元新撰組隊員の会話
「お久しぶりです。副長。」
「おお、久しぶりだな。斎藤」
「久しぶり。副長。」
「元気そうだな。総司」
「遅れました。副長。」
「おお、新八」
「酒持ってきたぞ。副長。」
「佐之助」
「遅れました。副長。」
「山崎。中に入れ。」
「全員集まったな?」
「「「「「はい!」」」」」
「今日集まったのは他でもない、あのお方の事についてだ!」
「「「「「はい!」」」」」
「ボク達の新たな人生をくれた人だからね」
「総司の言う通り。すごい人だよ~」
「佐之~。酒くれ~」
「新八、余り飲みすぎるなよ」
「裸踊りはもう出来ん。切腹の跡が無くなったからな!」
「ちげえねぇ」
元新撰組の副長と隊員は酒を飲みながら話をしていた
「大丈夫ですか?。副長。」
「お前ら真面目にやれ!」
「そんな事言う土方さもショートケーキを食べてるじゃない?」
「黙れ、総司」
「副長、下戸だもんな」
「黙れ、新八。」
「副長、ショートケーキ食べていい?」
「佐之」
「あー!斎藤と山崎がショートケーキを食べてる」
「「………」」
「お前ら自由すぎる!」
「あの方から言われてるじゃん」
「総司」
「自由に生きろって」
酒を飲みながら新八が言う。
「俺達にそれが出来るか?」
「確かに」
「佐之」
「俺達だけだったら今頃いない」
「斎藤」
「副長。」
「何だ?山崎」
「探しませんか?姉御とジェラルドさんを」
「そうだな。………探すなって言われてねぇし………」
「ボクはいろんな所に行って探すよ」
「総司」
「「俺達も探すぜ」」
「佐之、新八」
「「俺達も」」
「山崎、斎藤」
「皆、姉さんとジェラルドさんを探す気満々ですよ。後は副長が決めて下さい。」
土方はゆっくりと皆の顔を見た。
「そうだな。彼奴らを探そう」
土方はニヤリと笑う顔を見て、沖田総司、永倉新八、斎藤一、原田佐之助、山崎丞は笑った。
何事無かったかの様に集まった新撰組の幹部は散り散りに散らばっていなくなった。
連絡手段は山崎丞が情報集めて、土方に届け会議を開く。
昔みたいに新撰組の屯所が有るわけが無いが、集まるのも大掛かりだ。だからか、それが面白いのか、皆、新撰組の時よりもいい顔をしている




