麦粉と蜜と………あと、ジャムあれば」
ミリスタが頭を傾げる。
「小麦粉と蜜は出せるけど、ジャムて聞いたこと無いけど、何かしら?」
妖精なのに、ジャムは作ってないらしい。
「果実を煮た物ならあった様な………」
頭を傾げながら、ミリスタがボソッと呟く。
「それ売ってくれ」
ミリスタが不思議な顔をしていたが、少し外すと転移装置らしき装置を起動させ、光に入って行ったミリスタが戻るまで暫く待つ事にした。
次回につづけ。
高貴なL様∶白鯨の設定て曖昧よね。
作者∶たまに、うっかり忘れる八兵衛。
高貴なL様∶……つまらない、ヤマダー! 作者のお菓子を全て持って行きなさい。
作者∶それだけは、御勘弁………お代官様!
高貴なL様∶誰が代官かぁー!!
この日飛び散る鮮血は、過去一だった。




